2005年4月10日日曜日

掲示板スレッドより「ナショナリズムに逃避する人々」



付属掲示板でずいぶん長く続いているスレッド。これもここいらで保存用として掲載しておきます。

ナショナリズムに逃避する人々 

1
 名前: アク 投稿日: 2002/12/19(木) 18:50
視点「ナショナリズムに逃避する人々」を拝見しました。
これは、みんなで議論するのがいいと、新しいスレッドにしました。

散人さんが危惧し、分析しておられる風潮を、私も同じく気遣っていま
した。平均的日本人は、なにか帰依するものを必要としている。それが
今なくなっている。そこで、なにか「日本的なもの」が魅力的対象に
なってきている。その通りだと思います。自分自身を寄り頼む、
いい意味での個人主義は、日本人には難しいのでしょうか。

最近、私も同じような問題意識から、姜尚中(カンサンチュン)と森巣
博の「ナショナリズムの克服」(集英社新書)をHPで紹介したりし
ています。この本で知った森巣博というのはすごい人ですね。ばくち打
ちが本職ですが、なかなかいい主張をして、いわゆるナショナリストと
に戦いを挑んでいます。

「日本国籍所有者という意味以外では、日本人なんてものは、ない」

というのが彼の主張です。ナショナリストたちの主張はexclusive=
排除・淘汰の論理であり、inclusive=包容。共生のの思想でない、と
鋭い指摘をしています。また

「排除と差別の論理によって少数者が抑圧される社会とは、じつは
多数者にとっても住みづらい社会である」

として、日本に住む者みんなが住みやすい社会を何度も想像し直して
作っていくことを主張しています。

この人の「無境界家族」(集英社文庫)はお薦めです。 


2 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/19(木) 23:05
僕は散人さんの視点やアクさんの「危惧」には共感を覚えないし、どちらかというと
古い時代のステレオタイプで今起きている現象を眺めているピントはずれな見方と
いう気がします。まず第一にナショナリズムですが、なんと言うかナショナリズムを
持つことは本来自然なことであり、どこの国でもどこの地域でも「健全なナショナ
リズム」を持つことは当然なことであるのに対し、日本ではGHQの刷り込みなのか
誤ったサヨク運動の影響なのか、この健全なナショナリズムを持つということ自体が
完全に否定され、日の丸・君が代さえが「保守反動の象徴」として忌避され、
たとえば官房長官の記者会見の場に日の丸を持ち込もうとすると共同通信の記者が
実力でこれを阻止しようとしたり、横浜市議会に市の条例で日の丸を掲揚することが
民主主義のルールを踏んで決められたのにもかかわらず、いざ日の丸を掲揚しよう
とすると「市民派」を詐称するサヨクが実力で市議会を占拠して議事を妨害する
みたいなことが、あたかも「正義の行動」であるかのように一部のマスコミに賞賛
されるという現象がずっと続いてきました。みんなうすうす「ちょっとおかしいぞ」
と感じているにもかかわらず、それに反論すると「おまえは右翼だ」「おまえの
思想は危険思想だ。ファッショだ。」というレッテル張りがずっと続いていました。
しかし良識のある人たちはずっと心の底で「やつらのいっていることはおかしい」
と思い続けていました。このある種の思想状況のゆがみが今ようやく正しい方向に
修正されはじめているだけ、つまり左に寄りすぎていた針が右に戻ろうとしている
だけで、まだ「危険だ」と思えるような状況とは程遠いと私は思っています。
この正常な過程にある事象でも、一番左にいる人たちにとっては「全部が右に
見える」のでしょうが、それはそういう人たちだけであって、大部分の人にとって
は、「ようやく世の中が正常化に向かいつつある」ように写っていると思います。 


3 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/19(木) 23:16
南京大虐殺について、あれは無かった、なんて本気で言っている人はごく少数で
大部分の人が「そうだろうな」と思っていることは、「数万人前後の虐殺(もしくは
弁衣隊の疑いがある一般市民を含む捕虜の処刑)はあったけれど、中国共産党が
主張しているような30万人の虐殺は不可能だし、ありえなかった」というもの
だと思います。当時の南京市民は20万人。周囲から難民がどんなに流れ込もうと
30万人を瞬時に虐殺することは物理的に不可能。だいたい当時はまだ正式に
戦争があったわけではなく、日本人の新聞記者、取材のために出張している作家、
西洋人のビジネスマン、旅行者が沢山南京にはいた。彼らの目の前で30万人も
虐殺したとしたら、当然巨大な死体の山が目に入ったろうし、その匂いだけでも
すごかったはずだ。その報告が基本的に何も無いのはどういうわけだ。それに
昭和40年の頃なら、当時南京に実際にいた作家や新聞記者はごろごろいた。私は
かねがねこういう新聞記者の生き残りに声をかけて座談会をやったらどうかと提案
していたが、だれも応じるものはいなかった。そしてこの生き残りが死に絶えて
死人にクチナシになった頃合を見計らってサヨクが朝日新聞とタッグを組んで
南京大虐殺キャンペーンを中国に迎合する形でやりはじめた。このタイミングと
その背後にある意図に私はかねがね不信感を抱いている」これは先日亡くなった
山本夏彦さんのコメントです。私は「日中共同で一体南京で何人死んだのか数え
あおうじゃないか」と呼びかける石原慎太郎東京都知事の呼びかけが一番まとも
な政治家のコメントのように思えます(この問題に限定してですが)。 


4 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/19(木) 23:24
日本におけるナショナリズム回帰というか、他の国では当たり前のことが日本でも
当たり前になる上で大きな役割を果たしたのが「サッカーの国際試合」であると
思っています。先日のワールドカップでも日本の神社組織が小学生に依頼して
作成した数万の日の丸が大宮で配られ週刊朝日のカバーにもなりました。サッカー
の国際試合ではどこの国も試合開始前に国旗に忠誠を誓い自国の国旗を凝視しながら
国歌を斉唱します。日本では「再び軍事ナショナリズム侵略戦争への道へと国民を
導く悪の象徴」とされた日の丸君が代がココでは人前で堂々と掲揚され歌われる。
他の国でも同じことが行なわれている。どこにやましいところがあるんだ。「おかしい
おかしいと感じていたが、やっぱり左翼教師の言っていたことは世の中の常識とは
かけ離れている」と日本の大多数の人が気が付いたのがサッカーだったと思い
ます。サッカーがキッカケで日の丸はどうどうと掲げられるようになったし、あろう
ことか海軍旗(旭日生まで日韓サッカーではスタンドで振られるようになっている。
まあこれも邪気の無い極めて健全なナショナリズムを取り戻す過程で起きている
当たり前の事象と私には思えます。 


5 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/19(木) 23:34
散人さんが危惧されるような欧州の右傾化と日本は同列には扱えません。なぜなら
金銭的に貧乏で誇れるものと言ったら爺さんばあさんが築いた過去の遺物しかない
欧州の若者と違い、日本の若者は凄いキャッシュリッチだからです。日本の徹底
した入国管理により日本の若者が労働市場で続々と敗北するほど中国人は日本に
流入していないことも(それでも随分増えましたけど)移民であふれかえる欧州
と決定的にことなる。要するに今の日本は東ドイツやフランスに比べてはるかに
ハッピーで恵まれているというのが公正でフェアな見方なんじゃないでしょうか。
人種差別が最も醜い形で現れるのはご指摘のように日本社会でドロップアウトした
最底辺の日本人が移民と労働市場で敗北した場合に生じますが、日本ではこういう
背に腹はかえられないという切迫した形での人種差別犯罪というのは、まだまだ
ほとんど発生していない。むしろ中国人に日本人がやられっぱなしで、みんな
困惑しているというほうが実態に近いのではないですか。ホストファミリーとして
中国人の学生を受け入れたら、その学生に一家が皆殺しにされたというのが大分と
中目黒でありましたが、この逆というのは寡聞にして知りません。散人さんの懸念は
取り越し苦労、いらぬおせっかい、杞憂だと思います。 


6 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/19(木) 23:44
植民地に対する罪業感という問題も私がかねがね日本のサヨクの自虐的志向に
疑問を感じています。韓国の併合というものは当時の国際社会の祝福の下、いわば
国際社会の承認を経て行なわれた正統な行為です。完全に合法な行為です。英国は
ロシアに取らせるくらいなら日本に併合させたほうが国際社会の安定につながると
してこれを容認したしアメリカも認めた。フランス、ドイツも追随した。それが
当時の国際社会のルールだったということだけでしょう。その後の統治の巧拙に
ついては大いに議論のあるところで石橋湛山の大日本小日本主義論というのも
ひとつの考え(効率論という観点)ですし、後藤新平の思想もひとつの考え方です。
でもそれは要するに植民地を如何に統治することがよかったが問われているのであって
韓国を植民地とすることがそもそも間違っていたという視点とは全然異なります。
当時の韓国の行動はどうみても弁護出来るものではなく、世の中の情勢が見えて
おらず己のポジションも見えておらず、日本が備えた実力も評価できず要するに
手前勝手な自己中心主義であること今の金正日に非常に似ているといったら言い
過ぎか。そして日清露を天秤にかけて手玉に取るつもりが結局日本にクチャッと
握りつぶされて終わってしまったというように私には思えます。 


7 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 00:07
西欧人は植民地に対して原罪意識というものをそもそも持っていません。賠償は
勿論謝罪だって基本的にしていない。したとしても口先だけ。彼らにとって植民地
支配とは遅れた劣等民族に優れた白色人種の文明の恩恵を施す一種の福祉行為であって
感謝されこそすれ恨まれるなんて想像もつかない。恨んでいる奴がいたとしたら
それこそ親の恩子知らずの類だという整理になっているんじゃないですか。
「たとえばイギリスの教科書にはイギリス人の非は一切書いていない。むかし
イギリスが世界中に植民地を持ったのは、南アフリカでは酋長に懇願されたから
であり、エジプトでは王さまの苦しい財政を支援するためであり、インドでは
貧しいインド人の幸福を願ったからであるという。どの教科書にも同じことが
書いてあるからイギリスの青少年は今でもそう信じている。あまりのことに
日本人と中国人は笑うがイギリス人は笑わない。むしろ大真面目である。誰が
自分の失敗を自分の非を自分の子どもたちに伝たがるだろう。伝えないで隠すのが
自然で、自然であるのは健康な証拠である。個人がそうなのだから国家もそう
なのである。だから己の非を喜んで書く日本の教科書は不自然で不健康でイギリス
の教科書は健康なのである。だから私は健康というものをほとんど憎んでいる。
しかし、おお、人間というものは健康でないと生きていけないのである。そして
すすんで己の非を言い募るものは、尊敬されるどころか被害者からも蔑まれなめられる
のが人間なのである。」これも故山本夏彦さんの言葉です。ベルギーでもフランスでも
彼らの植民地支配は「文明を施しにいった福祉行為」と教えられているそうですね。
それがグローバルスタンダードなら日本もそれに従ったら如何でしょうか。 


8 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 01:17
中国に対する反感も、朝日新聞が主導した過度の媚中的姿勢に国民の間に不満が
高まっているtころへもってきて、火に油を注ぐような形で江沢民が尊大傲慢無礼な
発言と態度に終始したことから国民の反中感情が爆発。「何時までも下手に出て
いればいい気になりやがって」とこうなったのではないでしょうか。それも
行き過ぎたナショナリズムや中国蔑視感情の放出というより、今までの過度の
ご遠慮、低姿勢、媚中から大人の関係に正常化しただけの話であっていまのところ
何も問題はない。岡崎久彦さんなんか「江沢民が主席の座を去るのは惜しい。彼こそ
歪んだ日中関係を正常化することに貢献した最大の功労者。ああいう倣岸無礼な
顔つきをした憎まれ役が中国の顔でなくなることは実に残念。もう少し中国の
顔として全面に居続けて欲しかった」なんて言っています。 


9 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 01:37
ナショナリズムへの逃避というのは競争を忌避するフランス人にはあてはまっても
日本人には当てはまらない。日本人が自信喪失になっているなんてのは自虐的
世の中真っ暗報道がご趣味の一部マスコミが捏造した誤ったイメージで実際には
日本人はそんなに悲観していないのではないですか。燃料電池車の実用化も
世界で日本が最初。DVD、カメラ付き携帯、iモード、プラズマディスプレイ
テレビ、デジタルカメラ。90年代にも日本は世界がうらやむ新製品を続々と
世の中に送り出している。ヨーロッパが世の中に送り出したものはなーんにも
ない。出したのはユーロとISOだけ。どちらもこれは政治の産物。そこへいくと
日本はまだまだいろんなもの、便利なものを世界に送り出している。創造力が
ありますね。何よりも豊かで活気がありますよ、日本は。渋谷なんか特にそう。
東京で今一番活気がある街は渋谷ですね。次が原宿かな。 


10 名前: 遠藤 投稿日: 2002/12/20(金) 06:42
他国の非難を受け流すためにわざと「富士山・芸者・ちょん髷」の卑下した
イメージをアピールする話が筒井康隆にありましたが、吾が身の存在感を
希薄にして実利をとる鎖国感覚は未だに払底されずに日本人にはあるので
しょうね。 


11 名前: 余丁町散人 投稿日: 2002/12/20(金) 10:08
ナショナリズムってのは、はっきり言って「古い」だよなあ。

21世紀はナショナリズムが後退する世紀となる。

田中明彦『新しい中世』は10年前の本だけれど、彼は良く流れを把握している。

グローバリゼーションというのは、結局、いい意味での「中世」に戻ると言うことなの。

流れに逆らってもがいている連中がナショナリストというわけ。 


12 名前: アク 投稿日: 2002/12/20(金) 10:43
やあ、塩津さん、たくさん書かれましたね。

ほとんどが、余丁町散人さんが「視点」にこの問題提起をされるきっかけになった
ネット上に氾濫している典型的ナショナリズム過激派の主張の繰り返しですが。

今、ゆっくり書いている暇がないので、2,3質問をしておきます。

・日本人である以前に、俺は俺だ、というアイデンティティを持った上での日本
ナショナリズムの主張なのでしょうか。それとも、日本ナショナリズムに立脚
してはじめて、自分のアイデンティティが確立できるのでしょうか。

・ナショナリズムの核にあるものは何なのですか。ほとんどフィクションでは
ないですか。日本国という国家意識も、日本人という国民意識も、たかだか明
治以降の、上から与えられたものに過ぎないという事実はお認めになりますか。

・ナショナリズムが存立しうるとして、余丁町散人さんのご子息のような方が、
共有できるようなものでなければならないと思いますが、どうお考えでしょうか。

取りあえず。 


13 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 10:45
日本で起きていることは「不当に抑圧されていた国家意識」というものが回復
されている過程であって、日本以外のエリアでいうところのナショナリズムの高揚
とは全く別次元のことだと理解しています。田中さんの「新しい中世」も読みましたが
中世の時代は国家は国民には何もしなかった。衛生管理もゼロ、社会保障も医療
保障もゼロ。税金も極めて低率で国境なんて無きに等しかった。国家が国民の
面倒をみないのだから国民に国家意識が薄かったのは当たり前ですね。僕なんか
結構財産作っているんで、無税国家・社会保険無し国家(要するに全部自腹の
地獄の沙汰も金次第国家)に成ったが得な気がしてきているんで、そういう意味では
中世賛成論者かも。 


14 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 11:45
ナショナリズムという言葉の定義とかの細部にこだわり始めると議論のための議論
になるような気がしますね。要するに「共同体の構成員としての連帯感」みたいな
ものじゃないですか。誰でも同じ学校出身なら愛校新がある、母校愛がある。
同じ会社にいれば愛社精神がある。それと同じで同じ国に生きていれば一種の
運命共同体であって共同体の構成員としての「共通の利害関係」をもっている。
だから共通の利害にあだなす外的脅威に対しては共同で対処する。その程度の
「柔らかな連帯意識」みたいなものじゃないでしょうか。国家というものは
欧州中世の城塞都市が外部に拡大していったようなものではないかと。だから
フィレンツエとジェノバがそれぞれの旗を持ってサッカーで盛り上がるみたいな
感覚で日本があり、日の丸があると。まあ、その程度の認識が健全な共同体意識、
健全なナショナリズムだと思いますけどね。それは一種のクラブ組織であって
クラブに所属してその庇護やベネフィットを享受する以上、クラブの規約や慣習を
尊重するのは当たり前で、勝手にクラブに入ってきてクラブ施設は勝手に使うくせ
にクラブのルールは無視するはクラブの施設は破壊するは、クラブの会費ははらわ
ないは、という要するにフリーライダー、秩序の破壊者であれば出て行ってもらう。
そんなイメージですが。 


15 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 11:51
日本クラブへの加盟の作法は、堺屋太一なんかは相撲をよく引き合いに出しますね。
人種や出自は関係ない。日本の伝統に従い、作法を尊重する限りに於いて、門戸は
常に開かれている。「オレはちょんまげはいやだとか、俺はふんどしは恥ずかしい
とか、オレは覆面相撲レスラーとしてデビューしたいとか、そういう勝手は許され
ない(そこがプロレスとの違い)」これが嫌なら「出て行ってくれ」ということで
しょうかね。私自身、こういう社会慣習による縛りがあまり好きではないほうで
すが、どうも日本人全員の平均的意見は「昔ながらのやり方にも、それなりに
意味がある」というもので、それはそれで尊重すべきなのかなと思っています。 


16 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 14:58
アクさんが指摘されている「たかだか明治以降の」ということはその通りだと
思いますよ。そして明治以降急速に人工的にナショナリズムを生成し軍隊を組織
したから日本は日清戦争で前近代的な寄り合い所帯だった清国軍を撃破して巨額の
賠償金を金塊で受け取ることに成功し近代国家の礎を固めることが出来た。この
賠償金によって八幡製鉄所も出来たし日本が金本位制に参加するための準備正貨
も確保することが出来た。自己中心で時代の変化が読めなかった中国は日本に
コテンパンにやられ、金塊も巻き上げられて国家が破綻し植民地化の混乱の中に
突き落とされ清朝が崩壊していく一方、時代の変化を読みきり国家システムの改造
に成功した日本は清朝を打ち破って急速な近代化を進めやがて世界第2の経済大国
へと進む基礎をこの時期に固める。偉いもんですね。すごいもんですね。数千年の
歴史も、決定的な「人類の星の時間」での対応を誤るとかくも重大な結果を招く
という典型的な事例だと思います。中国人の過剰なる自信が招いた自業自得の瞬間
ですね。そのつけを今も中国人は払わされている。不健全で自省を欠いた思い上がり
は中国人の業病みたいなものかもしれません。 


17 名前: 余丁町散人 投稿日: 2002/12/20(金) 15:45
あのねえ、塩津さん。相当ストレスが溜まっているようだけれど、
「ガス抜き」なら他でやってくれない?

サラリーマンはフラストレーションが溜まってたいへんみたいで
同情申しあげるけれど、聞かされる方は堪ったもんじゃない。 


18 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 16:19
ストレスじゃありません。真剣に考えている結果を問うているだけです。
私はどっちかというとストレスフリーの生活を送っていますよ。 


19 名前: 余丁町散人 投稿日: 2002/12/20(金) 17:12
だったら、腹の中に溜まっているらしい、その醜いどろどろしたものを、
反吐みたいに吐き出すのはやめて欲しいな。

テーブルマナーに反するよ。 


20 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 21:53
随分汚い表現ですねえ。人皆飾って言うと山本夏彦さんはよく言っていましたが
私は「とぎにといだ大吟醸米」のつもりなんですが。一切の虚飾と無駄を排した
骨太の真実。誤った箇所があったら是非ご教授いただきたい。私はそれを待って
います。 


21 名前: アク 投稿日: 2002/12/20(金) 22:29
塩津計さん、
一日中外に出ていました。

やっぱり塩津さんのお考えは、私が#1で書いた、exclusiveの論理ですね。
この考えは、必ず差別を産みます。それでは、社会全体を包み込んで、よりよい
社会を目指す、みんなの納得する国の姿をえがくことは難しいでしょう。

先日欧米人のことを口汚くあざけっていました。同じように中国や朝鮮の人を
見下して言うのでしょうね。そのような言い方は人間として間違っていますし、
そんな考え方では、国際社会でやっていけません。先日米国一辺倒をいって
いました。心の中で馬鹿にしながら、パワーポリティックスの判断から従う。
そんな卑屈なつき合い方では、相手からも尊敬されないでしょう。なんだか、
塩津さんのものの言い方自体が、破綻しているように見えますが。 


22 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 22:59
おっかしいなあ。なかなかお話がかみあいませんね、アクさん。もしアクさんの
説が正しいとすると何かというと他国を口汚くののしり、口だけでなく手まで
出して死人が多数出てしまう欧州諸国はどの国も国際社会でやっていけませんし
国際社会で尊敬されないことになってしまいますね。オランダ、イギリス、ドイツ。
フランスのジスカールデスタンなんか恥ずかしげも無くトルコを明確に差別する
発言をEU会議でほざいて恬として恥じていません。ジスカールデスタンは
フランスの石原慎太郎ですかね、そうすると。今NHKのW杯名場面集も見て
いたんですが、スタンドが日の丸とジャパンブルー一色。みんあ頬に日の丸の
ペインティング。思いだすなあ、あの興奮。スタジアムが一体になってひさびさに
日本が盛り上がったあの瞬間。老いも若きも心をひとつにして叫ぶ「ニッポン、
ニッポン」の大歓声。そして同時に思い出したのが、ニッポン、ニッポンと叫んで
いた日本の若者が、日本が破れ去った後もスタジアムに押しかけ今度はイングランド
のベッカムやブラジルのロナウド、イタリアのトッツイやデルピエロにそれこそ英国人、ブラジル人
らのサポーターと一緒になって外国チームを応援したこと。これに一番おどろいた
のは英国人で「外国チームを応援するなんて英国では考えられない」のだそうです。
そういえば韓国イタリア戦は誤審で大もめにもめたんですが、その時韓国のサポーターが
放った罵声は「黙れイタ公」「アズーロに死を」「今日はイタリアの命日だ」
これには日本人の相当多くが「非常なる違和感」を覚えた。飯島愛なんか「韓国人の
マナーの悪さサイテー。もう絶対キムチなんか食べない」と激怒し、ネットでも
韓国に対する罵声があふれかえったものです。こういうのが「危険なナショナリズム」
であって、私も反吐が出るような嫌悪感を催します。韓国人なんかこの調子じゃ
100年たっても国際社会でやっていけないし尊敬なんか絶対されませんね。
そこへ行くと日本の健全なナショナリズムはホント健全だなあ。そう思いませんか。
多くの外国人が日本人のマナーのよさに好感を抱き、韓国人のマナーの悪さに
嫌悪感を抱いたといわれています。W杯の前から外国人の評判は日本◎、韓国X
でしたけど、私もどうして韓国人があちこちで嫌われるのか少し分かった気がしました。
こういう「真実」は日本人はなかなか言わないもんナア。 


23 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 23:24
なんかアクさんのexclusive、Inclusiveの善悪2分論は議論が大雑把すぎませんか。
この座標軸だと、何はともあれ仲間意識にしろ同郷意識にしろ排他的グループは
全部アクで存在すら許されないものとなりませんか。それはそもそも人間という
ものを否定しているような「非現実的」な呼びかけに思えてなりません。思うに
人間の社会も人間と同じで、どの国もどの社会も「異物排除」という防御装置が
組み込まれている。そしてどうしてもなじめないばい菌、BAD CHEMICALという
ものも存在する(A型とB型の血液を相互に輸血できないような感じでしょうか)。
異物が侵入してくると必ず白血球は作動するし、免疫機能も作動する。そして
時には死に至るケースもあるが、多くは高熱を出しながら体内に抗体を形成し
徐々に免疫力をつけて侵入した異物に抵抗力を身につけ無害化していく。でも
ショッチュウ高熱を出していると体本体が参ってしまうので(脳は高熱に弱い)
やはり出来るだけ異物のない、ばい菌のないクリーンな環境を求めるのが人間の
常。つまり同類で寄り添うのが人間には一番気持ち良い。こんなイメージです
かねえ。アメリカは数百年かけて免疫力を身につけて来ました。しかし欧州は
「このままだと常時移民を補給し続けるアメリカに負けてしまうという焦りから
無理やり屁理屈重ねて移民を受け入れようとしている。しかし米国が経験した
凄まじい異物排除の歴史を思うと、欧州がこのまますんなりとイスラム教徒と
共存し、アクさんのいう「開かれた社会」を形成していけるとはとても思えない。
このままだと、きっと凄いことになる。だからジスカールデスタンなんか「この
辺でやめとけ。もうイスラム教徒と付き合うのは真っ平。ヨーロッパとはキリスト
教国の排他的クラブだ。トルコを混ぜたら欧州は崩壊する」なんて白昼堂々
平然と言ってしまう。きっと本音でしょう。アメリカ人なんか「欧州人の本音が
ついに出た。何時も何時もエラソーに説教たれていたくせに」と、もう大喜びで
欧州非難のボルテージを上げています。「差別はいかんよ、ヨーロッパ人の諸君」
というわけです。 


24 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/20(金) 23:33
アクさんのパワーポリティックスの部分に引っ掛けていいますと欧州の外交官が
言った言葉が思い出されます。「国家と国家の間には友情など存在しない。ただ
利害関係があるだけだ。」忘れられない言葉です。でも私が敬愛してやまない
高坂正尭さんは「全てを利害関係に引きなおして考えるような政治家はけして
上手くいかない。あいつは今何を狙っておれのところにきているんだ」なんて常に
考えるような政治家や外交官は決して上手くいかない。偉大な政治家には、どこか
かわいらしい、人の良いところがあるものだ。政治家と政治家が取り結ぶ友情や
信頼関係というものは確かに存在するし、これは非常に重要な役目を果たすものだ」
とも言っています。これも印象に残る言葉です。国と国が付き合うということは
非常に難しいものがありますが、答えはおそらくこの両者を混ぜ合わせて高坂
フレーバーを非常に強くしたあたりにあるんでしょう。ちなみに私は外国人とは
誰彼と無く個人としては人間としてお付き合いしています。仕事柄去るもの日々に
うとしみたいなところもありますが、マレーシアやシンガポール、タイ、ベトナム
にはそれなりに敬愛する友人というものはいますよ。アルゼンチンにもいるかな。
勿論アメリカにもね。 


25 名前: アク 投稿日: 2002/12/21(土) 09:17
塩津計さん、みなさん、おはようございます。

今日はこれから、水戸の本拠地へ移動しますので、また、ゆっくりお話しましょう。
この話し合いは、ほとんどお互いに生産的な部分はなさそうですが、聞き飽きたよ
うなナショナリストの主張に反論するがいいか、無視するしかないか。もう少し
塩津さん相手に話してみようかと思っています。いい反面教師というか、分析対象
として楽しめる面もあるかな、といったところです。

一つ、スポーツの場面でのノー天気な自国贔屓の気分と政治の場面でのナショナリ
ズムを同列に考えてはいけません。もっとも私は、スポーツの場面での自国オン
リーの報道が嫌で、W杯の間、完全に外国に逃避していたのでした。 


26 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/21(土) 11:36
だんだん分かって来たような気がするんですが、アクさんが憂えているような
「政治の場面でもナショナリズム」なんてものは、そもそも私は持ち合わせていないし、議論も
していない。私が「そんなの杞憂ですよ」「過剰反応ですよ」と言っているのは
私が言うところの「柔らかな愛国心」アクさん言うところの「ノー天気な自国
贔屓の気分」という、議論の対象のねじれがあるのではないでしょうか。私の
認識は、アクさん言うところの「ノー天気な自国贔屓・愛国心」すら、クソも
ミソも一緒で「危険な政治的ナショナリズムの萌芽」として抑圧されてきたことは
どう見ても間違っていて、その間違いに今大半の人が気が付き始めていると。
こういう「ノー天気な自国贔屓気分」こそを私は「健全なナショナリズム」と
呼んでいる。そしてそれをとやかく言うことは無いではないか。議会にも日の丸を
掲げようよ、海上自衛隊ももっと国際社会への貢献に使おうよ、イージス艦も
インド洋に派遣しようよ、別に侵略に行くわけでもあるまいに。と、認識している
分けであります。如何でしょうか。 


27 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/21(土) 11:38
僕は何も隠さず全てをさらけ出していますんで(腹のそこにたまった醜い反吐含め)
アクさんのような高い知性を持った方に本気で分析していただくことは大歓迎です。
どうぞよろしくお願いします。 


28 名前: 遠藤 投稿日: 2002/12/21(土) 22:25
西洋蹴鞠の祭典で挙国一致の昂揚感を感じる事には非常に違和感があります
ね。そもそも観戦という代理行為での連動感情には忌避感しかありませんが。 


29 名前: アク 投稿日: 2002/12/22(日) 06:26
塩津計さん、

いっぱい問題があって、何から手をつけたらいいか、とりあえず、exclusiveの
ことから始めましょうか。たしかに大ざっぱです。しかし有効な判断基準を与え
てくれるものです。

例えば,#16に書かれた中国人蔑視のお考えは、塩津計さんに強いexclushiveの
兆候が見られるというふうに。だいたい日清・日露に時間軸を戻して、そこから
現代を見るというのが、現行日本ナショナリストのアナクロなところです。

雑誌TIMEが、最近号で2003年予測特集をやっていますが、アジアでは、日本の
時代は去った。これまでの日本の役割をこれからは中国が果たすことになる、
というのが基調の見方です。塩津さんの日清で塩漬けになっている中国観では、
とうてい現代に対応できません。時間軸を戻したいという、はかない試みが
ナショナリストの特徴のようですね。

もっと柔らかくものごとを考えましょう。いろんな考え方があるのです。それ
が、対話と利害の計算をし合いながら、動いているのが現代です。アメリカの
政権内部でも、いろんな意見がしのぎを削り合い、世界諸国の反応を見ながら
動いていっているのです。ヨーロッパ諸国も同じです。みんなばらばらです。
それでいて、まとまるところへまとまっていっているのです。

またexclusiveに戻りますが、アメリカ政界でのロット院内総務問題など、日
本ではあまり注目されていませんが、右だといわれているブッシュ政権下です
ら、あのような人種差別的発言が咎められ、政界を去らざるをえなくなる。そ
のように、アメリカ人は獅子身中の虫であったexclusiveな考え方を、50年
代から悩み抜きながら超克してきているのです。もちろん裏にはどろどろした
ものがありますが、アメリカの良識ある人は、この虫を完全に腹から追い出し
ているのです。それだけアメリカ人が政治的に成熟してきているのです。

スポーツにおける自国贔屓を、ナショナリズムに結びつけるのは止めましょう。
そういうものを、いつの間にか、政治的なものに誘導したいのが、ナショナリ
ストの腹なのかもしれませんが、日本人はそれほどばかでなくなっている、
あるいは腰抜けになっているのでしょう。#22で書いておられる日本人の紳士的
対応(私はいませんでしたので、知りませんが)がそのことを表しているではな
いですか。

とりあえず、こんなところで。これだけ書いたのも、塩津さんが、反吐を吐き出
すようなもの言いを、散人さんにたしなめられて、修正してこられたように思うか
らです。再び、言っても無駄、というような気分にさせないでください。 


30 名前: 余丁町散人 投稿日: 2002/12/22(日) 10:32
排他的感情とは、誰もが心の奥深くにドロドロと持っているものだと思います。

誰もが持っているものだから人間の本来の感情であると開き直るのではなく、
誰もが持っている恥ずかしい邪悪な一面であり克服しなければならないという
認識をまず持つべきだと思います。

今朝の新日曜美術館でアウシュビッツで殺されたユダヤ人画家の絵が紹介されて
いましたが、人間は放っておくとああいうことまですると言う事実を忘れないこ
とが出発点じゃないかしら。

「悪人すら往生する」といいますが、自分が悪人であるという自覚なしには
悪人も往生しません。 


31 名前: 漫歩犬 投稿日: 2002/12/22(日) 12:45
> 誰もが持っているものだから人間の本来の感情であると開き直るのではなく、
> 誰もが持っている恥ずかしい邪悪な一面であり克服しなければならないという
> 認識をまず持つべきだと思います。

そうです。でも、何故か、ああいう人達は、そのような気持ちを改善、昇華するということを一切考えずに、むしろ、追認あるいは正当化の方向へ向うんですよね。

この発想が、日本の過去(特に戦前)を全て追認あるいは正当化する発想とみごとにリンクしているのです。

でも、同じ過去でも戦後から今日まで続く復興日本の過去には冷淡で、むしろ、自虐史観とか平和ボケとかいういつものお手軽標語を多用して罵ってきますわね。

弱肉強食が世界の理だといって100%追認してしまったら、人間と動物の境が無くなりますわん。
御自分の感性は動物並であると宣言することが、何故にそんなに自慢なのだか、さっぱり理解できませんです。 


32 名前: 漫歩犬 投稿日: 2002/12/22(日) 13:16
ついでですが、いわゆる「ナショナリズムに逃避する人々」の他国憎悪、つまり xenophobia は、彼等自らの心の内から発生するのではないか、と私は疑ってまして。 

「初めに憎悪ありき」で、憎む理由は後から見つけてくるのではないかと。
ぶっちゃけた話、単に私的に抱え込んだ大いなる鬱憤を「愛国」を隠れ蓑にして発散したいだけなのではないか、ということです。自分の国を愛する心が他国を憎む心といつもセットになっているのは、そういった経緯からではないでしょうか。

アメリカ・インディアンの教えに、「自らに自信を持つことを教えられた子供は他者をも敬う」というような一節があったと記憶していますが、そのテンプレートを適用した場合、どういうことになんのかなー・・
なんて漠然と想像しちゃって。 

つまり、「他者を敬う心」を持ってない人達の精神形成はどのようになされたのかとか、その人達の現状は幸せなのか不幸せなのか、とか。そういったことに強い興味を抱いてます。

自己申告はあんまり当てになりませんわね。
程度の差こそあれ、負け惜しみとか強がりを行うのは、不幸せな人達の常ですから。 


33 名前: 遠藤 投稿日: 2002/12/22(日) 17:31
阿部謹也さんの社会学なぞでは日本人には「世間様」レベルのナショナリズム
しかないそうですが、日本列島を網羅する民族歴史的なアイデンティティを確
立するには単なる他者(他国)の認識だけでは不十分でしょう。

他国を糾弾するより先に、モンゴロイドや照葉樹林文化などの自分達(日本人)
の由来を探索すれば錯綜するジーンとミームの流れの中で独自でありながらも
無縁ではない他国を逆に知る事になり「他者を敬う心」も自ずと醸成されるの
ではと思います。 


34 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/22(日) 18:46
アクさん、こんにちは。

#16がどうして「中国蔑視」となるのか、全く理解できません。全て事実では
ないですか。日本が近代化を完成させ、時代を見誤った中国の没落を決定づけた
歴史的瞬間を、ただ平板に記述してあるだけのように思いますが。

雑誌TIMEは勿論、アメリカや英国の雑誌はあらかた目を通していますが、
こういう雑誌の論調は「日本の新聞の自虐的自己分析を鵜呑みにした軽薄な
分析」という一面があることにお気づきになりませんか。日本のマスコミには
「日本人はほめるとすぐのぼせ上がって頭に乗るので叩いて叩いて丁度良い。
子どもは殴って育てろ。」みたいなところがあるんですね。日本経済新聞なんか
特にその傾向が顕著です。あと、成功者がとかく自慢話をしたがるアメリカの
風土と違い、日本では成功し大儲けしても絶対に自慢なんかしません。すると
まず税務署が飛んでくる。そしてマスコミは「生意気な奴」として思い切り
あら捜しを始める、足を引っ張りにかかる。だから日本のマスコミ、雑誌、新聞
には「一時は羽振りが良かったが結局失敗した」「会社を首になり明日から
どうして良いか分からない」といった庶民の同情を買う話ばかり(同時にウダツの
あがらない庶民一般にコイツラよりは俺の方がまだましだ、とささやかな自尊心
をくすぐる大衆迎合という面もある)。今から思うと日本が高度成長の真っ盛り
だった最中に小松左京が書いた「日本沈没」という終末小説が大ヒットしたり
(堺屋太一が書いた「油断」もこのたぐい)したのも、この日本人の自虐思考
をよくあらわしているんですね。そして日本語をなまかじりした外人さんが
真に受けてしまう。そして西洋に根強い「日本軽視」「日本蔑視」のステレオ
タイプがこれを補強するおなじみのパターンが出来上がります。そして肝腎の
日本人なんですが、本当に自分の将来を悲観しているかというと、実は大半の
日本人は、こんなの真に受けていないのですね。アンケートなんかで聞かれると
とりあえず世間体もあるんで悲観してますなんて書いちゃうのですが、心の中では
「でも何とかなるだろ。だって日本だもん」なーんて考えている人が大半。
そして結構みんなで飲みに行ったりもしちゃう。そして自分の仕事は一生懸命
やってやっぱり着実に成果は上げているんですね。

私が時々書くのは上記のような内外のマスコミに対するアンチテーゼであって
中国蔑視とか韓国蔑視なんかとは程遠いものというのが私の「自己認識」です。
世間一般に流布する無責任な「中国礼賛論」「中国脅威論」への「もうひとつの
見方(複眼志向)」を提示しているのです。

私のナショナリズム認識はスポーツにおけるナショナリズム以外の何物でも
ありません。どうもアクさんは、もっと重大で危険な風潮がじわじわと世の中に
広まっていて私もその感染者の一人(というよりその代表)とお考えのようですが
たとえば「万世一系」「八紘一宇」「神州日本」なんて、いまどき誰が信じますか。
私の太平洋戦争感は、「はじめから勝てもしない戦争なんかやって、なんて
馬鹿なことをしたんだろう」「なぜ日本人は、当時の戦争責任者をもっと断罪
しないんだろう」「極東軍事裁判が占領軍による押し付けなんていう奴らに
言いたい。『それなら全員無罪かよ!』日本人の日本人による日本人のための
極東軍事裁判を開こうじゃないか。今からでも遅くない。石原莞爾なんかも
死刑なんじゃないの」というものです。もしご存じなければご参考まで。 


35 名前: アク 投稿日: 2002/12/22(日) 20:20
塩津さんの表現には、話を面白くするためなのか、わざとらしい大げさな表現を
多用されますね。だいぶ慣れてきましたが、赤新聞の記事でも読んでいるような
気がして不快です。もっと穏やかに話し合いましょう。

アメリカなどの一流のジャーナリズムは、センセーショナリズムを押さえて、客
観的な情報を伝えるか、あるいははっきりとした主張を述べるか、しっかりして
いて、日本のいい加減な報道を鵜呑みにするようなことがあるとは思えません。かの国では
戦略分析は非情に行われていて、そのベースとなる報道で見通しを誤るような
ジャーナリストはすぐに淘汰されてしまいます。たくさんあれこれ読んでおられ
ても、そのへんがわからないのは、いつも我田引水の読み方をしているのでは
ないですか。

日経は、情緒的報道に走りがちが日本の新聞の中では、最も客観的な事実報道に
徹している良質な新聞だと思っていました。見る人によって、こんなにとり方が
違うものなのかと、あきれます。

昨日の夜、フジテレビの「中国からの贈り物」という2時間半番組に、見るとも
なく、という程度に付き合っていましたが、感心しました。中国の若い人たちの
中には、実にしっかりと自分の国と、第2の母国とした日本の将来を見据えて、
いい企業活動をしている人がいるのです。しかも女性。それをフジテレビが、
7,8年がかりの取材活動を続けた結果の特番で報じている。フジもたまに
はいいところもあると思いました。ごらんになりませんでしたか。

日本の地盤沈下は、日本の識者が気づき、警告を鳴らし始め、政と官ががやっと
遅れて対応しはじめるより、ずっと前に欧米では指摘されていましたね。わたし
なんかは、科学技術という別の世界にいて、こちらのほうはベクトルは上向きで
したから、なんでこんなことを言われるのだろうと思っていましたが、その後、
その通りに進行しています。そして、いまだに出口が見えない。ナショナリズム
を鼓舞してもどうにもならない。ある程度落ちるところまで落ちなければ、仕方
がない。世界中がそう見ている。日本抜きというようなことも、だいぶ前から
言われていますね。日本がどうかなっても、なんとか世界経済は持つようにしよ
う、と、その対策まで講じている。

日本人が自虐か自慰かなんて言い合っている場合ではないんじゃないですか。 


36 名前: 余丁町散人 投稿日: 2002/12/22(日) 21:42
>いわゆる「ナショナリズムに逃避する人々」の他国憎悪、つまり xenophobia は、
>彼等自らの心の内から発生するのではないか

コンプレックスだと思います。つまり西欧文明に対するコンプレックスが
「なんだあんなもの」という屈折した反発となり、そのくせ近隣国に対しては
「あいつらに較べれば俺たちの方がより西欧的だ」との優越感になって行く。

ところがどちらの場合も一対一では負けそうなので、「数を頼む」というか
全体では強いんだぞとGDPとか持ち出さざるを得ない。必然的に「群れる」。

ナショナリズムとか排他主義とかは基本的に弱者の論理だと思っています。

自己満足が強く、危機が見えていてもまだ大丈夫だと空威張りをしていますが、
このままでは落ちる一方なので、落ちるところまで落ちれば気がつくかも知れないのですが、
その場合でも「あいつのせいでこうなったのだ」と誰かに責任転嫁をするので
しょうね。己の現実の姿を鏡で見せつけられると「聞き飽きた、しつこい」と怒る。

特殊な例ですが、戦後のアルゼンチン人の行動様式ととても似ています。

中国人はコンプレックスがないので、その点遙かに安定しています。 


37 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/22(日) 22:57
アクさん、こんにちは。まずはジャーナリズム論から行きますか。確かに日本の
ジャーナリズムに比べ米国や英国のジャーナリズムの方が質が高いものが多い
ように思えます。少なくとも記者クラブという談合組織で守られて競争を制限して
いる日本の翼賛体制よりはずっとましのように思えます。但し、アクさんが思う
ほどは彼らのレベルも高いものではなく、所詮はブンヤの集まりという気も
私には思えます。少なくとも「彼らの戦略分析は非情に優れている」わけでは
必ずしもいえないことは体験的に身にしみて知っています。

日米貿易戦争華やかなりし頃、米国のジャーナリズムがこぞって日本のロボットの
特集を組みました。曰く「ロボットこそが日本の産業競争力の秘密である。大量の
ロボットの導入こそが彼らの信じられないようなコスト競争力の源泉である」と
いう分析でした。「ロボットがロボットを作る」富士の裾野にある富士通ファナック
の無人ロボット工場なんかは「究極の工場」として盛んにテレビ取材の対象にも
なっていました。やがてこれを鵜呑みにした米国のMBA出身経営者たちは狂った
ように日本からロボットを輸入し始めます。あるいは富士通ファナックや川崎重工
と提携してロボットの合弁工場を作ります。そして大量のロボットを生産ラインに
配置し、製造設備を一新しました。でも何時までたってもアメリカの工場の生産性
はそんなに上がりませんでした。なぜでしょう。答えは簡単です。終身雇用がある
日本ではロボットは危険な仕事を肩代わりしてくれる頼もしい相棒・友人として
工場内で受け止められていますが、アメリカでは「異質の侵入者」として受け
止められました。なぜならロボットが一通り仕事を覚えると同じ仕事をしていた
労働者は「おまえにはもう用がない。出て行け」といわれたからです。ロボット
も人間が仕事を教えなければ何も仕事は出来ません。しかし仕事を教えれば自分が
クビニなる相手に誰が一生懸命仕事を教えましょう。こうして日本を打倒する為の
起死回生の工場は21st century nightmereと呼ばれる悲劇の工場になりました。
中では故障したロボットが打ってはいけない場所に機関銃のようにリベットを
打ち続け次々と不良品の山が築かれていたという話です。

なぜこうなったか。アメリカ人はマスコミにもその責任の一端があるとしています。
要するに頭の悪い猿真似しか出来ない日本人がアメリカ人を追い越すなんて出来る
訳がない。何か秘密があるはずだ。そうかロボットか。それが秘密か。ロボット
だって元々はアメリカ人が作ったものじゃないか。なんだ答えは意外と簡単な
ところにあったんだな。これをアメリカの経営者に教えてアメリカの工場にも
ロボットを導入すれば日本なんてイチコロだ、というアメリカのジャーナリスト
の軽薄な思い上がりが、あのロボット報道キャンペーンの背後にはあったと
アメリカの女性研究者は後で振り返っていました。 


38 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/22(日) 22:59
コンプレックスというのも嫌な言葉ですね。「それはコンプレックスだ」と叫べば
まず間違いはありません。なぜならコンプレックスを持っていない人なんていない
からです。でも、こういう大雑把な言葉で全てを説明したような気になって悦に
いるのは知識人としては、いただけないものだと思いました。自省をこめて。 


39 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/22(日) 23:23
私が韓国や中国礼賛論をあしざまにいうのは今から20年前にも、今と同じ調子
で韓国脅威論が日本中は勿論米国のマスコミをにぎわせたことを鮮明に記憶して
いるからです。「このままでは日本は韓国に食いつぶされる」「韓国と米国が
手を組めば日本は日干しになる」なんて本が本屋でも平積みなっていました。
そして、したり顔の韓国人経営者が豪華な机に座って「日本はもはや韓国の敵
ではない」なんて不適な笑いを浮かべていました。そしてこの調子で韓国人は
アメリカに乗りこみ「これからは韓国の時代だ。韓国人と商売したかたら、この
条件を飲め」と高飛車な注文を米国人のディーラーや小売店主に言いつけました。
米国人も最初は「金のためなら」と面従腹背で韓国人の注文を唯々諾々と受け入れ
ていました。しかし、やがて韓国の製品に続々と不具合が出るようになりました。
米国は広く、暑いところがあれば寒いところもある。乾燥しているところもあれば
高温多湿なところもアル。州ごとに微妙に使用条件や癖があるのを日本人は30年
かけて学びましたが韓国人は何も知りませんでした。そして商売を始めたころは
売るのに忙しくてサービスや補修部品の供給なんていう地味な分野にはなかなか
手が回らないものです。しかし消費者はそんなこと知りません。特に痒いところに
手が届く日本メーカーのサービスになれていたアメリカ人はもう怒り心頭です。
莫大な訴訟とクレームが津波のように韓国メーカーに押し寄せます。そして勇躍
米国に乗り込んだ韓国メーカーは続々と米国からの撤退を余儀なくされていき
ました。最大7社あった韓国の自動車メーカーは、現代自動車を除き全て潰れて
しまいました。11社ある日本メーカーには外国の資本が入ってきていますが
潰れたところはまだ1社もありません(来年は分かりませんけど)。ローマは
一日にして成らずで、商売をする、製品を作る・売るということは、そんな生易しい
ものじゃないのです。一旦比較優位を築いた国は戦争でもない限り、心臓発作に
よる突然死なんてまずない。腐っても鯛で、そうは簡単に競争力が落ちるような
ことは無いのです(半導体なら別途おはなしできます)。

韓国は経済危機を上手く乗り切ったかのごとく喧伝されていますが、今ソウルで
2億円を超す投資用マンションの売買がヒートアップしています。これは
来年年央までには崩壊し韓国第2の経済危機に発展することが危惧されています。
10年以内に日本を追い越すはずの韓国でしたが30年たっても日本の10分の1
以下の経済規模しかありません。私は当時韓国脅威論を煽った人たちに当時の
書籍を丹念に集めてインタビューしてみたいと今でも思っています。

ついでながらこういうマスコミの無責任報道に一番最初に反応するのが現場を
しらない部長クラスで、ちょっと韓国に出張しては「ソウルの熱気は凄い。
丁度日本の昭和30年頃みたいだ。これでは日本はやられるぜ。」なんてでかい
声でわめいていたのを今でもはっきり私は記憶しています。そして同じ頃
現場に張り付いている若い世代は案外さめていて、韓国人を評し「根拠の無い
自信を持っている」といっていたのもやはり鮮明に記憶に残っています。

現在の中国脅威論報道フィーバーは、私には20年前の韓国脅威論報道フィーバー
に二重写しになって見えるのです。だから私は言うのです。「そんなに中国が
凄いかね。韓国はどうなった?」と。「事実を見よう。」これが私の基本姿勢です。 


40 名前: 塩津計 投稿日: 2002/12/22(日) 23:58
世界の15%を占める経済がなくなったら、世界の経済は崩壊しますよ。少なくとも
その混乱は5年以上は続く。間違いありません。そして日本から巨額のODAを
もらってなんとか息をしている諸国はみんな干上がります。日本の外務省がODA
予算を削るかもしれないという観測が出回った途端、アジアアフリカの大使連中が
外務大臣の下にはせ参じた様子をテレビで見ましたが、とにかくみんな恵比須顔。
卑屈な人間はどこの国でも同じ顔になるもんだな、と感心したものです。

日本が没落していくのは間違いないでしょう。何よりも人口動態がその決め手と
なるでしょう。私の考えは「大きな氷はゆっくり溶ける」で、そう急に心臓病
みたいにバタッといかれることはない。衰退は徐々に徐々に訪れる。でも
ものは考えようで、この没落する過程がもしかすると一番美味しいのかもしれ
ませんよ。お金は稼ぐときより使うときが楽しいもので、遺産を作るより遺産を
食いつぶすほうが楽しいに決まっている。どこへいっても混んでいたせわしない
高度成長期より、どこへ行ってもすいていて物価も安くなる衰退期の方が個人と
してはとっても美味しいのですから。いずれにしろ、日本は急には衰退しないと
私は思っていて、明日にも日本がなくなるなんてウソだと申し上げているのです。 


41 名前: 漫歩犬 投稿日: 2002/12/24(火) 12:04
南京大虐殺についてですが、当時の南京市の人口より多い30万人もが殺されたというのは嘘だろう、だから中国政府の申立そのものが嘘だろう、つまり虐殺なんか無かったんだ・・・

というのが彼等(彼等ていうのは、誰でも良いですが、まーいわゆる彼等のことです)の主張で、山本夏彦翁も「あれは無かった」と書いておられましたよね。

現 在のところ、30万のうち、恐らく、ジーメンス南京支社長(でしたっけ?)にしてナチス党員ジョン・ラーベあたりの奔走により設けられた安全区に20万が 保護されたので、さて、それでは残る10万のうちのどれくらいが実際に日本軍による虐殺の対象になったのかが研究の対象になっているそうです。

つまり、虐殺30万人説も0人説も共に妄言として退けられておりますね。

大虐殺って一体何人くらいなんでしょうかね? 
30万を以て大虐殺というなら、大虐殺は無かったのでしょう。
でも、中虐殺や小虐殺はあったのでしょう。数が少なければ虐殺でないということもないんで。

先 日、塩漬計氏が書いてらした、あの南京を巡るうじゃうじゃは、どっちかといえば、「虐殺は無かった」と主張したい方々が何時も好んで持ち出してくる論法で して、故に「虐殺は無かった」と最後を締め括る方が座りが良いはずなのですが、氏は同じネタを用いて「虐殺はあった」と書いておられるみたいだったのに は、不思議な感じを受けましたです。
(「みたいだった」というのは何度読んでも論旨がよう分からなかったからですが・・) 


42 名前: 漫歩犬 投稿日: 2002/12/24(火) 22:35
コンプレックスは誰しも持っているでしょうけれど、それが自らを高める努力に繋がらず、むしろ他人の否定や侮辱に走るのは、そのコンプレックスが病の域にまで達しているからでしょう。

何かといえば、他国を糞味噌に貶めることで辛うじて保たれる自尊心というものは、むしろ自信の無さの現れです。

自足している人間は、あなたみたいに他人のことを悪し様に罵らぬものですよ。塩漬計氏。

金持ち喧嘩せずと言うじゃないですか。
貧乏な心の持ち主が、常時苛立って要らぬ喧嘩をあちこちで売りたがるのです。 


43 名前: 漫歩犬 投稿日: 2002/12/24(火) 22:42
投稿番号:6 名前
塩津計 投稿日: 2002/12/19(木) 23:44

植民地に対する罪業感という問題も私がかねがね日本のサヨクの自虐的志向に
疑問を感じています。韓国の併合というものは当時の国際社会の祝福の下、いわば
国際社会の承認を経て行なわれた正統な行為です。完全に合法な行為です。


投稿番号:56
投稿者名:塩津計

ご参考までにいいますが、私は先の大戦の日本の振る舞いならびに植民地政策は
「愚の骨頂」と思っています。

-----------------


で、塩津計氏は一体何を仰りたいのでしょう? 


44 名前: 余丁町散人 投稿日: 2002/12/27(金) 15:36
きょうのルモンド。中国のナショナリズムについての記事が面白かった。

ネットニュースが過激に走るのは日本も中国も同じかな。 


45 名前: 漫歩犬 投稿日: 2002/12/28(土) 11:45
どの国も、外敵とか仮想敵に向ってばかり身構えてないで自国内の排外分子を粛正してしまえば、世界は平和になるんじゃないだろうか、と時々夢想してみます。

半分本気です。 


46 名前: 中本 投稿日: 2002/12/29(日) 11:43
>>45
結局、全体主義なんですよね。あなた達は。
自覚がない分だけ民族主義者よりも始末が悪いと思います。 


47 名前: 漫歩犬 投稿日: 2002/12/29(日) 11:52
なら、民族主義者の人達は、御自分が全体主義であることを意識しつつ、他民族誹謗に走っていらっしゃる? 
それも怖いな。確信犯ていう感じですか。

あなた方って、国際連帯ということが全然できないのね。
だって、連帯しようにも外国は全部敵なんですもの。

う、寂しい (涙) 


48 名前: 余丁町散人 投稿日: 2002/12/29(日) 12:32
>>46

おや中本さんだ。こんにちは! ここは何でも書いても良いことになっているので、
ゆっくりしていってください。

>全体主義

じゃないんですけど・・・。むしろグローバリスト。
国民国家は、全体主義国家であれ民主主義国家であれ民族主義国家であれ、
小さくて弱体であればあるほど良いと思う。

集団の倫理じゃなくて普遍的な倫理を求めたい。 


49 名前: 中本 投稿日: 2002/12/29(日) 14:01
>>48
こんにちは。お邪魔いたします。
散人さんのWebページは以前から拝見していたんですけど
デザインが凝ってて感心してました。さすがマック使いだなー。

> 国民国家は、全体主義国家であれ民主主義国家であれ民族主義国家であれ、
> 小さくて弱体であればあるほど良いと思う。

ふーむ、夜警国家志向ということでしょうか? 


50 名前: 中本 投稿日: 2002/12/29(日) 14:27
>>47
さあ?何の話だか分からないな。
少なくとも私がやっているのは他国(人)への批判なので。
それを「他民族誹謗」と誹謗するのはあなたの自由ですけど。

「外国は全部敵なんでしょ?」というのも何の話だか分かりませんけど、
私は日本を愛しているだけです。だから他国人の愛国心も尊重しますし、
逆に日本人の愛国心を尊重してくれる人は尊敬しています。

一方で、自分たちは民族主義爆裂の癖して、日本人の愛国心については
ヒステリックに非難してくる人たちがいます。
>1の姜尚中なんかその代表的な人ですね。
だから私は彼らを批判する、ただそれだけのことです。 


51 名前: 余丁町散人 投稿日: 2002/12/29(日) 15:05
>散人さんのWebページは以前から拝見していたんですけど
>デザインが凝ってて感心してました。さすがマック使いだなー。

アップル .Mac Service のテンプレートを使っているだけで。自分の
デザインじゃないです。(視点コラムなんかは小生のデザインだけど)
でも .Mac Service はHPがとても簡単にメンテできてすごくいいです。

>自分たちは民族主義爆裂の癖して、日本人の愛国心については
>ヒステリックに非難してくる人たちがいます

「いいとこどり」はいかんですね。姜尚中はどうだか知りませんが。

でも日本にも居ますよ(いいとこどり)。自分たちは国家のことなんか
考えていなくて、日本の別集団に対してはとても排他的なくせして、
都合の良い時だけ「日本ナショナリスト」を気取りグローバル化に反対する
連中が。

特定の職業集団に多いみたい。 


52 名前: アク 投稿日: 2003/01/02(木) 19:54
スレッドの下の方まで、見ずにいました。
中本さん、はじめまして。あまり熱くならずに、話し合いましょう。

愛国心ってなんですか。愛社精神と同じ程度のものではないでしょうか。
たまたまこの国にいる、生活の場としている、だから国際競争の中で、社会
システムとしては、でいるだけうまくいってほしい。その程度で、あまり
国というものを、個を越えるものとして強制してほしくない。そんなところ
です。

私は、組織人であったときも、ブラグマティックには、組織のために懸命に
働きましたが、組織帰属意識はあまりありませんでした。会社が命、みたい
な考え方は、おかしいとクールでした。それと同じ。たまたま日本に生を受
けたけれども、日本人である前に人間である、ということを重視します。

姜尚中のことを民族主義爆裂などという前に、この人のこれまでの生き方と
著作をよく読んで、批判すべきところは、クールに批判すべきでしょう。
切って捨てる、というものの言い方を、熱い人はよくしますが、話をする上
で生産的ではありません。 


53 名前: 塩津計 投稿日: 2003/01/02(木) 23:11
なんだ、アクさんの愛国心と私の「愛国心」との間にそんなに距離はないじゃ
ないですか。(52を読んで)アクさんは、戦争中のご経験はないとは思い
ますが、あの頃の狂信的な日本愛国主義の残像というかイメージが強すぎて
何かというとあの時代の再来を恐れ過ぎるような気がします。例えは悪いかも
知れませんが風車に突撃するドンキホーテみたいな。今の人たち(特に若い人
たち)には、そんな怖がるような「愛国心」はないし、また自信喪失から
「偏狭な愛国心」に逃げ込むようなこともない。だいたい世界中のほとんどが
日本より低い生活水準で不自由な暮らしをしているということは誰でもわかる。

私が言いたいことを要約すると、
1)今まで不当に抑圧されてきた愛国心、日本を愛するという気持ちが、ようやく
  その「抑圧」から解放されつつあるということ。これは極めて健全なお話で
  結構なことであること。
2)隣国人をバカにする、からかうなんてこともどこの国にもよくある話で
  たとえば英国人はフランス人を「かえる食い(フロッギー)」なんて言って
  いる。ドイツ人も結構馬鹿にされている。まあ欧州人同士の悪口の言い合い
  なんて山ほどある。中国人だって日本のことをネット上でクソミソに言って
  いる。この手のからかいあいはむしろあったほうが健全である。
3)日本人は(特に日本経済新聞を筆頭とするマスコミは)経済の停滞を不必要に
  誇張しすぎる。日本は失われた10年と言われながらも、90年代にも
  経済は着実に拡大成長している。これは事実なんだから、これを指摘して
  なんらおかしなことは無い。
4)心理学では常識らしいのですが(多胡輝とか和田秀樹)、自信を失いかけて  
  いるときやスランプの時は、過去の失敗や自分の欠点について考えることは
  やめて自分の優れている点、過去の成功例、成功したときのイメージを
  思い出すことで自信を回復するのがスランプ脱出の近道のようです。
  私はそれを言っている。不必要に中国の脅威を誇張し、日本の欠点や
  成長停滞の原因をあげつらうのではなく、日本にはこんなにすごいことが
  あるんだ、我々にはこんな長所があるんだ、ということを強調しつつ
  プロはプロとして過去の失敗例を謙虚に分析し反省もする。半導体分野で
  なぜ日本が90年代に停滞したかなんていうのは、この分野の人たちには
  しっかりやってもらう必要がある。でも大筋では日本は世界第2位の経済
  規模をもっているのは事実で、第二位だということはもっと協調していい。
  特に隣の韓国の10倍の経済規模だ、なんてことはもっと強調して良い。
  (私なんかも調べて知る前まで韓国は日本の半分くらいなのかなと
   勝手に思っていました。韓国の経済が日本の10分の1だと知ったとき
   ある種の脱力感を覚えました)
5)国家という共同体組織は当分の間なくならない。EUを引き合いに国家の
  意味が薄れつつあるなんて知ったかぶりで言う人がたまにいますが、そんなの
  嘘っぱちで、フランスは国家を超える超組織、EU政府みたいなものが出来て
  国家を超える権力を持つことに絶対反対の姿勢。あくまでフランスのことは
  フランス政府が決めるのであってブラッセルなんかに指図させないという
  姿勢を明確に出しています。国家という共同体に帰属し、それによって保護
  されベネフィットを受けている以上、ある種の「連帯感」を持つこと、
  共通のルールに従うことは常識だと思います。それはゴミ出しのルールに
  はじまり最終的には国家防衛にいきつくもので、このことはもっと日本で
  強調されて良いと思います。そして何より日本は民主主義国家で我々が
  政府を選ぶ権利をもっており、我々の選んだリーダーが国を指導していると
  いうことも、もっと強調されて良いと思っています。 


54 名前: アク 投稿日: 2003/01/03(金) 10:57
塩津計さん、お久しぶりです。

書かれた要約を読む限り、お互いにあまり違いはない、とおっしゃるのは、多少
理解できます。ただ、塩津さんの表現は、時に応じて、誇張が激しい部分があり、
それはとても受けいれられない、と感じることが多いです。

1)愛国心が不当に抑圧されてきた。私は愛国心など自然にあるもので(この泥船に
一緒に乗っている、といった程度の)、鼓舞する必要はない、という考えですから、
抑圧されてきたとは、思いません。
2)外国人をバカにするのは、コンプレックスの裏返しである、という意味で、
どこにもあるのは知っています。しかし知的な議論の場では、口にすべきではない
でしょう。
3)日本はゆっくり沈みつつある、という点では意見が一致しましたよね。
4)過去の成功例にいつまでもしがみついていること、が進歩の止まった組織の
陥りがちな誤り。日本は韓国の10倍だぞ、と自己認識したところで、そこから
元気ができくるかしら。
5)同意。国家概念をいつも相対化して考えること。塩津さんも同意見のようで、
ここらは距離をかんじません。

戦中経験についていえば、終戦時、私は10歳でした。それ相応の経験(空襲下
逃げ回ったり、級友が爆弾で死んだり、親父が出征して、復員したり、・・)
はあります。 


55 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/01/03(金) 12:01
西欧語の「ナショナリズム」という言葉が、何で日本ではいろいろな言葉に
翻訳されて、適当に使い分けされるのか、考えてみると面白いかも。

日本人に言わせれば「ナショナリズム」という言葉は広すぎると言うこと
でしょうが、結局全て同じ「ナショナリズム」であるという認識が重要。

定義的に、醜い感情を包含する心情・行動なのです。

だからだんだん「ナショナリズム」という言葉は Bad word になりつつあると
認識しています。(「リベラル」という言葉と同じね) 


56 名前: 塩津計 投稿日: 2003/01/03(金) 12:10
アクさん、あけましておめでとうございます。こういうポイントを絞った議論は
論点が明確で良いですね。「誇張が激しい」...反省せざるをえませんね。
誇張したほうが、分かりやすい(オブラートに包むとピントがぼける)というのが
趣旨だったんですが...一層の工夫を要するところですね。

1)>愛国心が不当に抑圧されていたとは思いません。
  不同意。日の丸・君が代を掲揚するな、歌うな、という一部教員組合を中心
  とし、それを後押ししたマスコミのスタンスは私には「愛国心に対する
  不当な抑圧」と思えます。アメリカみたいにどの教室にも星条旗を掲げ
  朝礼は国家に対し忠誠を誓うところからはじめろ、とまでは言いませんが
  日の丸を引き剥がしたり、条例で決まった議場内の日の丸掲揚に反対して
  実力で議事を妨害した元横浜市議会議員(条例に従って議員除名された)ら
  の行為は、やはり「異常」。
2)>外国人をバカにするのはコンプレックスの裏返し
  不同意。必ずしもコンプレックスの裏返しとは言い切れない。生物には
  異物排除という基本機能があって、自分たちとは違うものに本能的に違和感を
  覚えるところがあると思います。それが表現されているだけのケースもあると
  思います。
3)>ゆっくり沈みつつある。
  塩野七生のベネチア史観によれば、衰退期に入ってベネチア人の生活は
  ますます豊かになっていったと。経済を成長させるには、ある種の猛々しさと
  いうか、野蛮というか、傍若無人さが必要なように思います。それが社会が
  豊かになると同時に、必ず失われていくというのがイブンハルドゥーンの歴史
  序説の結論でもあるようです。成長期には野卑でパワフルだったものが、成長
  を成し遂げるに従い文明化され優しく優美になっていく。これは避けられない
  ことです。おそらく日本は二桁の経済成長を成し遂げるという時代は、もう
  2度とこないでしょう。このことには同意します。しかしたとえば1990年代
  のアメリカの例もある。再び隆盛をむかえないとも限らない。必ず沈むとは
  言い切れません。
4)相手の人格を傷つけプライドを破壊することで、過去の成功例にしがみつく
  こと(甘え)を正すことが出来るとは思えないと私は言っています。あくまで
  相手の人格を尊重し、ほめて育てよ。これが小学校以上の子どもを育てる
  コツのような気がしています(間違っているかも知れませんが)。物心
  つかない幼児には、頭ごなしの指導は有効ですが、子どもに同じことをやっても
  反発されるだけではないでしょうか。ワガママな子を指導するのは疲れますが
  相手を尊重しつつ、納得させつつ善導するのが望ましいと私は思うのです。
  それが歯が浮くようなウソなら別ですが、欠点より長所のほうが遙かに多い
  相手なら、まず長所をほめ、相互の信頼感を確立した上で諄々と反省すべき点も
  確認しあう方が良いと私は言っています。そういう意味で韓国や中国の脅威を
  必要以上に強調する日本経済新聞の紙面に私は非常に反発を感じているんです。
  金持ちの子どもは貧乏な家庭の子どもに勉強ではかなわないとよく言われます。
  モチベーションが違うからです。勉強して良い大学に入って良い職につくと
  いう分かりやすい明白な目標がある子どもと、その目標のほとんどすべてを
  生まれながらにして手にしてしまっている子どもとでは「なぜ勉強しなければ
  ならないか」という動機付けがかなり違ってくるからです。だから貧乏から
  脱出した人には昔とった杵柄で貧乏な子どもに対してとったのと同じ方法で
  ムチを入れてもあまり有効でないと私は感じています。金持ちの子どもには
  金持ちなりの指導法、動機付けの仕方があるのではないかと思っています。
5)国家という枠組みが当分の間重要性を持ち続けるという点で同意しあえたのは
  私にとって非常にありがたいというか、良かったです。私は「お国のために
  お命頂戴する」なんて、昭和初期に一部で叫ばれた(朝日新聞も支持した)
  狂信的な国家なんてものは有害無益でそんなものを振り回しても、いまどき
  だれもそんなこと支持しないと思っています。今の北朝鮮が昭和初期の日本に
  非常に似ているのでないかとかなり強く感じています。そうではなくて日本に
  も、フランスや英国や米国のと同じような「愛国心」があっていいじゃないか
  と感じているんです。これらの国では「愛国心」と「国際協調」「国際社会の
  一員」が立派に並立しています。日本もそうなるべきだと言っているんです。 


57 名前: 塩津計 投稿日: 2003/01/03(金) 14:49
>だからだんだん「ナショナリズム」という言葉は Bad word になりつつある
これは英語圏では既にそうなっているようですね。石原慎太郎が米国の「お前は
ナショナリストか?」と聞かれ「おれはナショナリストだ」と答えたら、別の
米国の知人に「ナショナリストだと答えさせたのは、あなたにネガティブな
レッテルを貼るための誘導尋問。そういう時はPATRIOT(ペイトリオット)と
答えるべき」とアドバイスされたとか。私にはどっちでもいいように思えるの
ですが、言葉というものはまことに難しいものですね。 


58 名前: 塩津計 投稿日: 2003/01/03(金) 14:50
>米国の
米国の新聞記者に の間違いです。 


59 名前: 塩津計 投稿日: 2003/01/05(日) 15:21
1月5日付けの読売新聞で東大の佐藤俊樹氏が、現在の日本はかつての「日本は
特別な国である路線」から「普通の国路線」へ転換しつつあり、欧米並みの
ナショナリズムが若者の間に定着しつつある(好き嫌いは別にして)。先の
ワールドカップで日の丸を振りかざしフェースペインティングをする若者があふれた
が、彼ら全員が靖国神社や日本再軍備を支持しているわけではない、と分析して
います。佐藤俊樹はあまり好きな学者ではないですが、私と同じような見方をする
人がいるもんだなあと、ますます自分の時代分析・時代感覚に自信倍増です。 


60 名前: 遠藤 投稿日: 2003/01/05(日) 18:42
時代分析というのは鮮鋭な動きのみを抽象しがちですが、要するに人類(ホモ
サピエンス)の差異なぞボノボとチンパンジーの差異から比べれば微小な代物
であるという証左でしょう。

>ワールドカップで日の丸を振りかざしフェースペインティングをする若者

瀝青を塗って出陣したケルト兵士と隈取をした縄文人からさして表現が進化
していないのはデズモンドモリスを読むまでも無い事ですね。 


61 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/01/05(日) 22:37
>人類(ホモサピエンス)の差異なぞボノボとチンパンジーの差異から比べれば
>微小な代物

おっしゃるとおり! だから民族主義なんぞは「自分を誉めてあげたい」という
女子供の感傷とかわりはないんですね。

でもそれをデスパレートリーに必要とする人たちが居る。自信がない人たちです。 


62 名前: 塩津計 投稿日: 2003/01/05(日) 23:49
となると、米国、英国、フランス、スペイン、ベルギー、デンマーク、オランダ
トルコ、中国、韓国...みーんな「自信が無い」人ばかりが住むのが、この星
地球ということになりますね!まあ、そうなんでしょう。日本も「自分たちは
特別で他の国とは違う」という長年の呪縛から離れ、ようやく他の国の人と同じ
「自信の無さから愛国主義に走る普通の人」になりつつあると、まあ、こういう
ことですな。ここを押えることがポイントでしょう。 


63 名前: 塩津計 投稿日: 2003/01/11(土) 21:03
中央公論2月号に櫻田淳氏が姜尚中の「ナショナリズムの克服」「ナショナリズム」
について書評を書いてます。それがもう僕の主張とピッタリ符合。彼いわく「今後
姜が説明すべきは、日本の近隣諸国のナショナリズムの実相とその克服の可能性
なのかも知れない。香山にせよ姜にせよ、近年の日本を強調する風潮、あるいは日本回帰
現象を何かしら危ういものと感じ取っているのであろう。しかし、たとえば
ワールドカップ日韓共催大海でいえば、大幅に遅参したカメルーン代表チームを
温かく迎えたのは、大分中津江村の普通の人々であったし(こういう温かさは
欧州ではのぞむべくもない。欧州人はアフリカ人に対して概して冷たい。)、大会を
通じて最高のヒーローとされたのは日本代表チームの面々ではなく「ベッカム様」
と呼ばれたデービッド・ベッカムであり大会の得点王であったロナウドであった。
大会中「日本」が強調されたかに見える一方には、このような現実もある。
香山も姜も、一体何に怯えたのであろうか。

ついでながら欧州ではこういう「自国を超えたプレーの賞賛」はありえません。
アルゼンチンのマラドーナはイタリアのナポリでプレーしていましたが、
ワールドカップでそのマラドーナがイタリアチームをアルゼンチン代表の一員と
して打ち負かした途端、マラドーナは「イタリアの敵」とされ、結局偏狭な
イタリア国民の大ブーイングの中、マラドーナはナポリを終われました。その結果
マラドーナは麻薬におぼれるようになったのです。イタリアのサッカー場では
「インディオ、インディオ」の罵声の嵐。あーあ、これがヨーロッパのもうひとつ
の側面でもあるんですねえ。 


64 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/01/11(土) 21:30
>欧州ではこういう「自国を超えたプレーの賞賛」はありえません

もうやめない?

ヨーロッパではサッカーに熱中する人々は特別の階級に属する人と見なされます。

要は「格好の悪い人たち」なの。どこの国にでもいるけど・・・。

だから自分で自分を格好が悪いと言いまくるのは、やめた方が良いな。

大分の人は、その意味で、とても格好が良いと思う。

姜尚中には、必ずしも共感を覚えませんが、それは別の話です。 


65 名前: 塩津計 投稿日: 2003/01/16(木) 16:14
やめましょう。それがご要望とあれば。 


66 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/02/07(金) 09:57
散人殿、皆様。

ご無沙汰しておりました。

何か、だんだんときな臭い雰囲気になって参りましたですねえ。

石油メジャーの走狗である上に、変なキリスト教に帰依している頭がちょっとあれな大統領が赴く先へと定見無く付き従う行為の何処に「國の誇り」があるのか教えてもらいたいもんです。

「攻撃は最大の防御」そのままをやるんなら、何でも防衛ってことでごまかせるのですよね。

あらゆる反対を押し切って靖国詣で続け、顰蹙を買ってる人は、こういう時に限って自分のスタンスを一切見せないのですわな。

それだったら、アメリカがやめろと言ってやれば靖国詣ではやめるのかしらん?

イージス艦の派遣なんて、立派な参戦ですよね。
後方支援(兵站)はアメリカが最も力を注ぐところで、その部分の一翼を担うと言うことは、取りも直さず参戦です。

無罪の証拠は無いけど、有罪の物的証拠も無いまま始めたがっている、あのいくさに一体どういう義を見出せば良いのだろう。 


67 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/02/07(金) 10:29
きな臭いですね。

やっぱりアフガンだけじゃ気がおさまらないのでしょう(アメリカの草の根)。

娘を傷物にされて逃げていった犯人らしき男をバットを持って追いかける父親と言ったところで
しょうか。いくら他人が冷静になれ、あいつが犯人と決まった訳じゃないと言っても
聞く耳持たない。下手に「殿中でござる」と後ろから羽交い締め何かにすると
一生恨まれる。

靖国問題。この一ヶ月ほど、ネットニュースで「あの手の人たち」との戦いを
続けています。理屈じゃ打ち負かすのだけれど、彼等は自分が信じたいことしか
聞く耳持たないので、これまた困ったものです。 


68 名前: 塩津計 投稿日: 2003/02/07(金) 12:02
亭主の好きな赤烏帽子。上司の趣味に従うのが部下の勤め。アメリカ様のご不興を
買って得なことは日本にはひとつもありません。北朝鮮を日本単独でねじ伏せる
意志も能力も無い我が国の現状を考えれば、日本が米国に付き従うのは理の当然。
日本の石油の85%は湾岸からの輸入であり、中東からのタンカーが航行する
シーレーンは全てアメリカ様の空母、イージス艦が警備してくれいます。
ありがたや、ありがたや。この大恩を忘れての発言は天に唾するも同じこと
(まあ縄文時代に戻って焚き火で全てを賄うつもりならとめませんが、私はお付き
合いしかねます)。ちなみに靖国参拝賛成の人たちとイラク攻撃賛成の人たちは
ほとんどリンクしないと思いますよ。靖国賛成の人たちが何より大切だと思って
いるのは「対米従属からの脱却」「(根拠の無い)プライド」ですから。アメリカ
と決別することで、結果として「更に惨めな状況になってプライドを傷つけられる」
ことになるという想像力の欠如した人たちですから。靖国賛成の人たちは、むしろ
反米反核反米軍基地のサヨクに近いと思っています。左翼運動の原点はナショナリズム
だと私は確信しています(アメリカとまともにやってもかてっこないから、アメリカ
の信奉する資本主義より高度で高級なマルクス主義でアメリカをねじ伏せ精神的にも
物質的にも逆転できると、出来もしない空想的願望に一生をささげた連中がサヨク
だと私は思っています)。 


69 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/02/07(金) 12:54
イラク。今日のルモンドは「2月15日」という日付を出してきてますが、
本当かなあ。避けがたいことは事実ね。

右翼と左翼。どっちも屈折していると言うことは本当ね。

(だだっ子みたいなもんで、暴れても家庭を崩壊させることまでは
期待してない。安全な範囲で暴れている) 


70 名前: 塩津計 投稿日: 2003/02/07(金) 16:45
サヨクの反戦反核運動の欺瞞が最もよく現れているのが北朝鮮問題ですね。米軍
空母入港には人生をかけて反対運動するくせに、米軍の核保有核実験にはさっそく
広島長崎で抗議の座り込みやタイコたたきデモやるくせに、「今そこにある危機」
である北朝鮮については、なーぜかみーんな沈黙を守っちゃう。普段は小うるさい
不倫ババアの瀬戸内寂聴も北朝鮮は非難しない。世界が悪くなるのは全部アメリカ
のせいみたいなことしかいわない。私は瀬戸内のババアには朝鮮総連本部前で
豪勢に抗議の焼身自殺くらいして欲しいと思っていますが、まずやりそうも無い。
岩波新書「在日米軍」は人生を反戦反米運動にささげた東大理科の梅林という
おっちゃんが書いた本なんですが、これはひどい。最近の反戦反米運動がいまいち
市民の支持を得られないのは自分たちが有効な代案を提示出来なかったからと
形ばかりの反省をしつつ、北朝鮮のテポドンを非難する前に北朝鮮を包囲している
米軍のミサイル網について思いをはせよ。米軍がもつ膨大なトマホーク巡航ミサイル
の配備状況を知れ。こんなにアメリカがミサイルをもって北朝鮮を包囲するなら
北朝鮮が脅えて思わず事前通報無しに日本に向けてミサイル発射しちゃうくらい
当たり前じゃないか、みたいなことが書いてある。あたかも米軍が持つ兵器は邪悪
で北朝鮮が持つ兵器は正当防衛のための最低限の正義の兵器なんで脅威でない
みたいなことが書いてある。こーゆー主張は今や全然説得力ないよということが
わかんないんですかね、東大まで出て。なさけない。要するに平和だ反核だと
叫んでいる連中の本音は右翼と同じくアメリカに負けたことが悔しくて我慢なら
無い連中であり、アメリカに原爆落とされたことがその理由を問わず悔しくて
ならない連中であるというのが私の結論です。だからアメリカには反対するが
中国、北朝鮮、その他アメリカに対抗する勢力については基本的に何をやっても
「黙認する」というのが、こーゆー「平和団体」の実体です。 


71 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/02/07(金) 17:42
ふんふん、そういう点は否定しないけど、中には真面目な人もいる。

高坂正堯が言ってるけど社会主義、共産主義というのは思想としては非常に
魅力的な思想なのよね。はまれば本当にはまる。でも日本人はそれほど思索的でも
哲学的でもない人が多いから、普通は「はじめに反米ありき」というのが多い。

慎太郎の初期の本も反米色がつよい。

どうして「反米感情」ってのが出てくるかと言えば、これは日本だけじゃない。
中南米もそうだし、中近東もそう。

昔のローマ時代はどうだったかというと、それほど反ローマ感情は強くなかった・・と思う。
だってローマが強かったんだからどうしようもないとの受け止め方。

近代になって、この反抗期みたいな感情が広がったのは、ウイルソンの理想主義が問題。
世界中の国家はみな兄弟よとか理想主義を振りまいて、みながそれを信じてしまったけど、
実情を見ると強い奴が威張っている、話が違うってことになる。

植民地主義とか奴隷制度とか、西欧の人道主義のおかげで否定されたものだけれど、
これのおかげで解放された旧植民地国家が西欧を非難するのと同じかな。

アメリカのリベラルが過大な期待をみんなに抱かせすぎた・・・これが散人の仮説。 


72 名前: 塩津計 投稿日: 2003/02/08(土) 01:07
そうそう。アメリカのリベラルってえのが「曲者」ですね。自分は100%善意の
つもりで「いいことしてあげる」と言いながら土足で畳の間に上がりこんで、
「なにこれ、しけたインテリアですね。こうしたほうが良くなると思うよ」なんて
言いながら数奇屋造りの茶室の壁や柱を白ペンキで塗ったりする。こういう奴が
アメリカのリベラルに多い。自分だけが100%と正しくて自分と違う奴らは
100%間違い=悪魔、みたいに決め付けちゃう。ウオルフォヴィッツに代表される
ネオコンにもこういうリベラルに一脈通じるものがある。前に散人さんがリベラル
はネガティブな言葉になりつつある、とか言ってましたがいまだに朝日なんかは
リベラル=良心派・良識派みたいな文脈でこの単語を使っている。実態はリベラル
=自己中心主義で他者に共感する知性がない、余計なおせっかいをする連中
といったほうがいいように思えます。小さな親切大きなお世話というのは民主党
リベラルにピッタリの言葉のように思えます。 


73 名前: 塩津計 投稿日: 2003/02/08(土) 01:09
>中には真面目な人もいる

確かにそう。こういう「真面目な共産主義シンパ」はスターリンや毛沢東みたいな
強烈な権力志向の悪魔みたいな野郎に利用されるだけ利用され使い捨てられている
ような気がしますね。日本だと宮本顕治がスターリンに近いかな、どうでも良いけど。 


74 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/05(水) 14:50

首相も外務大臣も、正に曖昧さを以て尊しとなすの典型みたいな答弁でありますね。
曖昧な国ニッポン・・

彼等の答弁を聞きつつ、ふと以下のようなことを思ったのです。

自衛隊員達の積年のルサンチマン(ressentiment)を持ち出す手合いは、「隊員のルサンチマン」に事寄せて、君等自身のルサンチマンを騙ってるだけじゃないのか? 

曖昧でありたくない この人達は経済強国であることがどうしても我慢できずに、喧嘩で強い国を目指したくて堪らないように見えます。しかし、軍備増強と経済は両立しないって、経済では門外漢の私でも耳にしているくらいの常識でしょうにねえ。

「物理的な喧嘩の強さ」という一元的価値観に粘着質な拘泥を示すこの人達の精神形成はどのようにして行われたのか・・

私は、以前からこの点に関心があります。

そういった意味で、安倍副官房長官の行動と言動に強い関心を抱いてますし、家族会の動向からも目が離せませんね。

個人的には、遺族会も家族会もろくなことしない連中だなと思ってるんです。
賊会に名前改めた方が良いんじゃないかって。 


75 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/05(水) 22:19

今日の田中字の配信ニュースが面白いですよ。

購読していなくても彼のウェブサイトで読めます。

http://tanakanews.com/d0305iraq.htm

それと、これは是非ご一読を。

>キリスト教原理主義の危険な旅立ち
http://www.yorozubp.com/0211/021119.htm

ブシュ政権の中身は、石油メジャー、ハルマゲドンを待望するキリスト教系カルト、シオニストからなる右翼の三位一体であるという指摘は、ブシュ就任以来のアメリカの数々の不審な行動の謎解きとしても読めます。

要は、ブシュのアメリカだけがアメリカなのか?ていうことですね。
あれはむしろ、一過性のアメリカではないのか?

そういう魔が差したような一過性のアメリカに組みして右往左往の醜態を繰り広げることは、中長期的にはアメリカの声無き多数派(といっても日本人よりは声を出しますが)を敵に回すことに繋がったりせんかというのが私の疑問であり懸念です。 


76 名前: 塩津計 投稿日: 2003/03/20(木) 22:36
田中宇はろくに勉強せずに陰謀説振りまいている一種の詐欺師じゃないですか。
あんなのの書いていること真面目に読むのやめましょうよ。売文業者ですよ、
一種の。 


77 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/20(木) 23:04

何を読もうと読むまいと勝手です。
上に挙げたのは、全部が田中字のサイトなわけじゃありませんよ。
根拠不明の決めつけと陰謀説はあなたの専売特許でしょうよ。
あなたはどれだけろくな勉強してるんです?

あなたこそ、新潮にコラムを書いてた断言居士の偏屈ジイ様をいつまでも拝むの止めましょうよ。

しかし塩津計氏も相変わらず論理不明の暴言がやみませんね。
イラク攻めで開始で興奮してるんですか(笑)

あなたの決めつけと断定と偏見に満ちた勉強は全て無駄です。 


78 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/21(金) 08:11

自分が知らなかったことをいっぱい書いてあるもんで、カーっとなったんでないすか?

たまには正論とか諸君の愛読者であることをやめて「世界」なぞも勉強すると良いですね。
4月号に、リッター元国連査察官の講演が収録されていますが、とても説得力あるものです。
accountability という言葉が印象的でした。
こういったフェアなアメリカの精神もまだ健在だと思うんですよ。
これ是非勉強しときましょう。

塩津計氏の場合、少しく滞ってんじゃないかっていう印象を受けるんですよね。脳内が。
山本夏彦ばっかりウンウンと深く頷きながら読んでると、そういう風に鬱血するんではないでしょうか。 


79 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/21(金) 14:10

ていうか、氏は馬脚現わしましたよね。
嫌だから読まないって「知識人」の名折れです。

変な主張だと思うなら、それを論破するために、むしろ熱心に読むのが常識ではないでしょうか。 


80 名前: 塩津計 投稿日: 2003/03/23(日) 15:19
あははは。いやいや不徳の致す限り。反省しきり。あっはっは。 


81 名前: 塩津計 投稿日: 2003/03/23(日) 15:23
リッターさんはその筋では「まゆつば」な人と思われているように思えます。
アジア経済研究所の酒井啓子さんなんか、そういうトーンでしゃべってました。
リッター氏はフセイン・カメルの証言がイラク問題の転換点だったという説を
必死になって否定し、カメルなんかいなくてもUNSCOMが全て知っていたと
繰り返しテレビで言っているのがどうにも不自然です。

田中宇は信用できません。浜田和幸も信用できません。タリバンで信用できるのは
ラシッドさんだけと思ってます、今のところ。 


82 名前: 塩津計 投稿日: 2003/03/23(日) 15:29
山本夏彦さんを悼み、特集する本が何でこんなに出るんでしょう。共感している
人が多いことの何よりの証左だと思いませんか?安部譲二、藤原正彦、...
同氏の死を惜しむ人は多いですよ。私は山本さんと出会って本当に良かった。
彼のお陰で火口一葉、田中美知太郎、向田邦子、永井荷風、安部譲二、藤原正彦
と出会えたようなものです。まあ人生の恩人と言ってもいい。そして世界が広がった。
同じ時代に生きて山本夏彦氏と出会える人、出会えない人、出会っても気が付かない
人。人生色々ですね。私は山本さんに出会えて本当に良かったと思っています。 


83 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/24(月) 13:21

酒井啓子て方知らないけど、この件に関して、元査察官だった人間よりも信憑性のある発言ができる程偉い人なんですか?

軍人が本気で止める戦争はろくなもんじゃないて言いますよね。

今、ホワイトハウスを仕切って盛んに戦争したがってる連中に軍人なんか一人もいなくて、シオニストや石油会社の重役から成るシビリアンの極右ばっかりじゃないすか。政権に居る唯一の軍人上がりはパウエルだけど、彼はネオコンと対立してる(笑)

まー、御自分が信じたいものを全肯定して、信じたくないものは全否定して下さい。
その方が頭使わなくて楽でしょう。

スコット・リッター招聘実行委員会 

http://www.ribbon-project.jp/ritter.html

(塩津計氏は読まん方が良いですよ。頭に悪いから) 


84 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/03/24(月) 17:20
>酒井啓子

きのうNHKで江畑氏と一緒にでてましたけど、ちょっと貫禄ついたみたい。
(昔はとってもかわいいお嬢さんという感じだった)

アジ研はジェトロと一緒になって幕張に行ってしまったので可哀想。
以前は曙橋のフジテレビ通り(あけぼのばし通り)が彼女のなわばりだったのにね。

イラク中近東について詳しい人で、ユニークな分析をします。 


85 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/24(月) 19:00

散人殿

> イラク中近東について詳しい人で、ユニークな分析をします。

ああ、そうなんだ。それは失礼しました。
どっかに彼女のサイトありますかね。どういう傾向の人なのかを無料で知りたいんで。

夏彦翁については、国民的英雄ちう程のお人ではないでしょう。

逝った人を普通に悼むという意味では、同じ町内会の余り存じ上げない方が亡くなった時くらいの悼み方は私でもしますよ。でもそれだけのことで、私は惜しい人を無くしとは思ってませんです。はい。

塩津計氏だって、吉本バナナの父親とか筑紫哲也が往ってしまったら、ザマー見ろなんて思うのと違います?

そんなもんすよ。それが思想家の生き甲斐であり死に甲斐です。

リッターについてもう一度書きますが・・

自ら湾岸戦争に従軍し、その後、査察の第一線に10年も関わっていた筋金入りの元軍人がムキになって反対する戦争とは、どんなおぞましい戦争なんだろうって、好奇心湧きません?

バトルフィールドで現実に触れ続けていた人の見解と、曙橋の研究室であれこれユニークな分析だけをしてた人の見解は異なる場合だってありましょう。

要は、実りある討論の基本は、情報の共有であり、accountability ていうことですね。

まー自分が気にくわないから読まない、信じないなんちうのは言語道断で。

折角、見猿、聞か猿なら、ついでに、もう一踏ん張りして言わ猿にもなりゃ如何かと。
その方が落ち着きが良いでしょうに。

あと、先程貼ったリンクの先に、最近話題の劣化ウラン弾関係の責任者だったロッキー陸軍少佐の証言というものもありまして、これ興味深いです。

劣化ウラン弾に最も詳しい立場に居た元軍人が、何で躍起になって劣化ウラン弾廃絶キャンペーンを張って歩くのか・・

好奇心湧きません?

最後になりましたが、度々暴言かましてしまってすみませんですね。
これ、私の病気ですから。

長大かつ唯我独尊な散文を一挙掲載して読み手を辟易させる方とは、また別の種類の病気なんでしょう。 


86 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/24(月) 19:10

江畑さんて、あのベレー帽な髪型の方ですね。

彼、学生の時、既にあのヘアスタイルで、アタッシェ・ケース持って歩いてたそうです。凄いですねー。

私はお目にかかったことないですが、大学同じなんで。

平時には何して食っていらっしゃるのでしょうか。

同時通訳の方々も今が掻き入れ時ですね。 


87 名前: 美千代 投稿日: 2003/03/25(火) 10:09
漫歩犬様

>江畑さんて、あのベレー帽な髪型の方ですね。

そうです。彼は我が家では、あの髪型で損をしています。
先ず、彼がでてくると、どうやってあーいう髪型をつくるか、その方が心配で話に集中できません。もっとも、我が家がミーハーだからでしょうが、それにしても、もっと中味に自信を持って欲しいです。
髪の毛より中味で勝負すべし渡いつも思っています。

今日の朝日新聞の天声人語にアルモドバルの話が出ていました。
私は彼の「オール・アバウト・マイ・マザー」以来、大ファンですから、賞金を平和のために使って欲しいと寄付した事を嬉しく思いました。 


88 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/25(火) 19:13

美千代様

> それにしても、もっと中味に自信を持って欲しいです。
> 髪の毛より中味で勝負すべし渡いつも思っています。

そう。中味はもう定評あるわけですし。

ただねえ、中味が肝心とはいっても我が家でもあの髪型の話しかしませんですよ。
解説は殆ど聞いてません。

あの頭が懐かしい人はみんな見るので、彼が出てれば視聴率上がって良いじゃないですか。

ハッカ砂糖をまぶした230円(時々100円)のデニッシュペストリーみたいな格好してますよね。
いや、ピザか。

あれは、左右どちらかのサイドで長く伸ばした髪を、中心へ向ってグルグルと巻きながら黒い円盤を成形しておいて、それをカツラのように貼り付けるんじゃないでしょうか。

彼が衝撃のデビューを果たした湾岸戦争以来12年経ってるんだから、その間に本物のカツラにしといても良かったと思うんですけど。

ていうか、あのキャラと目つきなら、スキンヘッドの方が渋いかも知れませんね。
大きな世話ですか。 


89 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/03/25(火) 19:15

アルモドバルは「アタ・メ(私を縛って〜♪)」の監督でしょ。

見ましたよ。「アタ・メ」
日本では未だ余り有名でなかった頃のアントニオ・バンデラスが出てましたね。
一見変態モノっぽくて、決してそういうんじゃなかったですね。

しかもハッピーエンドで。好きでした。

愛って縛るものなんですねぇ。
あの映画では心を縛るんじゃなくて、文字通り身体を縄で縛っちゃうんだけど。

加減が難しいですよ愛は。
きつ過ぎれば鬱陶しがられ、緩過ぎれば文句を言われ。 


90 名前: 美千代 投稿日: 2003/03/25(火) 21:21
漫歩犬様

ほっとしました。
我が家だけ、程度が低いのかと思っていましたが、やはり同じですね。

この文章、お宅様まで<程度が低いと、とられかねませんが、実は、反対なんです。
我が家も世間並みでほっとしました。

あの髪型をみて、コメント出来ない家庭があれば、かなり窮屈ですものね。
漫歩犬 さんの、レシピは、当たっていると思いますが、彼はスキンヘッドの方が良いと、我が家でも何時も言ってるのですよ。
本人は、気にいってるのでしょうね。

でも、あの髪型のお蔭で解説を聞き落とすので、どっちが悪いか知りませんが、NHKの方も考えて欲しいです。

アルモドバルは「アタ・メ」の監督です。出来たら「オール・アバウト・マイ・マザー」をご覧になって下さいませ。
同性愛、臓器移植など、一見変態モノっぽいですが、それだけではないから、多くの賞をとっているのだと思います。 


91 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/03/27(木) 07:06
>あの髪型

安物のカツラだとばかり思ってましたが、
じっくり見ると本物の髪の毛みたいですね。

いろいろ事情がありそう。 


92 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/03/27(木) 07:10
>アルモドバル

映画最近見てないです。ハリウッドスタイルで全部画一化して居るみたいな気がして・・・。
スペイン映画なんかがかえって面白いのかも知れないですね。 


93 名前: 塩津計 投稿日: 2003/04/20(日) 22:27
漫歩犬さんの書き込みは心に響くものが特に無いので
読んでいてラクです。この調子で続けて下さい。 


94 名前: Fighting Camel 投稿日: 2003/04/25(金) 08:06
(以下引用)
 ところで、コロンビア大学の韓国人留学生は、一部の日本の留学生を「ジャパニーズ・ネオコン」と呼んでいると言う。 

日本ネオコン。その特色は、憲法改正・再軍備、日本の戦前のアジア侵略肯定、核武装、の「三つのシナリオ」を公に口にすることだそうだ。 

 それを教えてくれたのは、同大ジャーナリズム・スクールで勉強している日本の留学生の一人だが、「彼らはネオコンと言うよりむしろネオナチではないですかね」と彼は言った。 

 私は同大学を中心にここ3カ月間、米国で講義、講演 をしてきたが、ネオナチかどうかはともかく、この種の「三つのシナリオ」を肯定的にとらえて質問をする日本の留学生に何度か出会った。彼らと話をしてい て、対中、対北朝鮮関係での日本の「外務省の弱腰」に対する強い不満らしきものを感じた。 

 これらの留学生たちのネオコン的情念は日本の政治状況の中に広がりつつあるネオコン的気分を映し出しているに違いない。 

 「拉致問題が日本のネオコンを勢いづかせることになった。彼らは内心、北朝鮮の崩壊を願っている。米国のネオコンとそこは同じだ」と外交に強い自民党の有力議員は私に語ったが、北朝鮮核危機の行方次第では、日本のネオコンが前面に躍り出てくる可能性もあるかもしれない。 

 わかりにくいのは、日本のネオコンの対米観と日米同盟観である。 

 彼らは、日本の核オプションの可能性に触れることで、北朝鮮の核武装を阻止すべく米国(と中国)により真剣に努力させようとしているのか。(対米追随従来延長型) 

 それとも、北朝鮮の核保有を前提に米国のネオコンの一部が(おそらく中国の将来の脅威をも念頭に置きつつ)主張し始めた日本の核武装容認論と呼応して、正面から日本の核武装を追求、同時に日米同盟を維持しようと構想しているのか。(対米対等同盟型) 

 あるいは、日米ネオコン同盟を隠れ蓑(みの)にして、「三つのシナリオ」路線に突き進み、日米同盟をあっさり卒業しようということなのか。(自主独立型) 


船橋洋一「日本@世界」 (2003/04/24)
http://www.asahi.com/column/funabashi/ja/TKY200304240185.html 


95 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/04/25(金) 19:01
Fighting Camel さん、こんにちは。

船橋洋一のコラムは小生も読みました(普段朝日は読まないのだけど旅先の旅館には朝日しかなかった)。

日本のネオコンのくだり興味深いですが、日本ではまだ「日本ネオコン」と呼べるほどの
体系付けた思想はないように思えます。

勇ましい連中が米国ネオコンに刺激されて騒いでいるだけって感じ。

ネオコンには良い面と悪い面があるわけで、
従来の日本の穏健派がネオコンの良い面に刺激されてタブーを恐れることなく
神話破りに挑戦するようになると
身のある議論が出来るようになるのかも知れませんね。 


96 名前: 塩津計 投稿日: 2003/04/26(土) 00:36
私も散人さんに同感です。「日本ネオコン」というくくりは「朝日らしいレッテル貼り」
だなあと感じると同時にサラリーマンコラムニスト船橋洋一の限界と悲しさを
覚えました。あの人はこういうことをしゃあしゃあと言うことが出来るから朝日で
養われているんだなあと思いました。憲法改正要求は自然な流れでネオコンとは
縁もゆかりもありませんぜ。八紘一宇だとか、アジア人のアジアだとか言い出したら
ネオコンに似てくるけど。私は盛んに対米従属からの脱却を唱える一派(寺島実郎
や佐伯啓思など)にネオコンに似た危険なものを感じます。なんと言うかアジア主義
の流れを感じるんですね。でも彼らが期待するほどアジアはひとつでもないし
歴史も共有されていない。アジアという概念がそもそも世界−西欧−イスラム=
アジアみたいな消去法概念であって、相互のインターアクションがアジア域内では
非常に希薄なんですな。少なくとも血に塗られた相互侵略相互虐殺の西欧の歴史
に比べるとアジアなんて「君子の交わりは水の如し」みたいなところがある。
だから日本は西欧社会への転校生であることを自覚し、予見しうる将来は分際を
わきまえてずっと対米従属を国是とs、アメリカという世界一の大国のどてっぱら
に張り付いたコバンザメ国家に徹するのが良策だと思っています。コバンザメと
して振舞うことで徐々にアメリカ様の祝福を得て徐々に徐々に独立した軍隊を
整備することを認められアメリカが油断しているうちにかなり独立に向けての
装備と制度をもちつつある。せいてはことをしそんじる。あせらず気長に対米従属。
これでいいではないですか。それが日本の繁栄を維持する最も近道だと思いますね。 


97 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/04/27(日) 20:48
寺島実郎氏には必ずしも同意してませんが、同氏の書いたものを読むと
つくづく彼は西欧文化圏で日本人として生きることに苦労してきた人だなあと思います。

こういう気位がないと結局は「毛唐に馬鹿にされる」のよね。

遠い島に住んでいるから「コバンザメ」なんてことが平気で言えるのだとおもう。 


98 名前: 塩津計 投稿日: 2003/04/28(月) 23:45
馬鹿にされる理由があるなら憤っても仕方ないでしょう。敵を知り己を知ることが
第一歩でしょう。最近の寺島さんはちょっとおかしくなったというのが彼を昔から
知る人たちの間の一致した意見のようですよ。馬鹿にされたくなかったら己の
内実を充実させることが必要。それがないなら「甘受」すべきです。そして
日本は既に多くの力が備わっています。 


99 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/04/29(火) 11:41
>最近の寺島さん

いや、昔からちょっと過激です。僕の言っているのはそうなる心情は理解できると言うことで
賛成している訳じゃない。

でも「町人国家」(天谷さんでしたね)の俗流解釈よりはいいと思う。

天谷氏がどうして「町人国家」のタイトルが誤解されたとして
続いていろいろご本を書かれたのか、それを理解しなくちゃ。

彼我に力の差があっても人間誇りを忘れたらお仕舞い。 


100 名前: 塩津計 投稿日: 2003/04/29(火) 20:13
誇りは誰でも持っているのですから、その点はご心配なく。むしろ日本人は
ほおって置くとすぐその「誇り」とやらが勝手に肥大していく傾向があるので
そっちのほうをむしろ私は心配しています。「男には死ぬと分かっていても
勝負せねばならぬときがある」なんていう人が結構多い。日頃「イラクの子供達が
かわいそう」とかいっている奴に限って相手がアメリカとなると態度が豹変し
血圧を上げる奴が多い。心配です。「十重二十重に取り囲んだ相手をバッタバッタ」
なんて坂東妻三郎みたいな展開は近代戦争ではありえません。でもこういうことを
夢想する日本人が多い。「柔よく剛を制す」なんて言って強い巨大なる相手に
平気で喧嘩を挑むことに喜びを覚えるような手合いが多い。しかも困ったことに
「日常生活」ではこれと正反対の「臭いものにはフタ」「見て見ぬふり」「長いもの
には巻かれろ」を実践しているくせに(生活の知恵と称して)、国際政治でしかも
相手がアメリカとなると急にこの手の「強硬論」を叫ぶ奴が多い(特に朝日新聞)。
要するに国際政治がどこか現実感が無いバーチャルなものと看做され、日常から
遊離したところで議論されることが多いように私には思えるんです。だから敢えて
みもふたもないことを言い続け自省を促しブレーキをかけようと思っているんです。 


101 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/04/30(水) 11:06
だからケンカを売るのは「朝日新聞」にしてちょうだいね。

散人は別のことを考えている。

でも「武士はくわねど高楊枝」ってのは真実。

強いのを認めるってことと迎合するってのは別です。 


102 名前: 塩津計 投稿日: 2003/04/30(水) 22:09
武士はくわねど高楊枝は真実ですが、それを政策として一般庶民含む全てに
強制することには大反対。

庶民は「食えて何ぼ」の世界に住んでいます。

「あんた、ご高説は分かったからさ、今日の幾ら持ってくるのよ。理想でオマンマは
食えないのよ。子供達がおなかすかせてまっているんだから、お金持ってきなさいよ
おかね」これが国民の多数意見です。昔も今も。こういう庶民の「声」に耳を傾けつつ、国政の
舵取りをする。これが政治家というものでしょう。 


103 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/04/30(水) 23:16
>理想でオマンマは食えないのよ。子供達がおなかすかせてまっているん
>だから、お金持ってきなさいよ

こういうフェーズは日本は確実に通り越したと思う。

坂口安吾の時代ですらそんなことはいわんかったですよ!

「ディグニティー」。これこそ今の時代に必要なもん。

コロッケをもう一つ余分に食えたからってどういうこともない時代です。 


104 名前: 塩津計 投稿日: 2003/04/30(水) 23:29
私の言っているのは日本の繁栄の礎がナヘンにありやということで、これを
見失って「繁栄を所与のもの」と思い始めると非常に危険だということなんですね。
日本の繁栄は米国との良好な関係があってこそ。ここをキチンと押さえとかないと。
まあ日本にとって米国は社長みたいなものではないですか。

何時までもあると思うな親とカネ。

米国との関係を良好に保つことこそ日本にとっての最重要課題。これはドイツとの
関係を良好に保つことを何より大事に考えるフランスみたいなものだと思って
います。反米、嫌米の誘惑に負けてはいけないと私は思っています。 


105 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/04/30(水) 23:39
同感ですよ。でもアメリカに尾っぽを振るだけではアメリカの尊敬を
得ることは出来ない。中南米の米国傀儡政権がどういう扱いを受けているか、見れば分かる。

要はなめられてはいかんと言うことです。ディグニティーね。 


106 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/05/01(木) 01:21
塩津計氏

> まあ日本にとって米国は社長みたいなものではないですか。

腰巾着に取り巻かれて実情が見えなくなる社長は、会社を潰したりせんですか?
あなた会社員でしょうに。そういう対米追従的スタンスを職場にも持ち込んでらっしゃるのかしら。

> 反米、嫌米の誘惑に負けてはいけないと私は思っています。

何 度いっても分からん人ですが、アメリカという均質の箱、あるいは金太郎飴のようなものがあって、我々はそれを支持するかしないかという二者択一のみを迫ら れているのではないわけですよ。全てのアメリカ人が現政権を支持しているのではなくて、それに反対勢力もアメリカには居るといういこと。

ま、あなたはそういう声は黙殺するのでしょうけど。 


107 名前: 塩津計 投稿日: 2003/05/03(土) 01:02
漫歩犬さん

まあ、そうカリカリしなさんな。体に悪いから。そんなのは「当たり前」であって
その為に保険をかけておくことは非常に重要。アメリカ様とお付き合いする場合。
なんと言ってもあそこは「行政の継続性」という概念自体が無いですから。
かといって、何時来るかわからない「リベラルの天下」を期待して今を無視する
のも感情論としては分かるが現実論としては「不可」。感情論に流されて現実を
無視するあたりは昭和の陸海軍とそっくりですな。米国との正面衝突をすることの
愚かさからそろそろ学びましょうぜ。そして絶えず米国の世論や民主党の主張にも
耳を傾けつつ総合的に判断することが肝要でしょう。少なくとも自分に都合の良い
耳障りの良いリベラルの声ばかり聞いて百年河清を待つみたいなのは、如何かと。
それにリベラルの言っているかどうかが正しいかどうかも極めて疑問。今の
民主党にブッシュに正面きって挑戦できる論客はゼロ。してるのは米国では
その存在自体を誰も知らないか知っていても「取るに足らない愚者」としかミナ
されていないチョムスキーとサイードのみ。これじゃあねえ、コンドリッツア・ライス
との論争には勝てません。 


108 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/05/03(土) 21:24
NYTに続いてロスアンジェルスタイムズもブッシュ批判を始めた。

東や西海岸のまともな知識人達は気が付き始めている!

ネオコンやブッシュの理屈は倫理的に劣るから、長続きしない。 


109 名前: 土井 投稿日: 2003/05/03(土) 22:44
>>108
よいニュースです。やはりネオコン論理やブッシュドクトリンは
いかんですよ。京都議定書をほごにしたのはキリスト教原理主義者
どもでしょうか。はやくまとめて失脚して欲しいですね。 


110 名前: 土井 投稿日: 2003/05/03(土) 22:48
>>107
>米国との正面衝突をすることの
>愚かさからそろそろ学びましょうぜ。

漫歩犬さんはそこまでおっしゃっていないと思うんだけどなあ。
なんか、ネオコン反対ならば反米とか、見方が極端すぎないですか。
一部をみてそれを全部に拡大するようなモノマニアックな視点は
いかがなものかと思います。 


111 名前: Fighting 投稿日: 2003/05/07(水) 08:06
以下引用

(前略)
ジャ ングルの中で長く暮らした小野田寛郎さんが今月の24日、衆議院第二議員会館の記者会見で、「戦場にいる間、死んだら神様になるというのが合言葉だった。 我々は死んだら神となって国民が國神社で手を合わせてくれると思えたからこそ戦えた」と言ったあと、このようなことをおっしゃってるんですね。「国が國を 護持していないだけでも背信行為であるのに、国立追悼施設を別につくったら裏切りであり、英霊らはこれを敵国として断罪するであろう」と。そのような施設 も英霊らは敵国のものとして見なす、また、そのような施設をつくった国家をも敵国と見なすであろうと言っているんですね。

こ の言葉が非常に正確であるのは、中韓両国は現在、日本を仮想敵国と見なしているということです。私たちは長い間誤解してきました。中国、朝鮮半島は日本が 害を加えた哀れな被害国であるから、遠慮しなくてはいけない、いじめてはいけない。我々は加害国だからとさんざん言われてきたわけです。だけど、最近そう じゃないんだということが如実に明らかになってきました。これはワールドサッカーが役に立ったんですね。それから拉致問題、そして執拗な江沢民の横暴きわ まる教科書や國問題への干渉。小泉さんが行ったとき、40分座ってる間に國参拝のことを彼は3回言ったというんですね。天皇陛下の御前で江沢民が暴言を吐 いたこともありました。

今ではあれらの国々は日本に害 を加えようと虎視眈々と狙っている脅威の加害国であるということが、感じられる者にはひしひしと感じられているのであります。この間私の知ってる人から聞 いた話ですが、最近、アメリカで出会った優秀な韓国の人が、日本をなんとかして普通の国にしてはいけないということについて韓国人は一丸となって意識して 行動しているそうです。中国も同様です。
(後略)

西尾幹二のインターネット日録
平成15年5月6日(一)
http://hpcgi1.nifty.com/bellwoods/i-nikki.cgi 


112 名前: Fighting Camel 投稿日: 2003/05/07(水) 08:09
111はFighting Camelが投稿致しました。 


113 名前: 土井 投稿日: 2003/05/07(水) 21:36
>>111
規格外の文字を使ってるものだから、私の環境では
肝心の固有名詞が伏字状態です。まあ大意はつかめるし
正常に読めたとしても特に嬉しくはありませんが。 


114 名前: 塩津計 投稿日: 2003/05/24(土) 02:13
私は米国民のブッシュ支持は当分続くと見ています。ブッシュは米国民の心を
しっかりとつかんでいる。そして彼はおそらくかなりの確率で中東和平を大きく
前進させることになるでしょう。もしかしたらブッシュ大統領がノーベル平和賞
を獲得することになるかもしれません。だって中東和平実現こそがイラクの復興
をも前進させ、中東全体の緊張度を下げる最善にして唯一の方法なのですから。
もはやブッシュには中東和平を進めざるを得ない位置に自らを追い込み退路を
断っています。

あとイラクの復興は結構イージーなタスクだと私は考えています。 


115 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/05/24(土) 13:04
塩津さん、おひさです。最近は Biglobe で「暴れて」いるって噂ですが
あんまり弱いもんいじめはいかんです。暴れるなら強いのを相手にしましょう。

ブッシュだけれど、民主党の大統領候補が誰も大したことないので得してるだけ。

ヒラリーあたりが出てくると話は別だけど・・・。

でもこれから「彗星のように」無名候補が現れるかも知れないので
やっぱり「奢れる平家は久しからず」となるんじゃないかなあ。 


116 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/05/25(日) 03:25

図に乗るヤツは何時かは叩かれるんでさ。

まあ、それはそれとして・・

塩津計氏
>あとイラクの復興は結構イージーなタスクだと私は考えています。

アメリカのためじゃなくて、イラクの人達のために是非そうあって欲しいものですが、どうかな。

今、シーア派宗教関係者達が続々バグダッド入りして、男は髭を伸ばせ、女はベールをまとえ、音楽を聞くな、音楽は信仰の妨げになるってな事を言いだしてるそうですが。何だかタリバーンそっくりの言い草ですね。

アメリカは、原理主義と闘ってたはずなのに、アフガニスタンで潰した原理主義をイラクで復活させてしまったみたいじゃないですか。お得意のドミノ理論の代わりに、これからは「モグラ叩き」理論てものも検討してみたらどうかしら。 


117 名前: 塩津計 投稿日: 2003/05/25(日) 12:23
弱いものいじめじゃありません。私がBiglobeに書き込み始めたのはアフガン戦争
の当時からで、あの時Biglobeではパックス塩津計が成立したと
言われました。全員を論破しちゃったわけ。まあ啓蒙活動の一環だと憎まれ役を買って出たつもりだたん
ですが...昔の植民地支配ってこんな感じだったのかなあと(笑

イラクの復興がイージーなタスクだと判断する根拠は、今現在でさえイラクの
一人当たりGDPがベトナムの4倍もあるということにつきます。ベトナムは
経済制裁どころかドイモイの掛け声の下必死になって働いています。しかし生活
水準はイラクのほうがベトナムより下に見える。ということは要するに分配の
問題かと。分配を少しフェアにするだけでイラク国民の生活水準は劇的に改善
することでしょう。 


118 名前: 土井 投稿日: 2003/05/25(日) 13:11
>>117
fjなんかでも時々、俺は全員論破してやったぜとか
勝ち誇っている人が現れますが、はたからみると
単にそいつの頑固さに「こりゃなにやっても無駄だ、放置しとけ」と
あきらめられているだけのことが多いですね。 


119 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/05/25(日) 16:19
土井さん、今日は。

そういえば fj. にも居ますね。「自称天下無敵」

むかし『議論に絶対負けない方法』という本を買ったことありますが、
要は負けないためには「最後まで絶対に負けを認めない」とのこと。

買って損した。

イラクの問題はイラク人の福祉の問題なんかじゃなくって勝手な「善意?」の押しつけを
どうコントロールするかという問題なのよね。

弁護士を巻き込んで米国内での「集団訴訟」で対抗するのかな・・・。
国際司法の問題。 


120 名前: 土井 投稿日: 2003/05/25(日) 20:46
>>119
> むかし『議論に絶対負けない方法』という本を買ったことありますが、
> 要は負けないためには「最後まで絶対に負けを認めない」とのこと。

> 買って損した。

わははは! でもそれが真理ですよね。
# その本わたしも持っていたような気がする。探してみよう。

fjも「自称天下無敵」ばかりがノイジーで下らないので購読止めました。
politicsなんて、まともな論客は散人さんと萩原さんと野々村さんぐらい
しかいないし。他はみんな屑ですね。はっきり言って。

> イラクの問題はイラク人の福祉の問題なんかじゃなくって勝手な「善意?」の押しつけを
> どうコントロールするかという問題なのよね。

まったくもって激しく同意です。 


121 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/05/26(月) 10:52
>jも「自称天下無敵」ばかりがノイジーで下らないので購読止めました

あっ、そうですか。僕はまだ続けてます(最近もまたケンカしてしまった)。

変なのが多いですが、僕の Entourage には強力なフィルター機能があるので、
静かなもんです。読む前から内容が検討つくような人にはフィルターは
結構有効ですよ。だけど参加者がどんどん少なくなる感じ。

ネットニュースは無くなってしまうかもしれないですね。

良識派には戻ってきて欲しいです。 


122 名前: 塩津計 投稿日: 2003/05/29(木) 22:40
いやいろいろ参考になります。お互い「負けを認めない同士」、面白いもんですな。

私は「相手の出方と論点」と「新聞の社説」と「近所の主婦の会話、論調」を
結構参考にしています。というか「相手をわざと怒らせて相手が普段なら言わない
ような生の本音」を最短の時間で引き出して、会話の密度を強引に引き上げるのが
私の戦術なんですな、実は。白状しちゃうとね。

そして「五臓六腑に響くような論旨」で反撃を受けた場合、私は必ずそれを吸収
しています。ほんと、参考になりました、この戦法でね。

あえて言わせてもらいとアクさんの語り口と視点が私には一番参考になっています。

まあ、皆さんとは立場が違っても、Biglobeや私の出没場所では随分「ファン」も
出来ているのも事実だということをご報告しておきましょう。私自身は「千万人
とも我いかん」という覚悟で書いているんですが、意に反して「そうそう、その
通り!」と賛同してくれる人が存外多かったのにかなり驚いています。


そういえば、fj.って何ですか? 


123 名前: 塩津計 投稿日: 2003/05/29(木) 23:26
議論に絶対負けない方法

僕は議論というのは勝ち負けでなくプロセスを楽しむゲームと思っています。
だからこういうピントのずれた題名の本は鼻からパス。そして議論の最大の
眼目であり狙いは自分の気が付かなかった視点、論理を相手から教えてもらう
こと。つまり「相手から学ぶ」ということですな。ところがこの美味しい視点
を引き出すのは非常に困難。まあ相手の陣地から敵の大将を引き出すような
もんでなかなか之が出来ない。そもそも日本では(外国もそうかもしれませんが)
議論と言いながら、似たもの同士が寄り集まって「そうそうその通り」とお互いを
褒めあい称揚しあうケースがほとんど。よほど普段他人に褒められ無い人なのか
ことの人は、なんて嫌味を言いたくなるくらい。「さすが、先生、目の付け所が
違いますな」なんてセリフが飛び交うことが最善とされる。ホントはそんなの
退屈なだけなのにね。 


124 名前: 土井 投稿日: 2003/05/30(金) 00:31
>>122

> そういえば、fj.って何ですか?

まだインターネットが一般市民の手の届くところになく、
いわゆるパソコン通信しかなかった時代に、大学等の
サーバー間でバケツリレー式に記事を交換し一種の掲示板と
して使うnetnewsというものが盛んに使われていました。
fjはその中でもっとも日本でメジャーなものです。(でした)。

興味があるならこのへんをどうぞ。↓
http://groups.google.co.jp/groups?hl=ja&lr=&ie=UTF-8&group=fj.soc.politics

相手を怒らせて議論の「密度」を上げるのが得意な人がたくさんいるから、
きっと塩津さんの波長に合いそうな気がします。 


125 名前: 土井 投稿日: 2003/05/30(金) 00:33
>>122
> Biglobeや私の出没場所では随分「ファン」も
> 出来ているのも事実だということをご報告しておきましょう。

まあ空中浮遊を信じていた人だって一人じゃなかったわけだしね。 


126 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/05/30(金) 08:04

ふーん・・

私はずっと本音だし、塩津計氏も御自分が正論と信ずることを本音で語っていると思ってましたが。
たまに居るんだよな。この手合い。

それでも、塩津計氏のチョウセンジン嫌いは本音と見た。
三里塚農民への蔑視も本音と見た。
蔑視てのは、対象が誰であれ不快だわね。

あと、氏がいつか喩えとして挙げてらしたシンパシーの同心円て、メチャメチャにいびつだわ。
共感や同情は地理的に遠隔になるにつれて減少してくっていう、あれ。
でもあなたは、日本人であろうが、百姓やチョウ日新聞関係者や赤全般に対しては、イラク人に対するほどの共感や同情も抱いてない。だから同心円じゃない。あるいは、「アメーバ」のようにいびつな食肢を伸ばした「同心円」だな。

ま、互いに、「そうだね、そうだね( "Me too" postings と云うそうですが)」て頷き合ってる場所も、それなりに良いもんですけどね。別に散人氏のBBS群がそうであることを期待してるわけじゃありませんが。
そういうのは他にあるんで(笑)

けれども、あれはディベートのつもりだったていきなりネタ明かしをされると、日本人の一般的感情としては面白くないんだな、多分。 我々の精神伝統にはディベートって無かったから。まー良いですが。

釣るていう表現を使う奴等が居るじゃないですか。2チャンネルなんかね。

人間を釣ってどうすんだろう?なんて思っちゃう。 釣れると自分が一段偉くなった気がするのかね。
大体において、仲間ハズレにされますな。そういう初めから自分を上に置きたがる手合いは。

ま、氏の五臓六腑には染み込まぬことでしょうが、取りあえず私の感想を。 


127 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/05/30(金) 10:59
>あえて言わせてもらいとアクさんの語り口と視点が私には一番参考になっています

あれ、塩津氏も成長したって言うか、分かってるじゃないですか。

そういえばアクさんは最近どうされたのだろう? 


128 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/05/30(金) 13:36
>三里塚農民への蔑視も本音と見た

蔑視ではないですね。少数のゴネ徳とエゴ剥き出しの横車で国民の圧倒的多数が
不利益を蒙っている状況に我慢ならんだけです。成田空港利用者で人間の鎖を
つくって反対派農家の周りを取り囲んだら良いと思いますね。私は高校で多数の
横暴という欺瞞を教師に吹き込まれましたが、多数の横暴の方が少数の横暴より
よほどマシで全員が納得する解が無い場合、多数決で物事を決めていくしかない
という「諦め」が民主主義の原点のような気がします。そろそろヤメにしてもらい
たいですね、成田空港反対運動は。

朝鮮人も韓国人も中国人も同じ。過度の反日プロパガンダを行う人々にはこちらも
同程度の反感を持つだけで、相手がトーンダウンすればこちらもトーンダウン
するだけのこと。韓国や中国には何の他意もありません。そして生活水準が近い
という意味で中国人より韓国人との接近が容易だと想像しています。 


129 名前: 塩津計 投稿日: 2003/05/31(土) 09:01
以下は小熊英二・上野陽子「癒しのナショナリズム」についての私の書評です。
私は藤原帰一が嫌いですが、この中で引用している朝日の論壇時評は「なかなか
鋭いな」と思いました。田中明彦教授も「あの人は頭の良い人ですからね」と
言ってました。

新しい歴史教科書をつくる会を支持している連中は右翼
保守反動なんだというカビの生えたレッテル貼りを幾らやっても
へこたれない。そこに疑問を感じ、もしかしたら自分たちサヨクは
事実とはずれたことを言っているかも知れないという不安に駆られ
事実を確認しようとつくる会のグループに潜入して実態を確認
したところ、見事その悪い予感が的中して、つくる会を支持して
いるのは実は普通の市民であったことが分かって、自分達サヨクは
今後どうしたらいいのかと途方に暮れている様子を正直に吐露したのが
本書。

この本について藤原帰一東大教授が面白い分析を朝日新聞の論壇時評で
展開している。彼いわく戦後の平和運動、市民運動の理論的支柱は国家
と市民社会を対立関係から見るという視点だという。国家とは戦争を
起こし、市民から平和を奪う存在であって、国家を主体として安全保障を
考える限り、戦争の脅威はなくならないとするのが戦後の平和運動
市民運動の基本的パターンなのだという。そして藤原は本書を引き
合いに出し「今はそうとは限ら」ず「新しい歴史教科書をつくる会
の神奈川支部「史の会」について調査した上野陽子は右翼のイメージとは
まるで違った自発的市民が集まって作り出した「市民運動」として
「つくる会」を描いている」「そこに見るのは朝日(新聞)やサヨク
(左翼)から健全なナショナリズムを守ろうと努めるサイレント保守
市民」だったことを発見して驚いているとする。そこに上野が見たのは
「民主主義の否定どころか、民主的な運動」そのものだったのだ。
続けて藤原は「上野の報告についてコメントを加えた小熊英二は、この
下からのナショナリズムを自民党・文部省が一貫して企ててきた教科書
攻撃の一貫とか、右翼、ファシストなどと(つくる会を支持する一般
市民にレッテル貼るようなことを)言っても意味はないと指摘する。
つくる会に参加する人たちは自分たちが体制に属するどころか、その
体制に対して異義を申し立てる側にあると考えており自分たちが右翼
だなどとは思っていもいない」とする。そして「国家はちゃんと国民を
守るべき」というアタリマエのことを市民のほうが訴えるとき「国家
対(市民)社会という図式に頼る平和主義はその根拠を揺るがされて
しまうだろう」と結論付けている。

一貫して国家ナショナリズムや愛国主義を危険な戦前の天皇制絶対主義
への回帰現象と位置づけて警戒を呼びかけてきた小熊英二。彼は
今、心の底から自分の理論的ベースが動揺し崩壊しようとしていること
に恐怖している。石原慎太郎は危険なデマゴーグではなく、国民や市民
のニーズを的確に捉えた優れた政治的指導者の一人である一方、自分
たちのようなサヨクは思考停止の硬直的
座標軸のとりことなり、どんどんどんどん国民や市民社会のニーズを
キャッチすることに失敗した時代遅れの存在なんだということに、
ようやく小熊らは気が付き始めたようだ。「平和主義」「市民主義」こそ
正義で、これに同調しない連中は皆「保守反動」「右翼」とレッテル貼り
をしている間に何時の間にか思考が硬直化し退化した「サヨク」の
敗北宣言と本書を捉えたい。 


130 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/05/31(土) 11:25
全然ずれているんだよねえ。「サヨク」とは関係ないの。

確かに「サヨク」にはナショナリズムの潜在意識があるかも知れないけど、
どうせ彼等は明らかに時代遅れであり、今世界を席巻している「アンティ・
ナショナリズム」の流れは「サヨク」とは関係ありません。

むしろユダヤ人的な「ナショナリズムへの嫌悪感」というもので、保守反動
の体制派がナショナリズムを毛嫌いし始めている。ナショナリズムはナポレオン的なの。

あっ、そう。永井荷風の考えですね。 


131 名前: アク 投稿日: 2003/05/31(土) 18:16
藤井帰一の「論壇時評」は、私も注目して読みました。AかBか、と簡単に
割り切ってすんでいた既成のものさしが、いまは通用しなくなってきた。
ものの考え方の激動期かも知れないと思えます。

これは国内の論壇でも、国際政治の舞台でも。見たり、読んだり、論じ
合ったりするのが、面白い時代ですね。と同時に、自分の根っこと思って
いたこともゆるんできていることを覚悟する必要がある。

ロバート・ケーガンのPower and Weakness の増補版「ネオコンの論理」読んで
みました。どう批判したらいいか、までは、まだ行きませんが、この考えもなか
なか、とだけは認めておいていいようです。ただ、それでいっても、破綻するに
違いないとも思えます。混沌としているのがこの世界。いつまでも理想社会など
来ない。だから、アメリカが力と自由主義価値観を押しつけていって当面の安定
を実現しましょう、というのでは、戦争の世紀を経て、あまりにも何も学んでい
ない。しかし、ヨーロッパとアメリカの考え方の違いなど、鋭いところをついて
いる。 


132 名前: 飛び入り名古屋人 投稿日: 2003/05/31(土) 21:25
皆様、このままで行きますと「奇麗な方の議論」で終わってしまいそうなので
刺激させていただきます。「ナショナリズムはけしからん」、綺麗ですね。
「大国の暴虐はけしからん」、美しいです。賛成です。ナショナリズムって
なんて悪いんでしょう!

ただし、これはキレイごと展示会:別名「作文コンクール」の次元の議論。

この次元ですむのならば、ナショナリズムをめぐる社会問題など百年も
前に解決済みでしょう。

問題は、少数者、弱者のナショナリズムをどうするのかということにあ
ります。たとえば、「在日」の面々が「わが民族は優れている!」「同胞
万歳!」という主張するのは、間違いなくナショナリズムですが、私には
これを非難する気にはなれません。

最近はあまり活躍していないのかもしれませんが、「国家語」の問題で活
躍していた田中克彦という人がいます。この人の専門のひとつは実はモン
ゴルなのですが、日ごろナショナリズムは暴力だ!悪だ!狂気だ!という
話を書いていたのが、ことがモンゴルの話になると、大逆転。これこそが
彼らの誇りだ!モンゴル文化万歳!ということを書きました。当時はモン
ゴルの伝統文化の復興や、モンゴル国と「内蒙古」(中国領)の連帯とい
うような話が出ていたころでした。

ふと思ったのですが、ソビエトや中国の支配下で、ロシア人や中国人と
モンゴル人が結婚してできた子供は、「おまえは純粋ではない!」とい
って差別された場合どうなるのでしょう? 


133 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/05/31(土) 21:36
アクさん、お久しぶりです。芸術写真ばっかりに凝ってられるのかと思ってました。
たまには我々「俗物」ともお付き合いください。

「自分の根っこがゆらいでいる」というご指摘、その通りですね。
散人みたいな節操のない人間はすぐ「宗旨替え」を図ります。それでいいんじゃないか、と
思ってます。頑固さは必ずしも美徳じゃないですから・・・。

でも、ネオコンの問題は、まだまだ納得いきません。

この世の中は特定の善とか福祉の増大だけでは図れないものがあると思うのです。
貧しくてもいいから幸福を求めるとか、納得のいく生き方を探すとか・・・。

人間、結局、何を食べていても「死ぬまでは」生き続けることが出来るのですから、
その「生活の質」については他人が口を挟む物じゃないと思うんです。

だからネオコンの言っていることは結局入らないお節介であり、自分の利己心に
基づくものである様に見え、それをみんなのためと言いくるめているのは偽善であり、
それを見た目で大衆は支持しても結局は決して長続きするもんじゃないと思うんです。

「文化相対主義」はいまだに真理であると考えていますが、ネオコンは否定します。

そもそもそのあたりに小生の違和感が存在するんじゃないかと思います。

人間というものははじめからいい加減なんで、もともと戦争したり殺し合ったりするもんです。
それを無理やり矯正しようというのは、不自然だと思うんです。

おまけに彼等は自分の「善」を強制するために「倫理」を犠牲にしている。
具体的には「嘘」を付いていると言うことです。アメリカの大衆はやがて
それに気が付くと思う。 


134 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/05/31(土) 22:01
飛び入り名古屋人さん、今日は。

>問題は、少数者、弱者のナショナリズムをどうするのかということにあ
>ります。

うん、うん。これもナショナリズムですね。でも僕はこの程度のことは許してやってもいいんじゃないかと感じてます。
所詮「弱者の論理」ですから。彼等はそれがなくては生きてはいけない。

だから、へんな言い方ですが、「ナショナリズムを否定する」という態度は
とてもある意味では「贅沢な余裕のある概念」なのです。

ヒトラー・ドイツや、ナポレオン時代のフランスや、ビクトリア時代のロンドン下層階級が
「ナショナリズムに酔いしれていた」という厳然とした事実があります。

ろくなことはなかった!

ナショナリズムはせいぜいバスク人あたりの専売特許でいいはずだと思うんですが・・・。 


135 名前: アク 投稿日: 2003/06/01(日) 20:06
いまのアメリカをどう理解したらいいか。単純なバカと切って捨ててもいいのです
が、歴史的にみて、ずっと重い課題なのだと、読んだり、考えたりしています。

散人さんのからかわれる「芸術写真」は、その気晴らしとHPの埋め草にしているの
です。

ネオコンがおかしいのは分かっているのですが、これは予想以上に影響を及ぼす
ような気がします。ヨーロッパはアメリカから突き放された現状からどう立ち直
ろうとするのか。日本でも同調者がでてくるでしょう。いずれにせよ、政治思想
として、説得力のある対立軸がでてこないと、当分これでやられてしまいそうに
思えます。ナイはすでに「アメリカへの警告」で、これまでの主張をくり返して
いるようですが、ポスト・イラクの事態で、あらためて何を言うのでしょうか。 


136 名前: 飛び入り名古屋人 投稿日: 2003/06/01(日) 22:10
予想はしていたのですが、やはりナショナリズムの問題を「規模」でとらえて
しまうのですね。規模でなければ「強さ」「国力」ですか。その論法でいえば、
イスラエル建国以前のユダヤ人のナショナリズムは、無条件に許されるわけで
すね。しかし国が出来ようと、中東戦争で勝とうと、ユダヤ人はユダヤ人であ
りつづけるわけです。ところが「ナショナリズム批判」の論調で、近年最悪の
悪者はイスラエルになっているのも、彼らが戦争に強いからでしょうか。ある
いは合衆国に強力な支援者がいるからでしょうか。
仮に、アラブ人がものすごく強化されて、イスラエルが敗北し、再度国を失う
ことになったら、ユダヤ人は再度許してもらえるのでしょうか。

これ以上の展開はくどくなるのでやめますが、「良いナショナリズム」と悪い
「ナショナリズム」を、戦力や国力で決めるのであるならば、単なる「判官贔
屓」か、あるいは悪くすると、強者に対する嫉妬ということになってしまうの
ではないですか。もしもそうならば、昨今のナショナリズム論系アメリカ批判
は、1945年に大日本帝国(ダイニッポンテイコク)に勝利した「鬼畜米英」に
いまだに嫉妬する軍国主義者と区別しにくいでしょう。するとこういう人たち
の屈折した心理を救済する方法は、再度合衆国に宣戦布告して勝てばいいので
しょうな。私は賛成しませんが。

日本だけではなくて、「左翼」の議論の弱点はここにあります。打ちひしがれ
ている「弱者」を支援するのは良いことですが、「たまねぎ」の皮をいくつか
むいていくと、さいて自慢に値するわけではない心性が出てきてしまう。

誤解がないように私の見解を申しますと、ナショナリズムは規模では測れませ
ん。たとえ判官贔屓が涙を流しそうな打ちひしがれ少数民族であっても、やは
り内部に差別や抑圧を抱えているわけです。

方程式の両辺を整理すると以下のようになります。

1.ナショナリズムは規模では計測できない。
2.ナショナリズムは単純な善悪判断では論じられない。
3.昨今のアメリカの「悪行」はナショナリズムの問題では議論できない。 


137 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/01(日) 22:28
>ユダヤ人のナショナリズム

誤解があるようです。ユダヤ人のコスモポリタニズムとイスラエルのナショナリズムは
別のものじゃないでしょうか。ユダヤ人もイスラエルが出来てからおかしくなった!

弱い立場にある人間達が対抗上自分たちで結束しようと言うのは理解できるという意味で申しあげました。

でもそれは「弱者であるから許される」というもんじゃないかと・・・。

アメリカの昨今の行動はナショナリズムという括りじゃ考えられない。
強いて言えばエゴイズムでしょうか。 


138 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/01(日) 22:31
>政治思想として、説得力のある対立軸がでてこないと、
>当分これでやられてしまいそうに思えます

ここで肝心なことは「倫理」だと思うんです。

何が人間の道として正しいことであるか。主義主張は別です。

多様な価値観を認めるという文化相対主義はやはり倫理的には正しいことだと思う。 


139 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/02(月) 14:17
>「芸術写真」

アクさんをからかったりはしてません。でも一枚一枚心を込めて写真を撮らないと
良い写真は撮れないようですね。散人はいい加減で気が短いから無理なのかなあ。 


140 名前: アク 投稿日: 2003/06/02(月) 20:54
> 倫理

国際政治の場で、倫理がどういう意味で重要なファクターになりうるか。
絶対的な価値観などないわけですから、ある程度共有している「倫理」に
したがって行動することが、長期的な意味で、自国の利益になる。
そういう具合にしか倫理は、顔を出しようがないでしょうね。

カーター時代の人権外交は、倫理的には正しいのでしょうが、現実主義の政治家
には不評でした。

ブッシュも善とか悪を口にしますが、これは表現の上では倫理的ですが、実際は
国益を追っている。それをうまく言い抜けているだけ。民主主義を善としてイラ
クにもたらそうと使命感に燃えているようでいて、結局それはアメリカにとって
の長期的安全保障をねらっているだけ。

どうも倫理では、いまのアメリカに太刀打ちできないように思えますが如何。 


141 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/02(月) 22:58
倫理などと言う表現を使いましたが、「まっとうなこと」と言い換えれば
分かりやすくなるかも知れません。

他人の異なる価値観を尊重すると云うことは、やはり正しいことだと思うのですが、
如何でしょうか。

アメリカ人でもそれは認識していると思うのですが。 


142 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/04(水) 21:16
付言しますと、人間は、結局、損得関係だけで動く動物じゃないと思うんです。

これは亡き高坂正堯がいっていたことでもあります。「人間は何故戦うのか」は
根元的なふかーい人間性の問題だって・・・。

それを看過して、高坂正堯の弟子を自称する輩たちが、いま功利主義だけで
国際関係を考えるのは、たいへん大きな間違いだと思うんです。若い人に多い。

「意気に感じて」ってことが、意外に意外に大きなことかも知れない・・・。 


143 名前: アク 投稿日: 2003/06/04(水) 22:39
損得関係だけでなく、というのは分かります。いまのアメリカだって、イスラエル
へのひいきぶりは、損得を越えています。そういう感情が、アメリカ人キリスト
教徒の心理にあるのでしょう。しかし一方では、大統領選挙でのユダヤ票をあてに
してのパレスチナ問題への対応でもあるのでしょう。今回は在米ユダヤ人指導者たち
が、和平へ動き出したことがシャロンを動かし、ブッシュも動いた、という背景が
あるようです。

もとの問題にかえっていえば、ブッシュ・チームの現在の単独行動主義に何を
もって対抗できるか、ということですが、倫理や「まっとうなこと」では力が
ないでしょう。今ブッシュがやっている方向では、世界中の人々の人心をとら
えられない。そんな行き方は、最終的に成功しない。そういうことを政治思想
としてきちっと言ってくれる対抗軸がないのでしょうか、ということです。
シラクはそういいたいのでしょうが、フランスは利権にからみすぎている。
やはりアメリカの中から、それをいう勢力が出てこないと変わらないでしょう。 


144 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/04(水) 22:51
>今ブッシュがやっている方向では、世界中の人々の人心をとら
>えられない。そんな行き方は、最終的に成功しない。そういうことを政治思想
>としてきちっと言ってくれる対抗軸がないのでしょうか、ということです。

まさにそれなんです! 世界の普通の感覚を持っている人たちが、アメリカ人に対し、
「気持ちは分かるけれどやっぱりちょっとおかしいんじゃないの」と、
何遍も何遍も言い続けることは大切じゃないかと思うんです。

利害関係のからまない「善意の仲介者」として。

「やっぱりおかしいんじゃないの」という根拠はやはり理屈ではなくって
「倫理」だと思うんです。それ以外では彼等は納得しないんじゃないかと・・・。

他にどういう有効な説得方法があるのでしょうか? 


145 名前: アク 投稿日: 2003/06/05(木) 09:41
Thomas Friedman の最近のOP-ED「なぜアメリカ以外の世界は、アメリカを嫌うのか」
で、今や、アメリカが戦力、経済力、技術力であまりにも優越してしまった。その
結果、世界中の人々の生活を、彼らの自国政府以上に、アメリカが支配するように
なってしまった。投票権がないのに、その政治の結果で拘束を受ける、世界政治の
構造。これがいまやアメリカが、世界中の人々から嫌われる理由だ。どうしたら、
この状態から抜け出せるだろう。と問いかけています。

http://www.nytimes.com/2003/06/01/opinion/01FRIE.html 


146 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/05(木) 10:17
アクさんありがとうございます。これ読み落としてました。

「どうしたらいいの?」というのはフリードマン特有の「傲慢かまし」で
ありまして、本心は「僕ら強いから仕方がないのよ。皆文句言うけどどうすればいいの?」
ってとこ。国連の仕組みを尊重することに尽きるじゃないですか! ね!

チャンドラーが「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」と
言いましたが、まさにその言葉を今のアメリカ人は噛みしめないといけないと思う。

「ルールを作りそのルールに沿って行動する」ということが法治社会であって、
それがなければ単なるジャングルですよね。

この記事ときのうの "Because we could" がフリードマンらしい記事ですので
iBlog で紹介しますね。 


147 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 13:25
アクさんが言われている「アメリカのイスラエルに対するエコヒイキ」というのは
日本でも横行している「刷り込み」であって、実際はそうでもないようですよ。
ブッシュの父親はユダヤ団体を使って米国の政策を捻じ曲げようとしたシャミル首相
と全面対決しているんですね。それで選挙に負けたのかも知れません。先日BBCが
NHKと共同で作った「50年戦争 イスラエルとアラブ」という6回連続の番組を
みんなで見て、パレスチナ紛争通史をおさらいしたのですが、そこから現れてきた
米国の姿は「我々が援助しなければイスラエルと言う国は地上から消滅してしまう
のでやむなく援助する」という姿勢で、決して積極的にイスラエルを米国が後押し
しているという感じではありませんでした。むしろ強硬なイスラエルに対し繰り返し
米国は不快感を表明している。もちろんテロを政治の手段とするアラファトは
もっと非難していますが。そしてアラファトがエジプトからもヨルダンからも
レバノンからも嫌われていたということが良く理解できました。 


148 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/05(木) 13:35
147は私です。藤原帰一の記事に注目されていましたか。さすがです。まあ、
私のナショナリズムに関するスタンスはあの記事に書いていることにつきて
います。どうも私が考えているナショナリズムとアクさんが考えておられる
ナショナリズムの中身がそもそも根本的に異なるのではないかと言う気が最近
してきています。私が考えているのは自然で普通で優しい気持ちなんですね。
「私の生まれた街が好き」みたいな。それを大切にしたい。こういう気持ちを
持つことは同時に同じ郷土愛を抱く他者に対する尊重にも繋がる。お互いの
お国自慢の交歓は十分に成立します。またこれがあるからこそアイデンティティ
というものも確立するのではないか。母校愛なんかと一緒なんですね。戦前の
記憶とは全く異なるもので、他者を認めない偏狭で攻撃的なナショナリズムは
大国であろうと小国であろうと私は忌避し、排撃します。そんなもの傍迷惑な
なだけだと思います。だから北朝鮮の偏狭なナショナリズムや韓国の偏狭な
ナショナリズムは、日本の偏狭なナショナリズム同様許せませんね。嫌悪感を
持ちます。もっとたおやかで緩やかなものなんですね。そういうものは十分世の中
に存在するし、日本でも形成されているんです。それを素直に認めようよという
ものなんですな。サヨク(小熊なんかこれに該当します、私的には)はこれを
認めようとしませんが、実際にはこれが存在する。それにようやく気がつき始めたのが
先の藤原論壇時評ではないかと(藤原も坂本義和直系のサヨク反米主義者です)
思ってます。 


149 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/05(木) 17:15
>「アメリカのイスラエルに対するエコヒイキ」というのは
>日本でも横行している「刷り込み」であって、実際はそうでもないようですよ
>ブッシュの父親はユダヤ団体を使って米国の政策を捻じ曲げようとしたシャミル首相
>と全面対決しているんですね

アメリカのユダヤ人団体が共和党を支持したことはないんじゃないですか?
ブッシュはもともとユダヤ人が嫌いなの。でもブッシュを支持する4000万人の
「バイブルベルト」住民は「聖書に書いてあることがあくまでも正しく」
パレスティナのあの辺りは神様がイスラエルに上げたところと信じている。

そこにねじれが見られる。ユダヤ人団体が積極的。
でもブッシュは結局は腰が据わらないんじゃないかな。
自分でもうまく行くとは考えてないんじゃないですか?

マスコミの「すり込み」と言えば最近の日経新聞はひどいね。
アメリカ一辺倒。

今朝の朝刊でもピュー調査会社の世界世論調査の結果が出てたけど、
IHTとまるで違う扱い。アメリカのイメージダウンが一番のポイントなのに、
日経ではそれについては一言も触れず、国連のイメージダウンに付いてしか述べてない。

IHT記事は↓
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1570102516/E22707391/index.html

日経はブッシュの提灯持ち記事ばかりで嫌になる。 


150 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/05(木) 17:47
アメリカのイスラエルに対するえこひいき

これは日本のみならず、世界の常識でしょう。アラブ世界がアメリカを敵視する
最たる理由です。それがアメリカの国益になるかというと、ならないけれども、
国民感情からして、この問題だけはドライになれない。キリスト教徒はユダヤ人
が嫌いというのは、俗説で、イスラエルに心の故郷みたいなものを感じている
ところがあるようです。

> 私が考えているナショナリズムとアクさんが考えておられる
ナショナリズムの中身がそもそも根本的に異なるのではないかと

「私が考えているナショナリズムと、アクさんが毛嫌いしているナショナリズム・・・」
ということですね。いつの間にか、塩津計さんのナショナリズムは、「猫なで声の
ナショナリズム」になってきたような。それも気持ちが悪い。
健康なナショナリズムなどともいわれていますが、それが危険なナショナリズムの
潜伏期を務めかねないので、およそナショナリズムという用語を拒否したいです。

藤原帰一が注目していたのは、国が国民を守らなくてどうする、という動機から
草の根運動的に有事立法勉強会が立ち上がった、という点でしょう。これから
憲法、集団安全保障、自衛隊の国際平和活動への参加など、いろんな問題で、普通の
市民の声が、こういう形で出てくると思いますが、それは「作る会」などの人の
用意してきた手あかにまみれた場ではなく、新しい動きであってほしいですね。 


151 名前: アク 投稿日: 2003/06/05(木) 17:48
上記はアクの書き込みです 


152 名前: アク 投稿日: 2003/06/05(木) 18:00
>149
アメリカのユダヤ人団体が共和党を支持したことはないんじゃないですか?

アメリカのユダヤ人は、もともとは民主党支持でした。しかし、ユダヤ教徒にも
原理主義者と世俗的な考え方の人たちがいて、原理主義者は、最近共和党支持に
組みこまれている。これはモラル問題(家族を大事にするなど)で、民主党は
甘いという右側の攻撃に同調するからです。「クリスチャン連合」にユダヤ教
徒も加わっているそうです。

最近では、共和党と民主党の勢力地図もまだら模様で、一昔前の色づけで
一概に論じられないようです。クリントンだって、ずいぶん保守的政策を
進めています。 


153 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/05(木) 18:23
>アラブ世界がアメリカを敵視する最たる理由です。

敵視しているように日本のメディアが報道しているという説がありますね。
結構アラブの人達は現実的で、実はそんなに反米でないようですよ。イラクの
国民なんか、その最たる例でイランの若手にも最近新米が増えてますね。 


154 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/05(木) 18:44
>「私が考えているナショナリズムと、アクさんが毛嫌いしているナショナリズム・・・」
>ということですね。いつの間にか、塩津計さんのナショナリズムは、「猫なで声の
>ナショナリズム」になってきたような。それも気持ちが悪い。
>健康なナショナリズムなどともいわれていますが、それが危険なナショナリズムの
>潜伏期を務めかねないので、およそナショナリズムという用語を拒否したいです

そういわれると思ってました。要するに私ははじめから猫なで声のナショナリズム
しか言ってなかったんですね(私は猫なで声のナショナリズムという言葉が
好きでないですが。なんか爪を意図的に隠しているようで。はじめから爪なんか
無いのですよ)。

「昭和史7つの謎」という本を(保阪正康著)を読んでいるんですが、冒頭に
5.15事件から2.26事件の頃の日本を指して「日本の文化大革命」とする
表現がでてくるんですね。文部省と軍が一体となって天皇神権説を国民に刷り込み
偏狭でファナティックな国粋主義を蔓延させていく過程が、今の北朝鮮や
文化大革命の中国にそっくりだ(だから日本人は彼らを笑えない)というもの。
私はかつてプラハで皮の長靴にマントを翻し我が物顔で空港内を闊歩する北朝鮮の
将校にあって「昔の日本軍って上海辺りの英仏租界に暮らす欧米人にああいう風に
みられていたんだろうな」と強い印象を受けた記憶があります。なんともいえない
嫌悪感を覚えたものです。だから保阪氏の「日本の文化大革命=5.15事件」と
いう指摘に思わずうなずいてしまったんですね。何が言いたいかというと、
アクさんは恐らく「ナショナリズムに安全なものも危険なものもない。ナショナリズム
とは危険で偏狭なものなのだ。今おとなしく見えても必ず化けの皮がはがれるもの
なのだ」というご主張なんだと思います。その点については、実は私はかなり
アグリーしてしまうんですね。言葉と言うのは本当に難しい。私のナショナリズム
にはそういう意図も意味合いも全く無くて、ある意味で歴史的文脈とは全く
切り離されたフレッシュスタートな用法で用いているんですね。しかし言葉には
歴史文脈と言うのは厳然とあって、それから切り離されることはありえないのだ
と言われるなら、それはその通りかも知れないと、ここでもアグリーしてしまうの
だな、私は。 


155 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/05(木) 18:44
>「私が考えているナショナリズムと、アクさんが毛嫌いしているナショナリズム・・・」
>ということですね。いつの間にか、塩津計さんのナショナリズムは、「猫なで声の
>ナショナリズム」になってきたような。それも気持ちが悪い。
>健康なナショナリズムなどともいわれていますが、それが危険なナショナリズムの
>潜伏期を務めかねないので、およそナショナリズムという用語を拒否したいです

そういわれると思ってました。要するに私ははじめから猫なで声のナショナリズム
しか言ってなかったんですね(私は猫なで声のナショナリズムという言葉が
好きでないですが。なんか爪を意図的に隠しているようで。はじめから爪なんか
無いのですよ)。

「昭和史7つの謎」という本を(保阪正康著)を読んでいるんですが、冒頭に
5.15事件から2.26事件の頃の日本を指して「日本の文化大革命」とする
表現がでてくるんですね。文部省と軍が一体となって天皇神権説を国民に刷り込み
偏狭でファナティックな国粋主義を蔓延させていく過程が、今の北朝鮮や
文化大革命の中国にそっくりだ(だから日本人は彼らを笑えない)というもの。
私はかつてプラハで皮の長靴にマントを翻し我が物顔で空港内を闊歩する北朝鮮の
将校にあって「昔の日本軍って上海辺りの英仏租界に暮らす欧米人にああいう風に
みられていたんだろうな」と強い印象を受けた記憶があります。なんともいえない
嫌悪感を覚えたものです。だから保阪氏の「日本の文化大革命=5.15事件」と
いう指摘に思わずうなずいてしまったんですね。何が言いたいかというと、
アクさんは恐らく「ナショナリズムに安全なものも危険なものもない。ナショナリズム
とは危険で偏狭なものなのだ。今おとなしく見えても必ず化けの皮がはがれるもの
なのだ」というご主張なんだと思います。その点については、実は私はかなり
アグリーしてしまうんですね。言葉と言うのは本当に難しい。私のナショナリズム
にはそういう意図も意味合いも全く無くて、ある意味で歴史的文脈とは全く
切り離されたフレッシュスタートな用法で用いているんですね。しかし言葉には
歴史文脈と言うのは厳然とあって、それから切り離されることはありえないのだ
と言われるなら、それはその通りかも知れないと、ここでもアグリーしてしまうの
だな、私は。 


156 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/05(木) 20:58
村田蔵六の愛国心は存外に故郷の村の夕景色に収斂されるのではないか?
と司馬遼太郎は書いていますが、肌に感じる四季の風情に郷愁を感じる
位が適当なんでしょうな。 


157 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/05(木) 21:41
ENDOさんのおっしゃることに賛成です。新しい歴史教科書をつくる会に賛同
する人たちの意識の大半もそれであって、戦後今井清・遠山茂樹・藤原彰らが
広めた自虐史観を真っ当なものに直したいだけであって、何も大東亜戦争は自存
自衛のためのやむにやまれぬ正義の戦いだった、なんてことを言いたいと思って
いる人なんてほとんどいないのだと思ってます。自存自衛派が多く紛れ込んで
話がややこしくなり、あの会も随分分裂してますよね。しかも中心に西尾幹二だの
西部邁だのヘンテコな「学者」がいすわっちゃって随分正統性が失われました。 


158 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/06(金) 22:14
>正統性

この言葉をどういう意味でお使いですか?

散人は legitimate という意味で考えて「政府」が国民の信任を受けているかどうか
という意味に限定して使っているんですけど・・・。

西尾幹二なんて「正統性」以前の問題だと思うんですがね・・・。 


159 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/07(土) 20:06
西尾幹二は、その通りですね。まあ正統性というのは「理」程度の意味ですね。
朝日、社会党、共産党及びそれに連なるジャーナリスト、学者の自虐運動は
ちょっと行きすぎでしたね。新しい教科書運動は、この反作用だったと思います。
まあ、戦後サヨクの歪んだナショナリズム運動は全て北朝鮮の金正日さまが叩き
潰してくれて、今や日本人の大半がサヨクの振りまいた迷妄から覚めたんで、まあ
私は大満足。拉致事件はサヨクを日本人から分離し孤立させる薬品の役目を
果たしました。その意味で金正日に私は「感謝」しています。ザマーミロ。 


160 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/07(土) 20:58
西尾幹二については意見があってまずよかったってとこかしら。

でも金正日を崇拝する「サヨク」ってのは、よほどずれたおかしいサヨクだと思う。
かってにサヨク批判者が付けたレッテルじゃないかしらね。

今注目しているのはプーチン。
かれはピヨートル大帝の再来にますますなりつつある!

散人が見るところ、彼は根っからの「共産主義者+民族主義者」だと思う。
共産主義者の部分はよくは見えないけれどね。

でも世の中の流れは「インターナショナル」なのよ。「ナショナル」はアウトオブファッション。

馬鹿な高等学校の教師連中に対する個人的な恨みから「資本主義や民族主義が永遠だ」などと信じて
いては、間違うんじゃないかしらね。 


161 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/07(土) 21:06

>馬鹿な高等学校の教師連中に対する個人的な恨みから「資本主義や民族主義が永遠だ」などと信じていては、間違うんじゃないかしらね。

これ、個人的にちょっと思い当たる日教組嫌いの仁を知ってまして大笑いしかかったとこなんですが。
散人殿のお知り合いにもその手の人がいらっしゃるのですか?
それとも、一般的にそういう傾向の人って多いのでしょうか? 


162 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/08(日) 14:01

ナショナリズムなんてものは愛国心というより、国家中毒とか国家病とかいう訳をつけた方が妥当だという説がありますよね。

呼び方がナショナリズムであれ愛国心であれ、いつもいつも「国」を一番に意識してるところが、既にダメてことでしょう。

愛 郷心は自分の郷土を愛するのみの心であって、それにどこか別の場所の住民を憎むことがセットで自動的についてくるわけではないでしょう。故に愛郷心を「同 心円」上に発展させていった果てに愛国心があるとは言えないと思います。何らかの精神的毒物が途中で付加されて「愛国心」とやらに変質するんです。

「国」という大義名分を振りかざす割には、愛国心を叫ぶ人達って、どうも個人的怨恨とか変チクリンな思いこみが感情的ベースになっている気がする。

ま、本当の闘いを起こさぬためのガス抜きみたいな意味で催される国際模擬戦であるところのスポーツ大会を、国威発揚の手段とか戦争の一種にすり替えてしまう、せこい心の持ち主達に問題ありってことですよ。
フーリガンなんて典型的なものですよね。で、フーリガン的オツムの連中を煽るのがルペンとか小林よしのりなどという手合いと私は理解してますが。

繰り返しますと、本物の戦争と模擬戦を混同するのはおかしいって私は言ってるんですね。
単なるゲームの勝ち負けを巡って素で怒り出すタコには、国の行く末を論じる資格はありません。

確 かに日韓「戦」とか便宜的に呼んだりはしますが、スポーツと戦争は一直線上にあるのでなくて、どこかで縁が切れてるはずです。縁が切れてないとの思いこみ に立って論ずるのがそもそもおかしいんで、サッカーと愛国心の絡みに関する塩津計氏の論考は、私にはかなり陳腐に思えましたよ。 


163 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/08(日) 14:58
宗教でもイデオロギーでも愛国心でも心が依拠するための「つっかえ棒」
として扱うと無限責任へ簡単に転換してしまいますね。 


164 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/08(日) 17:05
きょう6月8日は、加賀一向一揆の日です。日本における最初で最後の民衆蜂起。

蓮如もえらかったけど北陸の人はやっぱりエライのだ。 


165 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/08(日) 20:20
一向一揆は皆殺しにするしかない。

織田信長の判断は正しかった。読んでいてすがすがしいです。政治家はああでなきゃ。
石山本願寺なんて完全に兵糧攻めにして「降参」って、要塞から両手挙げて出てきた
ところを鉄砲で皆殺しでしょ。スカッとするなあ。邪宗に取り付かれた異教の徒は
「死ななきゃ治らない」という冷徹な判断。立派です。人間なんて後から幾らでも
増える。悪い芽は元から断とうよ。 


166 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/08(日) 20:28
いや、私は高校の先生に恨みなんてないですよ。だって大体5をもらったし
それはそれで面白かった。30年以上たってしみじみあの授業は偏っていたなあ、
なんでコルホーズ、ソホーズ、人民公社が先進的で農業生産増大を実現した組織
だったなんて地理でならったんだろう(現実は正反対でみんな廃止されてしまった)、
なんでロシアなんて欧州の片隅の田舎国家の歴史に異常に詳しいのだろう
(ナロードニキの乱、ぶ・ナロード、デカブリストの乱、メンシュベキ、
ボルシェビキ、アレクサンドル三世の暗殺)どーでもいいじゃん、こんなこと。
それよりもモルトケによるフランス軍撃破の戦略とか、シュリーフェンプランとか
そっちを習ったほうが良かった。山川出版社の世界史と地理の教科書はやっぱ
偏っていたなあと、今しみじみ思い返しているだけです。 


167 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/08(日) 20:39
ナショナリズムについては「言葉」にカキガラが一杯ついているんで話が
すれ違いがちですが、私が言っているのは「他国とのバランス」ですな。
他の国と似たような愛国心表明は自然な感情の表現であり、どの国の国民も
同じような欲望を持っているので、それを日本だけ特別に抑圧することは不自然だ
といっているだけ。日本よりもお隣の韓国や中国のナショナリズムのほうが遙かに
危険で特異なんで、日本で騒ぎぐよりは、まず隣国へ出張してそこで彼らを
説得なさいナ、と言いたいですな。

あと、散人さんの「インターナショナル」が世の流れというのは間違っていると
思いますね。欧州で起きているのは個別に戦ってもアメリカには絶対に勝てない
と悟った(ようやく)欧州=特にフランス、が「欧州」という新たなナショナリズム
の枠組みを用意してアメリカに束になって対抗しようとしているだけ。そしてその
所詮は適わぬ妄想は、やっぱり実現不可能であって、今統合欧州の矛盾点がどんどん
明らかになってセントリフューガルフォースが強力に作用しつつある。難しいの
でうよ、国境を越えた統合という物は。デラシネに片一方がなると覚悟すれば
別ですが。やっぱりアイデンティティと利害というものがあるからねえ。さあて
ドイツがどこまでフランスの脅迫に耐えて犠牲を払い続けることが出来るのか。
どこまでムチを打たれて我慢することが出来るのか。まあ見ものですな。結局
システムとして米国という特殊な存在にはどの国も敵わないという事をはっきりと
認識し、別の道を見つけることができるのかできないのかが21世紀の大きな
知的課題となるでしょうというのが私の予感。そしてたぶんそれは不可能で
米国の一極支配が完成するのが21世紀ではないかと思いますけどね。もし
それが出来ないと世界は大不況になるような気がします。 


168 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/08(日) 20:42

塩津計氏の何が善で何が悪かを切る明快さと躊躇いの無さはまるでブシュのようだ。

お上に逆らう農民は悪。
お上に逆らう赤も悪。
強いアメリカに楯突く国はみんな悪。

そして、赤でさえなければ、何でも「善」だ。

ちなみに、土地の自民党名士(つまりお上の一種)と結託して、新来住民の家の前にへんな道路を作らせようと画策する地元農民は悪か善か。これは、少しく考えてみる余地ありですな。

私も、これらの手合いを百姓ドモと呼んでやりたいところですが。
ま、そういう下品な言い方をするとお里が知れるのでこらえてます。

私事ですけどね。ていうか愚痴ですね。はい。 


169 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/08(日) 20:54

>ドイツがどこまでフランスの脅迫に耐えて犠牲を払い続けることが出来るのか。

それ何のこと?
元々フランク王国だったものが再統合するだけなんで、アイデンチチーもクソも無いと思いますよ。長期的には枝葉末節の問題でしょ。

といっても、私が統一ヨーロッパの誕生を手放しで祝福歓迎してるかといえばそういうわけでもありませんが。

でも羨ましくはありますねぇ。
過去にいつまでもねちねち拘泥し合ってる東亜諸国を見るにつけ。 


170 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/08(日) 21:27
>欧州」という新たなナショナリズム

全然間違っとるよ、その認識。

欧州連合というのは「ナショナリズムの否定」に原点があるのです。 


171 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/08(日) 21:36
>織田信長の判断は正しかった

これも異議ありだな。

「剰余価値の一元的搾取」を良しとするのかしないかの問題ね。

散人は搾取されるのはまっぴら。されたい人はどうぞご自由に。 


172 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/09(月) 08:24

塩津計氏
>日本だけ特別に抑圧することは不自然だといっているだけ。日本よりもお隣の韓国や中国のナショナリズムのほうが遙かに危険で特異なんで・・

そういう風に断ずる根拠は?
妄想だよ。妄想。

あなたは被害妄想の堂々巡りにはまりこんでらっしゃるみたい。

相手がああだからこっちもこうだって互いに言い合ってたら対立はこれからも続きますなっていってんだけどな。私は。

個人間の争闘の場合は、先に叩いた方が先にガードを下げるのが和解のルールだと思いますがね。国と国の間はそうじゃないなんて言わんで下さいよ。


173 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/09(月) 13:42

塩津計氏

> 他の国と似たような愛国心表明は自然な感情の表現であり、

自然な感情の表現なら、なんで我が国政府は、その「自然な感情」を大々的に煽る必要があるんだろう? 

まるで我々日本人には愛国心が欠如してると言わんばかりじゃないですか。現にえらい人達は、そう思ってらっしゃるみたい。

既に言い尽くされたことですが、愛国心が自然な感情ならば、わざわざ愛国心教育なるものをカリキュラムに組み込んで煽らずとも自然に発露するし、逆に愛するに値せぬ国なら、いくら煽ろうが愛国心など湧いてこない。考えるまでもないことです。

愛国心てものは、暗に対外的な猜疑心を核に持った、かなり不自然な感情かも知れませんね。 


174 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/09(月) 22:53
>欧州連合というのは「ナショナリズムの否定」に原点があるのです。

と、言いながら要するにフランス以外のナショナリズムは全部否定しておいて
自分達だけ「ら・マルセイエーズ」というのが透けて見えるのが欧州連合でしょう。
ポーランドもデンマークも、みーんなこれを警戒している。はっきり言って信用
していない、されていない。「別に信用なんかしなくてもいいよ。勝手にやるから、
な、シュレーダー」と欧州大統領ポストを二つにしてフランスとドイツで永久に
これを独占しようなんて、あまい考えもいいところ。

ま、フランスがストライキするのをやめて、自分の手をじっと見て、額に汗して
働く気持を取り戻すまで、まあ無理でしょうな。

税金の問題もあるし、福祉の問題もあるし、国家の超克は難しいですよ。
まあ、無理だと思いますね、特にワガママぞろいの欧州では。 


175 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/09(月) 23:01
都市の住民は百姓に搾取されているという単純な事実が分からない都市住民が
多いのは悲しいことです。まあ、都市の住民といっても両親が田舎に住んでいたり
する隠れ田舎者みたいな都会人が多いので仕方ない面もありますが。

これからの政治は「都市対農村」というのがひとつの対立軸になると思いますね。

そうそうVOICE7月号の巻頭言で深田裕介が静岡空港と広島空港を例に
あげながら土建屋帝国主義を徹底批判しています。おもわず首肯。

あと日本一便利な博多空港をわざわざ潰して玄界灘に海上空港を誘致しようという
運動があるんだとか。何でも博多空港があるお陰で博多に高層ビルが建てられない
のが博多っ子の不満のタネなんだとか。

何でもかんでも国家ぶら下がり健康法を決め込む田舎者のおねだりは本当に
もう沢山。税源の地方委譲を完璧にすすめ東京の完全一人勝ちと確定させる一方
生存不能な県を続出させて兵糧攻めにしたあげく野垂れ死にさせて合併させて
しまいたい。島根+山口県で山根県、鳥取+広島で鳥島県。四国は四国道でいいな。
いらんよ、40以上も県の数なんて。それでもやりたきゃご自分でどうぞ。 


176 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/09(月) 23:06
>現にえらい人達は、そう思ってらっしゃるみたい

偉い人たちに「自分の考え」なんてそんなに無いですよ。あるのは次の選挙の
ことがほとんど。偉い人たちが口にすることは、それを支える膨大な支持者が
主張していることであり、それを口にすれば「頼もしい人」として次の選挙も
安泰となるから口にしている。政治家=支配層と捉えて、民衆と政治家が対立
しているかのごとく捉えるのは、まあ古い考え方ですね。政治家=一般大衆
なんですな、民主主義の世の中は。小熊も不承不承この事実を認めているじゃ
ありませんか。 


177 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/09(月) 23:12
>「剰余価値の一元的搾取」を良しとするのかしないかの問題ね

世の中は一極集中のヒエラルキーが成立したとき「平和」になりますね。
そして一極の内部で徐々に腐敗がはじまり一極は内部崩壊していく。
ただ多極より一極のほうが平和であり安定していることは間違いない。
多極は駆け引きと陰謀、抗争が常態化している世界で戦争が絶えません。

あと、織田信長は搾取したのかなあ。むしろ彼は経済を大事にし社会が繁栄したと
聞いていますが(堺谷太一)。

織田のスタンスはテロリストとの話し合いは不可能であり、全滅させ根絶やしに
するしか解決はない、というものですね。そして実際に彼はそれを実行し、世の中を
平和で安定したものにしました。一向衆は織田によって随分力をそがれましたね。 


178 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/10(火) 05:10
「アメリカ批判をする人達は、両親に反抗するティーンエイジャーみたいだ」
というのがフリードマンのコラムに出ています。安全保障と貿易を完全に米国に
依存している日本でも反米論者は同じような立場にあると思えるんですね、私も。
何時までもあると思うな親とカネ。アメリカの庇護も何時まであることやら。
日本は本当に自立できるのか。その覚悟を今から決めて徐々に準備を進める必要が
あると思います。http://www.nytimes.com/2003/06/08/opinion/08FRIE.html?n=Top%2fOpinion%2fEditorials%20and%20Op%2dEd%2fOp%2dEd%2fColumnists 


179 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/10(火) 08:43

まともな親だったら子の意見に耳を貸すもんですな、塩津計氏。
今のアメリカ批判をする外国人達は、多分、アメリカがまっとうな親(親分)に戻ってくれることを期待しているのですよ。

ついでに、今のアメリカ批判をしているアメリカ人達自身に関するフリードマンの定義も知りたいものです。つまり20%のアメリカ人のこと。20%たら少なくはありませんよ。5人に1人ですもんね。

どうも塩津計氏は、常に all or nothing の発想しかできない人のようだ。
アメリカは一枚岩じゃないと口では仰るが、内心では一枚岩だと思っているようだ。

そして、親たる者は無謬であると決めてかかりたがってるみたいだなあ。
とても良い子だったらしい少年時代の塩津計氏を思わせて微笑ましい。
でも、実際には親は無謬じゃないし親分も無謬じゃないんですがね。 


180 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/10(火) 11:01

塩津計氏

>政治家=一般大衆なんですな、民主主義の世の中は。

家族の人達なんかも目一杯動員しつつ、あれこれの手段で「民意」をわざと煽っておいてから民意に沿う(対北朝鮮の場合)。

一方、大方の民意が嫌がっていることは、「国民の気持ちに反してもやらねばならぬことがある」と大見得を切って世論と逆のことをやってみたりもする(アメリカのイラク攻めをサポートする場合)

政治家とはそんな人達ですね。 


181 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/10(火) 15:33
>>175

>これからの政治は「都市対農村」というのがひとつの対立軸になると思いますね

これは面白いテーマだけれど、日本じゃなかなか難しい。

穀物法の例でも分かるけれど、産業資本家が反農業資本勢力として戦うかどうかが
勝敗の決め手なの。

でも日本じゃ無理。何故かと言えば賃金の下方硬直性があるから。

いくら農産物が安くなっても産業資本家は得できない仕組みになっている。
だから経済団体が自由化なんか言ってるのは口先だけ。

さて都市住民はどうする? 


182 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/11(水) 01:09

塩津計氏

>これからの政治は「都市対農村」というのがひとつの対立軸になると思いますね。

農村から上京して立身出世を遂げ東京に居を構えた人は、郷里の親兄弟縁者と骨肉の争いを演じるていう意味ですかな? 


183 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/11(水) 07:21
農村の構造自体が瓦解途上なので明快な都市対農村の図式は成立し得ない
と思われますよ。農業も田畑の耕作を放棄した「兼業農家」から土地を借
り上げて合理的な経営をしている「専業農家」しか儲かっていません。 


184 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/11(水) 07:22
都市住民も一家に一畑のダーチャを構え、自らが生産消費者の道を歩めば
構造の図式が解消するんじゃないかなあ。 


185 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/11(水) 10:13

>都市の住民は百姓に搾取されているという単純な事実が分からない都市住民が多いのは悲しいことです。

都市に職を得て住み着いた農家の次男坊三男坊も、百姓をやってる父親から搾取されてることに気付かないのは悲しいということでしょうか? 


186 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/11(水) 10:22

自分たちの税金で地方公共事業を行なうのが厭とかいうなら、自分たちの使う電力ぐらい東京湾に原発施設作ってまかなえば?って地方の人達から突っ込まれたりせんでしょうか? 


187 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/17(火) 00:44
フランスって世界一の原発大国なんですよね。じゃあフランスで「パリに原発
つくれ」って議論が起きているかというと、まあ日本ではとんと聞かない。
だいたい地球に優しい環境の味方、正義の味方のフランスが、まさか世にも
恐ろしい原発を国土の隅々にまで満遍なく作っている原子力発電大国だって
いうことを日本のマスコミは「わざと」報道しないのでしょうか。わたしゃあ
役立たずの鳥取、島根、福井、新潟は江戸時代みたいに「天領」として地方自治権
を没収して事実上の都市圏の植民地としてそこに原子力発電所を集中建設したら
いいと考えています。原発のふもとに住みたくなかったら、東京、名古屋、
大阪、神戸に幾らでも受け入れる余地はある。土地は余りまくっている。
悔しかったら東京へ来い!あっはっはっはあ。 


188 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/17(火) 00:53
>穀物法の例でも分かるけれど、産業資本家が反農業資本勢力として戦うかどうかが
>勝敗の決め手なの。

>でも日本じゃ無理。何故かと言えば賃金の下方硬直性があるから。

どうして高校の世界史で英国の穀物法(19世紀中葉)を習う必要があるのか
ちっとも分かりませんでした。でも最近ようやく理解できた。要するに
貿易立国として生きる覚悟を決めた貿易大国英国が国内の既得権益層である
地主層の権益を打破し産業立国への道を確かに歩み始めた記念碑として穀物法は
重要だったんですね。昭和30年代、日本の就労人口の70%は農民だったのが
今や3%未満。どうして農民の利益を守ることが日本の国益になりましょうや。
しかも農民の80%以上が兼業農家。ほっときゃ農民は自然に絶滅します。
だから「法人」に農業させるしかないのに自民党も農協もこれを認めようとしない。
共に百姓と滅びるつもりなんでしょうか。日本の農林水産省が保護しようとしている
のは農業ではなく農民。だから私は「農民水産省」と名前を変えろと馬鹿にして
います。 


189 名前: 散歩犬 投稿日: 2003/06/17(火) 00:59

>>187
そんなのは常識の一種なんで報道しないのでせう。

実に田舎もんが嫌いなんすな。塩氏は。
きらいなものがいっぱいあって大変だ。

シンパシーの同心円はもうぐちゃぐちゃで、
鼠が食い荒らしたスイスチーズみたいだ。

フランスのラ・ハーグてとこに使用済み核燃料の再処理施設があって、
そこへ日本の原発から出たごみの再処理を頼み、
再処理が終わって船で戻ってきたやつは六ヶ所に埋めるんですよ。

六ヶ所に分けて埋めるんでなくて青森県の六ヶ所村のことですよ。

私も時たま、そこでお仕事いたします。
あっはははー。 

宿は三沢です。

米軍三沢基地ゲート前の「ダーチャ」ていうロシア料理店のマダムが美人ですよ。
亭主は日本人でいつも厨房に入ってます。まあまあの味ですな。

なんたって、若く初々しい奥さんがよろしい。すらっとしてて恥ずかしそうで。
(日本語できます) 


190 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/17(火) 07:20
>「農民水産省」

いいネーミングね。

対抗して「消費者省」を作ればいいのだが、それがない。

昔は「内務省」ってのがあって、業界の利益代表化した各省庁を牽制したんだけどね。 


191 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/18(水) 23:32
これでちょっと考えて、ブロッグページに「ゴーストップ事件」のことを書きました。 


192 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/19(木) 16:17
別に田舎が嫌いなんじゃなくて、あまりにも不公平な税金の使途配分を、もう少し
公正にしてもらえないかなと、非常に控えめな希望を抱いているだけですよ。
あと、二言目には農業、農業と、まるで昔の「農本主義」みたいな議論が跋扈して
いるんですが、本当にそれが日本の国益なのかなと。例えばハム、豚肉で日本の
畜産業者がダメージ受けるからとメキシコと自由貿易協定結べないでいるおかげで
米国とEUとの競争に負け、日本はメキシコビジネスで4000億円も商売を
失ってしまいました。農民=弱者、大企業=強者、田舎の住民=弱者、都会の
住人=強者というのは間違いで実態はこの正反対だと言う声を少しでも広められ
ないかなと日々腐心しております。困るのは都会の住民の中にイナカモノが
紛れ込んでいて第5列を形成していること。都会のインフラをエンジョイして
おきながら、心はイナカモノみたいな。こういう裏切り者のおかげで都会の住民は
今日も搾取されています。これが日本の不況の原因だと私は思ってます。 


193 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/19(木) 21:04
それはその通り。

馬鹿な都市住民は搾取されることに甘んじている。

どうして立ち上がらないの?

行動で示そうよ。口ばっかーじゃなくって。 


194 名前: 土井 投稿日: 2003/06/19(木) 23:10
>>193
そうだなあ、そのためにはまず自民党を何とかしないとねえ。
「農民」とか、都会人には無駄遣い以外の何者にも見えない「高速道路」を
作りたくてしょうがない「いなかもの」が与党の票をにぎって
いるうちはダメですよね。

塩津さんは押し出しが強そうだから、ひとつ石原の向こうを張って
都会人新党とかを旗揚げして政界にうって出ればいいんじゃない? 


195 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/19(木) 23:16
うん、そうなれば、僕の清き一票を入れてあげる。

でも外交政策には口を挟まないという条件だけれどね。 


196 名前: 土井 投稿日: 2003/06/19(木) 23:21
>>195
いえてる! 

でもその条件はまず石原さんに
突きつけてやらないと危険ですね。 


197 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/19(木) 23:24
田舎者にとっても「高速道路」は迷惑以外の何物でもありません。
強要されるIC開発なんて無駄無駄無駄・・・・・あれは土建業者と
ゼネコンと結びついており地元の人間の営利とは無関係です。田舎
の人間から見れば本社が東京にある企業(当然法人税も東京)に
癒着している議員さん達の発想ですね。 


198 名前: 土井 投稿日: 2003/06/20(金) 01:11
>>197
そうかもしれません。

ともかく青木議員みたいなのこそ国賊ですね。
それと道路公団。総裁と取り巻きの姑息な人事操作に
さすがに若手職員やOBが声をあげ始めているようですが、
どうなりますかね。 


199 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/20(金) 09:21
やっぱり、全共闘的行動力が必要だ! 


200 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/20(金) 17:01
>田舎者にとっても「高速道路」は迷惑以外の何物でもありません

そうなんです。田舎と言っても幅がひろうございまして、県庁所在地の住民は
「都会の住民」なんですね。潤っているのは、過疎地などを根城にする地主と
土建業者だけ。この構図が見えすぎちゃって長野県の自民党は田中康夫ごときに
手も無くひねられてしまった。土建業者・地主・商工族と給与労働者の対立こそ
が本当の意味での利害相反関係構造だと私は思っています。

土建屋帝国主義の支配構造は、しかし根グサレを起こしています。これを打破することは
可能だと思っています。

首都圏でも松沢成文神奈川県知事、中田ひろし横浜市長など私と同じ外交観、
安全保障観、憲法観を持つ人が「突然」立候補し、「圧勝」する現象が起きて
います(対米関係最重視、有事法制大賛成、憲法9条改正し自衛隊を正式に軍隊
として活用できるようにして、なおかつ国連主導のPKOにも積極的に自衛隊を
派遣して日本としての国際的責任を果たす)。流れは着実に変わってきています。
私と同じ考えを持つ人がどんどんどんどん増えています。まあ、当たり前の事が
当たり前に語られるようになっている、それだけの話。この世の中が見えない、
見たくない小熊英二はわけがわからなくなって下さらないピンとはずれの本を
書いたりしていますが。

ひとつにはメディアが政治不信をテレビラジオ新聞で言い過ぎる。これを読んでいる
聞いている見ているのは都会の若者。田舎の老人は政治不信なんか関係ない。
鳥取県や島根県の投票率は90%を越えている。都会の住民、なかでも若者が
きちんと投票に行けば自民党なんて消し飛ぶ。現に神奈川県や横浜市ではこれが
起きている(松沢氏や中田氏は共に東急田園都市沿線に基盤を持っている)。
政治不信を解くメディアは実はこうした現象が起きないように起きないように
若者を政治から追い出して老人とイナカモノの天下を維持したい自民党の最大の
協力者なんじゃないかと私は疑っています。 


201 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/20(金) 17:54
>土建業者・地主・商工族と給与労働者の対立こそ
>が本当の意味での利害相反関係構造だと私は思っています

ははは、だんだん分かってきましたね。
それこそマルクスの哲学です。
「インターナショナル」を歌って「万国の労働者よ、団結せよ!」ってやつ。

(塩津さんの場合、これがナショナルなレベルで終わって居るんだけどね) 


202 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/20(金) 23:57
「ノーザンエクスポージャ」というエミー賞受賞作品で「インターナショナル」を揶揄する
元宇宙飛行士が印象的でしたが、マスコミが政治誘導する場合には結構
合目的な放映内容の質をキープしているような・・・気のせいかな? 


203 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/21(土) 08:49
「インターナショナル」が偽善ぽくなったのは、
国際自由貿易を通じて、先進国の労働者が発展途上国の労働者を
搾取するという構図がだんだん明らかになってきたから。

資本家はマルクスが想定していたよりずっと「甘い」人たちだったからそうなった。 


204 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/21(土) 18:08
よくわからなかったと思うから、ちょっと見も蓋もなくなるけど付言します。

要は資本家は先進国の労働者にアメをばらまいて買収したと言うこと。

おこぼれをやるから「世界の貧しい労働者」を搾取するのは大目に見てねと言って。

この分析は昨年東大の先生が日経新聞でマルクスモデルを使って立証してた。
(散人は似たようなことを視点に書いたけれど、ここまでは言わなかった。この先生エライ)

これは否定のしようがない事実なの。さあ、そこでどうするかで偽善者かどうかが決まる。 


205 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/23(月) 12:16
国民の大半が偽善者ですからね。自分さえ良きゃ良いと考えている人が大半で
舌も出さないみたいな人が圧倒的多数なら各国政府のやることもおのずから
明らかでしょう。散人さんは、「否定しようの無い事実」のマイナス面を改善
すべく、何か行動していますか? 


206 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/23(月) 13:22
スポーツの世界でもスポットライトを浴びてピッチでプレーできるのはごく少数
で、その回りに大勢の2軍、3軍がいます。彼らはスタープレーヤーの踏み台
なんでしょうかね。これが人間の生活で人生とはそういうもの、という気が
しますけどね。搾取だなんだと煽っても、それを最終解決する方法はない。それでも
まあ、今の政府はかなり所得再配分も福祉政策も取り入れて、あんまり極端な
差がつかないようにしていて結構なことだと思いますが。私なんか取られる
ばかりで、むしろ今の政府はやりすぎなんじゃないかと思ってますが。 


207 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/23(月) 21:29
>散人さんは、「否定しようの無い事実」のマイナス面を改善
>すべく、何か行動していますか?

散人は隠居だからそんな生臭い話とは無縁。

でも傍目八目で余分に世の中が見えるよ。

自己満足が強い人には(ウヨクであれサヨクであれ)水をぶっかけたくなるの。 


208 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/23(月) 21:31
>それを最終解決する方法はない。
気にしなければそれで解決だと思いますね。スポーツそれ自体が楽しければ
良いわけで、ニッチェを気にする必要なんかないのでは。人生とは他者の目
という鏡を気にしなくなった時にはじまるものでしょう。 


209 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/23(月) 21:39
>>それを最終解決する方法はない。
>気にしなければそれで解決だと思いますね。

これは、搾取する側とされる側、どっち側に立っての発言だろうか? 


210 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/23(月) 22:30
>散人は隠居だからそんな生臭い話とは無縁

あははは。逃げてますね。散人さんは搾取する側の代表です。しかも早期に
隠居して額に汗して働いていない純粋搾取階級=有閑階級。これは動かせない
事実ですね。それを「とりあえず置いといて」遊びで搾取する側される側の
議論をして遊ぶと。それは」それでいいと思いますよ。 


211 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/24(火) 20:54
ふ〜む、あくまでも対人関係の文脈で捕らえるなら搾取される側とされる側
に分けられるでしょうが、「健康で文化的な最低限の給与」が一定に与えら
れているので労働とは倫理的に正しい事を指向すると同義になっています。

搾取する側でも搾取される側でも人生の価値観の基盤を資本におかなければ
相対的な自分の位置なんて気にならないものでしょう。最も直接生産者以外
は全て搾取する側なのでしょうけど。 


212 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/24(火) 21:03
いや、僕の言っているのは「世界的に見てどうか」ということなの。

われわれは中国やインドの貧しい労働者を搾取することで高い生活程度を維持している。

資本家が労働者を搾取して居るんじゃなくって、北の労働者が南の労働者を搾取しているの。

これはNGOなんかやってごまかせるもんじゃない。 


213 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/24(火) 21:14
世界的に、というより人類史の現生人類700億の個体から観れば日本人
全員が搾取する側であり、化石燃料に始まる様々な遺産と労働の結果を喰
い潰しているのは間違いないと思います。酸素を生み出し、太陽エネルギー
を何億年もかかって捕らえた地球の貯金を一気に使っている放蕩文化です
から。

自分が消費している酸素を産みだすべく自己の資本の範囲内で植栽を心がけ
ている現代人がどの位いるか疑問です。 


214 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/24(火) 21:21
1年間の太陽エネルギーで収支を賄う江戸時代中期以降の仕組みを今でも
出来るならもっと胸張って罪悪感も無くのほほんと生きられるのですがね。 


215 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/24(火) 21:23
うーん、化石燃料などの天然資源については労働の産物じゃないから
搾取・非搾取の関係は経済学的には成立しない・・・。
いくら使っても搾取したことにはならない。 


216 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/26(木) 01:04
経済という枠組からみればそうですけどガイア全体の収支から考えれば
ここ200年の人類文化は「つけ」をためつづけ生態系の崩壊点を目指して
いますよね。生産者vs搾取者という概念は人類という枠を外すと成立し
得ないのでしょうか? 


217 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/26(木) 09:49
散人は天の邪鬼だからいろいろ言うのだけれど、
人類(現代文明)ってのは別に地球環境と「対する」ものじゃないよね。
人間の現代文明は地球の一部だと思う。
増えすぎてバランス(均衡点)を移動させていることは事実だけれど、
むかしむかし地球という惑星に珪藻類が増えすぎて危険な酸素を作ってしまったのと同じ。
まあ集団社会生活に最低限必要なエティケットというのは必要ですけど・・・。 


218 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/26(木) 23:06
まあ北の人たちが買ってあげるから南の人たちもお仕事にありつけるわけでね。
搾取という「カキガラ」がいっぱいついた言葉を使うのはどうですかね。
例えば東南アジア。鶴見なんちゃらが「アジアはどうして貧しいのか」なんて
本を1970年代に書いていましたが、1980年代に円高があって日本が
工場を東南アジアに移し、それまで日本でつくっていたものを東南アジアで
組み立ててアメリカに輸出するルートを確立した。資本を提供したのは日本。
市場を提供したのはアメリカ。こうしてマネーが循環し奇跡のアジアの成長が
現出した。この基本構造は実は今でも変わっていない。この中に中国が割り込ん
できて中国まで成長するようになった。それもこれも日本が資本を輸出しアメリカ
が市場を提供しているから出来ている話。引きこもり症候群の欧州はこのサイクルに
ほとんど関与していない。欧州は閉鎖的だからね、とりわけフランスとイタリアが。
競争すると負けちゃうから市場を閉ざしているんですよね。その付けが今来ている。
フィアットは潰れました。もうだめでしょう。フランスの自動車メーカーもガタガタ。

たしかに欧州のやり方は搾取でした。プランテーションなんか搾取そのものですね。
でも日本やアメリカのやり方は違う。もっとオープンで開かれている。このあたり
は押えておきたいですね。 


219 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/27(金) 00:11
南米が何時までたってもダメなのも、あそこが実は欧州の裏庭で欧州企業に
搾取されているからなんじゃないか、なんて思ってます。フォルクスワーゲンと
フィアット、それにルノーが目立つんですよね、ブラジルでもアルゼンチンでも。 


220 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/27(金) 11:18
自由貿易についてルモンドの月刊誌の翻訳紹介です。この翻訳はプロがやってるので大丈夫。

http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1570102516/E84085933/index.html

商売というものは出来れば長期的に「やらずぶったくり」をしたい気持ちから発生する。

日本企業はいままで弱い立場だったからやりたいことが出来なかっただけですよ>塩津さん 


221 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/27(金) 13:37
私がかかわった人には、そういう人いなかったなあ。なんか商売人というより
海外青年協力隊みたいな人が多かった、若者も大人も。NHKの「電子立国
日本の自叙伝」なんか読んでいると、必ずしも私の経験が特殊でなくて、日本人
全体を覆っているカルチャー、風土みたいなものなんだと言う気がしてきます。

もちろんそれには日本が強くないという漠然とした認識もあったでしょう。でも
それは正しい感覚で日本は決して強くなんかなれないのです。この感覚を失わない
限り、日本は大丈夫なんじゃないか、とさえ思ってます。
思い上がったフランス人なんかベトナムで無茶苦茶してました。文明の名の下に
ね。だから私は絶対にフランス人を信用しません。イギリス人もそう。マレーシア
のプランテーションなんか見ると、「地球を搾取する」という感じがして鳥肌が
断ちますね。 


222 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/28(土) 15:08
日本の民間企業は従業員に幻想を抱かせるのがうまい。

日本のカルチャーだというなら、江戸時代の豪商(財閥のルーツ)では
従業員の意識はどうだったのか、調べてみたら面白いかも。 


223 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/29(日) 09:12
カルチャーは時代と共に変わるんです。万古不易なんてもんじゃない。むかしは
脂っこくて誰も食べなかったマグロのトロが一番のご馳走になるご時世ですから。
江戸時代趣味は私は否定しませんが、まあなんというか現実逃避の趣無きにしも
あらず。「こういう時代もあったのか」程度に留めておきたいものです。

ちなみに昭和初年頃までの日本の企業は弱肉強食株主絶対のアングロサクソン流で
それが戦争遂行の為に換骨奪胎されいわゆる人間重視の「日本的企業風土」が
出来上がったという岡崎哲二さんたちの研究は目からウロコでした。文化は
変わるもんなんですね。 


224 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/29(日) 09:31
>岡崎哲二

おや、読んだの?
散人はこの人を十年前から注目してます。小生HPでもよくリファーしている。
サイト内全文検索したら3つひっかかった。もっとある筈なんだけど:

http://www.google.com/search?q=%89%AA%8D%E8%93N%93%F1&hq=inurl%3Ahomepage.mac.com%2Fnaoyuki_hashimoto&num=100&site=search&hl=ja&lr=&safe=off&cof=AH%3Acenter%3B&domains=homepage.mac.com&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5&sitesearch=homepage.mac.com

一度お招きしてお話を聞いたことがありますが、
「日本は自分の得意分野で(自分の土俵で)勝負しないといけない」と
アメリカべったり論者を喝破されたな。若いけどこの人エライ。

でもね、40年体制はしょせん「付け焼き刃」なのよ。 


225 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/29(日) 10:18
私も「日本は自分の得意分野で勝負すべきであって、なんでもかんでも
アメリカ流が良いなんて言う奴はまちがっチョル」と思ってますよ。
島田晴雄とか中谷巌なんてダメね。IT、ITとはしゃぎすぎた。そのせいか
最近元気ない、特に中谷。市場としてはアメリカべったりしかないけど
産業政策とかコーポレートガバナンスとか会計ルールというのは、よーく咀嚼して
日本にあった方法を選択すべきだと思いますよ。 


226 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/29(日) 13:51
正確には「日本はその強みで勝負するべき」とおっしゃってたと思う。

問題は40年代体制が日本の強みだったんだけれど、国民がいったん白けてしまうと
全然強みじゃなくなると言うこと。その点で90年代の不況はまずかった。

10年前だったらともかく、今どき40年体制で日本をまとめ直すのは不可能だな。

大正以前の「本来の日本」で行くしかない。 


227 名前: ろず 投稿日: 2003/06/30(月) 08:35
>>220
ここに来る前はルモンド知りませんでしたが、
有名だったんですね。(^^;
ブックマークしました〜。 


228 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/30(月) 11:33
>10年前だったらともかく、今どき40年体制で日本をまとめ直すのは不可能だな

40年体制は「持たざる者」が急速にキャッチアップするのには有効な手法だった
と思います。言わば貧乏人の成り上がり法みたいなもの。これはこれでよかった、
あの時は。でも成功しすぎたあとも、何時までも貧乏人根性が抜けないとよろしく
無いことが出てくる。金持ちは如何に金を使うかでその価値が決まる。これからの
日本は貯蓄でなく消費の美徳を磨く必要があるように思えます。金持ちがカネを
使わずに金庫にこもって札勘定しているだけだと単なる吝嗇家であって経済には
むしろ有害ですからね。 


229 名前: 散歩犬 投稿日: 2003/06/30(月) 13:27

バブルの頃は、日本人よ、どうした(汗)て聞きたくなりたくなるような、
とても「消費の美徳」なんて云えたもんじゃない、典型的俄成金の
下司な金遣いぶりでしたね。 


230 名前: 散歩犬 投稿日: 2003/06/30(月) 13:34

>>223

トロ、深川飯、モツ煮込みあたりは、明治に到っても底辺の人々の食い物だったようです。

いつの頃からか、日本人の味覚は柔らかくて白いものを追い求めるようになったのでしょうかね。
私はトロなんて舌触りが気持ちく、身体にも悪そうなものは御免です。
豚トロなぞ論外ですな。 


231 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/30(月) 17:15
>>227
うーん、ルモンド・ディプロマチークは月刊誌でむつかしい論文ばかりだから、散人はほとんど読まないの。
散人の訳している日刊ルモンドの方が面白い記事がたくさんあって気楽に読めますよ。 


232 名前: 散歩犬 投稿日: 2003/06/30(月) 17:22
ルモンド・ディプロマチークは、確かに自分で読むのかったるいすね。
てへ

でも、メーリングリストに登録しておけば、
毎月、選りすぐった記事の和訳が配信されます。
私はそういう形でズルしてますが、日本語になってても、
やはりかったるいです。 


233 名前: 散歩犬 投稿日: 2003/06/30(月) 19:33

昔から、白きは七難隠すとか言いますし、白壁に蝙蝠なんていう、ちと解説の憚られる喩えもあることでして、欧米文化の渡来以前から、我々日本人自身が、白いことに高い価値を置く伝統を持っていたのですな。

アフリカの黒人も上流階級は、日焼けを嫌って日傘差すそうですね。
あの方達が日焼けしてる状態と、してない状態の識別が我々にはなかなかつきにくいですが、やはり見慣れると違うのでしょう。

ですから、「白人」という初めから白い人達が自分等を偉いと思う独善ぶりに対して舌打ちしてるだけじゃなくて、「白いことを愛でる」という私等自身の伝統に深く食い込んだ審美観を何とかせぬことには、本質的コンプレクスは解消しませんね。

美醜を巡る優劣意識って、経済力あるいは民度の上下では何ともならんものでしょう。

そして、理性や実利主義で何とかできるものでないのが「伝統」と云ふシロモノなので、恐らく、白い人達に対する白くない人達の劣等意識も早晩には何とかできるものとは思えませぬ。

かくして、白くない人達のある部分は誇りも何も投げ出して平伏し、別のある部分は強がり(つまりナショナリズム)の中に逃げ込んで行くと。 


234 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/30(月) 19:49
エロ雑誌では、白人モノは20年以上前から全然売れなくなっているそうですよ。
雑誌のモデルも白人の数がどんどん減ってきてますしね。まあ、もうすぐいなく
なるでしょう。

白人女性は、すぐ太るしすぐふけるし、まあ、ねえ。若いうちだけですな。 


235 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/30(月) 19:56
浅黒いローマの皇帝が白肌の眉目秀麗なイギリス人を観て天使の国と名付けた
という伝説もありますが、色素が異常に欠落した方々を見て美しいとは思えな
いのが本音では?

少なくてもビデオクリップの世界ではカラード優勢になって久しいものがある
と思われます。

アメリカホームドラマ(エミー賞受賞作品)等の変遷を見てもコーカソイドで
はありが有色の主人公の受賞作品はここ30年で増大しているようです。 


236 名前: 余丁町散人 投稿日: 2003/06/30(月) 20:29
>エロ雑誌では、白人モノは20年以上前から全然売れなくなっているそうですよ

品が悪いね。貧すれば鈍するの典型だね。 


237 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/06/30(月) 20:48
エロ雑誌って見ないから判りませんが(笑)、健康的な白人を演じようとして
銀幕の世界では日焼しすぎの俳優が多かったのが40〜60年代ですが、受け
継いだ遺伝の背景とは別にその個体の許す限り健康志向を目指すのが現代? 


238 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/30(月) 20:50
こえも抜けました 


239 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/06/30(月) 21:33

私もエロサイトは日本人のとこしか見ませんよ。
金髪ってどうも性欲をかき立てぬというか。
まー私の好みが白壁に蝙蝠なんですな。小麦色に蝙蝠でもOKです。

でも、そういう個人的好き嫌いの話してんじゃないんだなー。
もっと集団意識というか、民族的美意識の問題をいうとるわけですけど。
それが我々に不利な方向へ働いてやせんかなということなんで。

つまり、 Yellow is also beautiful と云える根拠を我々は持っていますか? 
てことなんですね。
対外的なブラフじゃなくて、深く自らを納得させ得る根拠のことですよ。
塩津計氏のは、私がいうところの「強がり」なんです。

Black is beautiful のはずだったアフリカン・アメリカンズ達にせよ、
マイケル・ジャクソンみたいに、年を経るごとに人種的アイデンティティーが
全くわけわからん存在と化して行く人が出現したりすると形無しですよね。

(私もハンドルネームが微妙に違ってました) 


240 名前: ENDO 投稿日: 2003/06/30(月) 22:20
塩津さんのいう世間的嗜好が世につれ変っていくというのも事実であり
豊田有恒の「モンゴルの残光」や近年の映画で言うと「13ウォリアーズ」
等でも描かれているように「白人は美しい」という刷り込み自体がそれ
ほど根の深いミームではなく薄っぺらなものというのも実感があります。

異形の仏像を信仰し続けた日本人にとって朱色や緑色の明王像は当り前
に崇敬していたし、黄色カロチノイドの肌の美しさと言うのは背伸びせ
ずとも当り前だと感じないものでしょうか?

民族や集団の美意識の根っこを意識するなら私達が日常肌色と意識して
いる色は「白ではない」と思います。子供の頃にクレヨンで肌色として
刷り込まれる色は黄色・赤色・白色が混ざった色ですし、北斎の頃の多
色刷りにしろ肌色は白ではありませんでした。

黄色人種は美しいという事は他者に対するブラフではなく素直な認識で
は? 


241 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/30(月) 23:35
ENDOさん、完全に賛成でごわす!だって世の中がそうなっているんだもの。

白が美しいなんて冗談じゃない。シミそばかすだらけの恐竜のような肌。勘弁して
ちょうだいよ。白人の肌は黄色人種の150倍も皮膚がんにかかりやすいというのも
むべなるかな。白すぎて日焼けしないと健康がおかしくなる。でも日焼けすると
シミそばかすだらけになる。それが白人。黄色人種は北極点から赤道まで
住めちゃうのね。だから黄色人種は白人の真似してビーチで日焼けゴッコなんて
しないで肌を焼かなければいいの。大体東南アジアのビーチに地元の女性は
いないのが普通。日焼けして喜んでいるのはフランスの植民地だったベトナムの
女くらいでタイやマレーシアなんかできるだけ日焼けしないようにビーチになんか
行かないものね。美醜についても日本人には日本人の価値観があっていい。

白人万能から脱却しませう。 


242 名前: 塩津計 投稿日: 2003/06/30(月) 23:38
中近東には「コーヒーミルクの肌」というのがあるそうですね。クレオパトラ
なんかミルクコーヒーだったんでしょう、きっと。 


243 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/01(火) 00:48

塩津計氏

> 白人万能から脱却しませう。

やっぱ分ってない。

西欧文明に接する前から、我が国には白さに対する信仰があるでしょうがって言ってるのね、私は。
そのことが、たまたま白い肌の人達に対する無条件の崇拝を陰で支えることになってやせんかと思いついただけなんで。

例えば、女の子が色白であることを誉めるのが、昔からの定石ではありませんか。
明らかにブスな娘を可愛いといったら、如何になんでも嘘っぽいけど、色が白いていえば、それなりにわざとらしくない誉め言葉として完結するわけですよ。

人種の違い以前に、日本人が「白」という色自体を愛でる気持ち、これが肌の色と結びつくと白人に対する半ば無条件の崇敬の念に繋がって行ったりしないですか?

昨今の「美白」ブーム・・
あれって、まさかオリーブ色や黒い肌を愛でる気持ちの具現化とは違いますよね?

ちなみに、塩津計氏は「白が美しいなんて冗談じゃない」って本気で仰ってるかね?
「白が美しいなんて冗談じゃない」を「白人が美しいなんて冗談じゃない」という意味でおっしゃってるように読めますが、それだと私のいわんとしてることを全然理解してませんね。

白装束・・白地に赤く・・潔白〜♪

塩津計氏は、「白人」に対する対抗意識に逆上する余り、我々日本民族が最も尊ぶ色が何であったかまで忘れちったのかしら。

あなたは white is ugly と言ってるだけで、yellow is beautiful とは言っとらんわけですよ。
そこが氏の限界なの。氏の排外主義の根っこみたいなものが透けて見えるんだわ。

まあ、人間はみんな白が好きみたいですけどね。黄色人種も、白人も、黒人も。 


244 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/01(火) 00:56

塩津計氏

>シミそばかすだらけの恐竜のような肌。勘弁して
ちょうだいよ。

中略

>焼けして喜んでいるのはフランスの植民地だったベトナムの
女くらいでタイやマレーシアなんかできるだけ日焼けしないようにビーチになんか
行かないものね。

皮膚の耐候性の問題と美醜の判定基準とが完全に混同されてるので、全部却下。


>美醜についても日本人には日本人の価値観があっていい。

その通りです。でも、実際には無いじゃん(笑)
と私は言ってるわけ。 


245 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/01(火) 01:17

余談ですが、カフェオレすなわちミルクコーヒー色の肌とは、
白人と黒人の混血を差す隠語でして、あんまり芳しくない語感らしいですね。 


246 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/01(火) 01:39

塩津計氏

>黄色人種は北極点から赤道まで住めちゃうのね。

ところが、実際には赤道を越えて程なくすると、黄色人種の150倍も皮膚がんにかかりやすいけど、白すぎて日焼けしないと健康がおかしくなる、でも日焼けするとシミそばかすだらけになる白人の住むオーストラリアとニュージーランドが出現するわけよ。

南半球は、幅広い適応力を持つ我々アジア人に返してもらって、連中は北半球へ戻っていただくのも良い考えかも知れんですな。

・・と書いてみると、自分も白人中心の地球に対して結構苛立ってるらしいのが見えて来て興味深い。

塩津計氏のことを手放しじゃ笑えませんです。 


247 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/01(火) 14:05

もうちょっと引かせていただきますが。

黒(あるいは有色)=屋外労働者もしくは肉体労働者の皮膚

白=屋内労働者もしくは頭脳労働者もしくは全然労働する必要の無い人達の皮膚

という区分けが時代、国籍を問わずどなた様の胸のうちにも潜んでいやせんでしょうか?

そこんとこがね。
つまり、「色の違い」が「ソーシャルクラスの違い」という風に無意識のうちに短絡してたりすると困るんですな。

しかも、我々日本人にいたっては、白米というものにまつわる最強の「白」信仰まで持っていますので、「白い物」に対する憧れあるいは無意識の畏敬を、そのまま「白い者」に適用せずにすませるためには、かなり意識的努力を要する作業になるかも知れませんね。

私個人は白人崇拝もチョウセンジン蔑視もしておりません。
そういう個人レベルのチャチな話をしてるんじゃないんで。 


248 名前: ENDO 投稿日: 2003/07/01(火) 20:12
でも漫歩犬さんの集団意識って昭和初期〜30年位までの世代の方々にとって
はある程度当て嵌まるのかも知れませんが、白人云々では相当ズレを感じます。
そもそも人種概念は偽造なのでコーカソイドの色素の薄い方々を他の民族の文
化や身体やらと明別する基準なんて存在しないし、「白」信仰なんてここ2千年
位の日本文化を観れば微々たるものしか存在してませんよ。

個人レベルの話をしていないと言いながらも個人の観念レベルですね。 


249 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/01(火) 22:35

そんなもんすかねえ。頭ポリポリ
いきなり思いついたことを書いてみたというところも無いではありませんが。

まー、再度まとめれば、

白いものが貴いのは結構だけど、ついでに白い人も貴かろうという風に簡単に論が進んでしまいそうなところを何とかせぬといかんなーてことなんですよね。両者の縁を切る根拠を見出さねばね。
他の方の御意見は?

ところで、endo氏が上で書いておられることで、二点分らんところがあります。

>「白」信仰なんてここ2千年位の日本文化を観れば微々たるものしか存在してない・・

そう仰る根拠は?

それと「人種概念は偽造」とおっしゃる趣旨が分らなかったです。 


250 名前: オロチ 投稿日: 2003/07/01(火) 23:00
>>243
>西欧文明に接する前から、我が国には白さに対する信仰があるでしょうがっ て
>言ってるのね、私は。そのことが、たまたま白い肌の人達に対する無条件の崇拝

南蛮人や鬼と言われていた輩が昔から崇拝されていたと?プッ
お米と鬼畜英米が同レベルですか、白人至上主義者必死ですなw
日本女性は黒髪も大事にしてましたがね。
白人なんて、目が大きくて堀が深くて鼻の穴がでかくて
血管透けてて、肌ふにゃふにゃで汚くてその上臭くて五月蝿くて傲慢なくせに
自分達以外人間だと思ってない電波集団。勝手にやって来て他人(他国)の資産を
食い潰す厄介者。嫌いな人にとってはゴキブリ以下の存在。ほんとにこの世から
消えて欲しい。火星にでも勝手に移住しろってんだ! 


251 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/01(火) 23:09

やれやれだよね。
これ、典型的ドツボのパターンなんだ。
白人崇拝と白人蔑視は一線上の両端でしかないてことね。 


252 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/02(水) 06:10

しみじみ思うんだけど、ほぼ瞬間的にそれだけの白人誹謗をかますことができる程、白人嫌いでありながら、アングロサクソンの国アメリカ様について行こうとしきりに説く塩津計氏は、内心で随分と無理してんだろうなあ。

ていうか、あなたって いわゆる xenophobia とかいう日本人にありがちのドツボ症例じゃないのかしら。

罵倒は劣等感の裏返しなんだな。
塩津計氏といい、いきなり現れて呪詛の言葉を書き付けてるオロチ氏といい。

この手の、ひねりもユーモアも無い素の罵倒は、議論のレベルを一気に引き下げるのね。

そして、こういう風にエサに引っかかって思わず本音をぶちかましてしまうを「釣れる」ていうんだよな。

私は釣る気もなく書いただけなのにね。 


253 名前: ENDO 投稿日: 2003/07/02(水) 23:31
「白」=アルピノの生物の希少性に神性を付与する文化は全世界にその類型
が見られますが、又それ以外の色や形質にも多様な価値を見出していた様で
す。仏教美術において白塗りの仏像というのは存外少なく金色以外は朱色か
ら群青まで肌色は実に様々でした。また、言語においてもその文化に関心が
強い現象に対しては細かい名称が与えられているそうですが、日本人の色名
においては様々な中間色に様々な「名」が与えられている中で、白の区別は
白練(しろねり) 以外には見当たりません。日本人の白好きについての
http://www.waseda.ac.jp/student/weekly/contents/2002a/960o.htmlのよう
な論説もありますが、カラーTVの普及と時を合わせて女性のファンデーションの
色数は爆発的に増え芸能人のドーランも京都の舞妓さんの白塗りから「素肌色」
に近くなったという現象もあるようです。

「人種概念」はあくまでも文化的なものであり、生物的に人種というものは
存在しないという意味で用いました。もしあるとすれば化石人類と現世人類
の間かボノボ等の霊長類と現生人類の間に存在するものであり、コーカソイド(白
人)・モンゴロイド(黄色人種)・ネグロイド(黒人種)・オーストラロイド等の遺伝子距離は「種」
を異にするものではないという事です。 


254 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/03(木) 00:51

ENDO氏、どうも詳細解説ありがとうございます。

生物関係の専門知識に疎くて、ちと理解できぬ点もありましたが、それは私は悪いんです。

さて、

アフリカに生まれた唯一人のイブが、人類の共通の祖先であるてな説が最近盛んに言われてますけど、

コーカソイド(白人)・モンゴロイド(黄色人種)・ネグロイド(黒人種)・オーストラロイド等の遺伝子距離は「種」を異にするものではないというのは、そのことを仰ってるのですかねぇ。

つまり、endo氏は、人種の違いとは、肌の色の違いではなく、猿とボノボとホモサピエンスの違いである、と仰ってるように思えます。

うーむ。でもやっぱり黒人、白人、東洋人は見た目にあきらかに違う。
(というか、猿は人じゃない。人は人で、猿は猿ですから、猿と人は「人種が違う」んじゃなくて、似て非なる生物のように思えますけど。)

そりゃー、猿と人間程には、あるいはネアンデルタールとクロマニョンほどには、白人、東洋人、黒人の差が無いのは知ってますよ。 色の違いを越えて全て人間です。

でも、恐らく、気候・風土に対する馴化の結果なのでしょうけど、かなり違いますよね。見た目が。
色のみならず骨格も。

でもって、上で紹介していただいてるサイトを読みましたけど、

「日本では、どの時代を見ても美人の条件に必ず『色白肌』であることが含まれています。」

ほら、こう書いてあるでしょう。これが曲者なんですよね。

しかも、「人種概念はあくまでも文化的なもの」といわれると尚更心配になってきますよ。
何故なら、私は文化対立の問題を言ってるんで。つまり、理屈でなくて主観の問題なんです。

それから、

endo氏御自身が、

「黄色人種は美しいという事は他者に対するブラフではなく素直な認識では?」

と書いておられますが、これって、文化的でも何でも、とにかく、通常流布している、白・黒・黄という肌の色による人種概念を前提とした上で、ものを仰ってませんか?

ちなみに、「黄色人種は美しい」というような、 Black is beautiful もどきの、アジア民族のアイデンチチー復権を目したマニフェスト的なセリフが、西友で出逢ったおばちゃん同士とか、御砂場でのママ同士の会話で出るものでしょうか?

どっちかといや、周りみんなが日本人同士という環境の中で、おたくのお嬢様は色が白くていらっしゃる(お世辞)、うちの娘は地黒で(謙遜)という風な話題になるでしょう。

ここにおいて、彼女らは「白は美しい、黒は美しくない」ということを平然と語っておるわけじゃないですか。

世代には全然関係無いす。若いママでも結構やってると思いますよ。この手の会話。 


255 名前: 漫歩犬 投稿日: 2003/07/03(木) 01:18

私事ですが、来週末に若いフランス人の先生を囲んでみんなで蕎麦屋酒呑むんです。
もう三回目です。蕎麦屋で酒呑むのってなかなかよろしいですよ。
通になったような気がしましてね。

フランス人は、白人とはいっても北方の人達より肌に色がついてますね。
つまり血管が透けて見える程透明じゃないです。

anti-caucasoidism というのか、anti-caucasism というのか知りませんが、
一部同胞が隠し持つレーシズムについては深く秘して彼に知られぬようにしなくちゃ、
折角の親日家が一挙に反日に走ってしまうな。

それとも、我が国には、こういうアナクロな連中が居るんだって、
思い切って打ち明けてみようかしら。 


256 名前: 塩津計 投稿日: 2003/08/12(火) 00:26
>でも、実際には無いじゃん(笑)

無いと思っているのはあなただけ。
わかる、わかる。でも最近は違うのよ。想像力鍛えてよ。想像力。
ちょっと足りないの、あなたのバヤイ。 


257 名前: 名無しさん 投稿日: 2004/05/27(木) 13:54
日本人の美意識の一部が世界に浸透しつつあると感じる今日この頃。 


258 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/05/28(金) 18:40
エキゾチズムというのもあるかも知れないですね。

アフリカのちりちり髪の毛が流行ったり……。タトゥーが流行ったり……。 


259 名前: 塩津計 投稿日: 2004/05/29(土) 14:49
結局素材を生かすのが一番という当たり前のものに回帰してくる。ちりちりけ、
ガングロ、みーんな消えた。今、茶髪が消え始めている。そして黒髪回帰。

タトゥーはまずいね。後悔して消そうとして肌を焼いてケロイドにしている
女性を随分見た。消さなきゃいいのに。消すくらいならはじめから彫り物なんか
するなよって感じ。刺青は年とともに滲んでくるのね。 


260 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/05/29(土) 23:36
海外の日本ブームも、結局その程度のことだったりなんかしてね……。 


261 名前: 塩津計 投稿日: 2004/05/31(月) 20:46
ブームとは、そんなものでしょう。ブームが去った後、しっかり根を下ろして
日常の風景の一部として定着していくものが残る。寿司がこんなに世界に広まる
なんてなんとも不思議な気がします。そんなに美味いものかなあ。まあ肉食いすぎ
のスーパーデブが多い国々には寿司さえくってりゃ日本人みたいにスマートに
なれるという思い込みというか願望というかがあるようですが、幾ら寿司でも
たらふく食いすぎりゃナニ食っても太るわね。ロシアでの寿司ブームを見ていて
そう思いました。 


262 名前: 麿御 投稿日: 2004/06/16(水) 17:32
美味しいモノには、国境なんて無いでしょ。 


263 名前: 塩津計 投稿日: 2004/08/29(日) 10:04
あれー、サッカーアジア杯の中国の行き過ぎた醜悪なナショナリズム批判一切無し
か。日本のナショナリズムはアクだが中国のナショナリズムは是であり容認という
「半導体」状態ということだったんですか。それにしても江沢民の反日政策の
影響は甚大です。9月の四中全会?でコキントウさんに江沢民追い落としをやって
いただきたいものです。草思社「反日で生きのびる中国」鳥居民著はオススメです。 


264 名前: アク 投稿日: 2004/09/02(木) 21:18
久しぶりにここに来てみたら、塩津計さんが再出現してご活躍の様子。塩津計さんがぶってくれる
極論はなかなか面白い。大いにやってください。
アジア杯で中国が見せた反日感情については、以下で、内田樹のブログエントリを紹介して、少し
書いています。塩津計さんにはとんでもない論でしょう。

http://aquarian.cocolog-nifty.com/masaqua/2004/08/post_12.html 


265 名前: 塩津計 投稿日: 2004/09/02(木) 22:52
塩津さんにはではなくて「多くの日本人には」という結果が「あの朝日新聞」
の世論調査結果でも出ています。反米ナショナリズムの塊の方々はアメリカ憎し
アメリカからの独立のために、かつてはソビエト共産主義、スターリン、金日成、
毛沢東を盲目的に愛し、今また江沢民を偏愛する。どうしてこういう思考回路が
出てくるんでsじょうねえ。まあ、しかしこういう人が大手を振って説教たれて
いた時代がさり、その説教を垂れ流していた雑誌「世界」の読者が激減し、その
「世界」を出版していた岩波書店が経営危機と。これぞほんとの「自己責任」
「自業自得」ということでしょう。思い上がった左翼は見捨てられつつある。
これはこれで良いことであり、それだけ日本社会が健全な証拠です。 


266 名前: アク 投稿日: 2004/09/03(金) 09:22
塩津さんは論点をずらして、自分の言いたいことを一方的に言いまくる。まあ、これは論争の
常道ですし、こちらは塩津さんを言い負かそうなどというおおそれた気持ちはありませんから、
それでいいのですが、内田がいい、私も賛成していったことに、意見をいってくれるとよかった
です。要点は、反日教育で中国の人心にまとめをつけることができ、それで中国という危なっかしい
国が安定を保てたとすると、それは日本にとってよかったという面があるのではないか、という
やや逆説的な、しかし現実的な見方をいっているのです。これなんか塩津さんのお好きなリアリズム
に通じたものの考え方だと思うのですが、塩津さんは、それに先だってよその国に対する好悪の感情
が出てしまう。それが塩津さんのリアリズムの限界のように思える。 


267 名前: 塩津計 投稿日: 2004/09/03(金) 12:04
論点をずらしているんではなくて内田某のようなズレまくっている論評するにも
あたらない議論を正面から取り上げることに疲労感を覚えたので、それには
直接言及せず、常識的なことを述べたまでです。

リアリズムを「敵視」して青春時代を送った?アクさんはリアリズムの意味を
履き違えておられます。リアリズムとは現実の力関係を直視し日本の国益伸張を
外交の基本に据えるべしと、世界を正義=社会主義陣営・悪=アメリカ帝国主義
陣営に分けてステレオタイプに捉えて空理空論を振り回していた社会主義者達の
空疎な議論を批判する意味あいを含んで出てきた言葉です。

平たくいえば、日本と利害を同じうし、価値観も似ているアメリカと手を結び
アメリカ陣営にコミットするほうが社会主義にコミットするよりも日本人の
生活水準を短期間に引き上げ、ブータンいうところのGNHを引きあげるには
こっちのほうが近道ですよと喝破した吉田茂の外交方針に端を発するものと
理解しています。

内憂を抱えた国が外患を過度に強調して内部の結束を図るという手法は弱小国
が良く使う手です。フセインのイラクしかり、イランしかり、パキスタンしかり
です。しかし歴史を概観すればこれは禁じ手なんですな。結局外患を強調して
内部の結束を一時的には高められてもそれで内部の矛盾や腐敗構造が解決する
訳ではない。安易な道を選ばず地道な内憂構造の解決に気長に取り組む道が王道
なんですね。ましてそのありもしない外患の対象に祭り上げられた日本にとっては
迷惑千万な話で、これはきちんとクレームして相手のゆがみを正しておく必要が
あります。そうでないと取り返しのつかないことになる可能性がありますね。
第一次大戦はこうしてはじまったと理解しています。日本は「金持ち喧嘩せず」の
豊かな国ですが中国のナショナリズムは危険極まりないものです。胡錦涛は
いち早くこの危険性に気がついています。こういう危険性を察知し手を打つべきだ
と主張するのがリアリズムであって、ゆがんだ国際感覚のとりこになっている
内田某の説はリアリズムとは正反対の極にある議論だと思いますよ。ここに
気が付けないアクさんの感覚は「かなり重症」だと思います。繰り返し言います。
日本のナショナリズムとされるものは、今まで不当に抑圧されてきた国家・国旗への
忠誠という国際的な常識の回復であって危険でも何でもありませんが、中国の
ナショナリズムは攻撃的で危険です。早めに中国政府にこれをやめさせ、正常な
政治システムの導入に少しでも努力してもらい、国際社会に親和的な存在に
なるよう我々は全力で努力する必要があります。その為には「ダメなものはダメ」
とおいたをした時にはきちんと諌めてあげないと。これが友情というものですし
これが日本の国益にも沿うものです。 


268 名前: アク 投稿日: 2004/09/03(金) 22:53
政治におけるリアリズムにについてのお講義をありがとうございます。ナショナリズムは、私に
いわせれば熱病みたいなものです。それを超えて、場合によっては、それを利用して、長期的な
利益を図っていくのがリアリズムだと思いますが、どうでしょう。
外患を強調して内部の結束を図る、とはよくぞおっしゃいました。今のブッシュにいちばん
当てはまることばですね。 


269 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/09/04(土) 12:02
塩さんは相変わらずだね。

リアリズムといえば、個人のリアリズムが一番大切。

ナショナリズムは、たいていの場合、特定の奴らが国民をだまして儲けようとするときに活用される。

全農がコメの関税化に反対するのに日本人のナショナリズムに訴えているとかだね。

他の場合も、例外なしに当てはまるよ、この法則。

だからナショナリズムをたたえる人は、だまされることが好きなナイーブな人と云うこと。

格好悪いよ。 


270 名前: 野良 投稿日: 2004/09/07(火) 03:27
>>267
とりあえず段落替えをもうちょっと多くしてほしいんですが。
加えて言えば、
内容がない場合はそれに応じて文章を短くしてくれるともっと助かるんですが。 


271 名前: 塩津計 投稿日: 2004/09/09(木) 19:16
ナショナリズムは熱病というのはその通りです。私が繰り返し申し上げているのは
熱病にかかっているのは中国であり韓国であって、日本はむしろ解熱剤の打ち過ぎ
で体内のウイルスが耐性菌になりつつあるくらいといったところでしょうか。
日本のナショナリズムは健康であり健全です。今の若者は決して盲目的に靖国
参拝を支持しているわけではない。私が「日本人による日本人の為の極東軍事
裁判を開き、この際きっぱりと戦争犯罪人を断定して戦犯をきめようじゃないか」
というと賛成するものばかりです。

今の若者は中国人と違って、ちゃんと論理的に考えています。日の丸を
振り、君が代を歌うのはそれが国際社会のマナーでありエチケットであって
グローバルスタンダードだから。もし日本の日の丸君が代が悪いならフランスの
三色旗とラマルセイエーズも「熱病」になります。こっちは血に飢えた人殺しの
歌詞だから日本よりもっと性質が悪そうですね。 


272 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/09/09(木) 21:02
>熱病にかかっているのは中国であり韓国であって

あなたも同じレベルじゃないかってことを、いままで、す〜っと申しあげているのですが……。 


273 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/09/09(木) 21:05
「す〜っと」じゃなくって「ず〜っと」ね。 


274 名前: 塩津計 投稿日: 2004/09/09(木) 23:04
まあ、それは読み手のレベルによりますな。世の中所詮「目明き千人メクラ千人」
ですから。何をどう思おうとそれはご自由です。私はアクさんであり散人さんの
日本ナショナリズム過剰反応を戒めているだけですから、ずーっとね。 


275 名前: 塩津計 投稿日: 2004/09/09(木) 23:11
散人さんの言っているナショナリズムと私の言っているナショナリズムとは
どうも内容が違うみたいですな。私が言っているのは公の席で国旗・国歌に
敬意を表するというマナーのことだけであって、農業ナショナリズムはもっとも
唾棄すべきものと考えていることご存知の通り。また日本のサヨクが戦後一貫して
掲げてきた反米ナショナリズムも唾棄すべきものと考えています。日本の安全を
守るためには沖縄に基地は必要だし日米安全保障条約も必要だと考えていますが
日本共産党、社民党はナショナリズムを振りかざして「アメリカは沖縄から出て行け。
日米安保廃棄」を訴えていますね。素朴な排外思想を振り回すサヨクは農業ナショ
ナリストの一員だったりする。サヨクは無農薬農業なんかやって自慢したりして
いる。そして二言目にはアメリカのオイルメジャー、農薬メーカーは日本を支配
しようとしているなんて煽ったりする。勘弁し欲しいな。サヨクナショナリストは。 


276 名前: 塩津計 投稿日: 2004/09/09(木) 23:18
>外患を強調して内部の結束を図る、とはよくぞおっしゃいました。
>今のブッシュにいちばん当てはまることばですね

筋違いのこじつけですねえ。アメリカが直面しているのは「今、そこにある危機」
だと思ってますよ。反米論者は「アメリカは過剰反応だ」なんて無責任な捨て台詞
を平気で言い放つ。北オセチアでは500人以上の子ども達がテロリストに虐殺されました。
インドネシアでも6人が少なくとも殺されました。アクさんは後何人死ねばテロの
脅威をお認めになるんですが。アクさんを納得させるには後何人の先進国サイドの
国民が犠牲になる必要があるんでしょうか。目の前で人がテロで殺されるまで
「テロの脅威なんぞ存在しない」と言わんばかりですなあ。 


277 名前: at 投稿日: 2004/09/10(金) 11:57
> アメリカが直面しているのは「今、そこにある危機」

せっせと自分達で「再生産している危機」ですな。
まぁ、それで飯を食ってるヒトもたくさん居るので、
テロリストを作る事自体が公共事業なんじゃないですか?

アルカイダもフセイン政権もアメリカが種を蒔き、手塩に掛けて育てた。
今はそれを収穫する時期で、アメリカの中の極一部の人達がその収穫作業で潤ってるワケ。 


278 名前: 塩津計 投稿日: 2004/09/13(月) 02:13
>アルカイダもフセイン政権もアメリカが種を蒔き、手塩に掛けて育てた。

あーあ。こういう陰謀論に染まった連中が多いんだよ。あのさー、フセインを殺すな
といったのはフランスはじめとする欧州勢だよ。そして「賢明なる常識人」だった
スコウクロフトもこれに同調して自制を強調しアメリカ軍は国境でとまったの、
湾岸戦争の時は。

そしてイランイラク戦争のときはキチガイホメイニのシーア派革命輸出を恐れる
サウジ、クウェートが寄ってたかってフセインを軍事援助したの。いわゆる
毒をもって毒を制すってやつね。そしたらフセインが増長したの。だから処分
したわけ。狂った飼い犬を責任を持って処理したのよ。

タリバンもそう。もともとはアフガニスタンを共産化しインド洋へ出る道を確保
しようとしたソビエトがアフガンを戦乱の地にしてしまったの。そしてソビエトと
直接戦争するわけには行かないからムジャヘディンの諸君に武器援助してソビエトの
南進を食い止めたわけよ。そしたらタリバンの諸君が増長したわけ。だから成敗
したんだね。このあたりの前後関係重要だからマークしとくように。テストに出るよ。 


279 名前: USO 800 投稿日: 2004/09/13(月) 02:22
>このあたりの前後関係重要だからマークしとくように。テストに出るよ。


アメリカと書くべきところを、サウジ、クウェートとすり替えて
解答してるから、あんたは零点。 合掌 


280 名前: at 投稿日: 2004/09/13(月) 16:18
> 狂った飼い犬を責任を持って処理したのよ。

> ムジャヘディンの諸君に武器援助してソビエトの南進を食い止めたわけよ。
> そしたらタリバンの諸君が増長したわけ。

そんな事は今時中高生でも知ってますよ。
つまり、自分達の育てた危機を自分達で収穫したって事でしょ?

もちろん種を植えて水を買ってる時には
「アメリカにとっての危機」と言う意識は無かったでしょう。
しかし、最初から一貫して「力」を有する「火種」ではあった。
時勢が変わり、その方向がアメリカへ向いちゃったと言うだけの話。
何が陰謀論なんですか? 


281 名前: 塩津計 投稿日: 2004/09/13(月) 22:04
これは笑える。さすが専制国家。お手並み拝見ですな。

北京五輪までにマナー確立!ファン協会設立

 【北京=佐伯聡士】2008年北京五輪に向けて、サポーターを組織化し、マナー教育を強化するため、「北京球迷(球技ファン)協会」が12日、共産主義青年団北京市委員会などの呼びかけで設立された。

 背景には、8月のサッカー・アジアカップ決勝での反日騒ぎに対する当局の危機感があるものと見られる。

  「健全で文化水準の高い」首都のサポーターのイメージを社会に示すのが目的で、同協会には、政府各部門や市内18区・県、企業など計318団体が加入。今 後は、地域支部を設立し、個人会員も増やすという。具体的な活動としては、専門家や著名なスポーツ選手、五輪関係者らを招き、フォーラムや講座などを開く 計画だ。

 反日騒ぎでは、中国人サポーターが君が代演 奏に大ブーイングを行ったほか、試合後、日の丸を焼き、駐北京日本公使の乗った公用車を壊し、日本代表の宿舎を取り囲む混乱となった。国際社会から北京五 輪運営を危ぶむ見方が出ただけでなく、国内でもマナー徹底を求める声が上がっていた。 


282 名前: USO 800 投稿日: 2004/09/13(月) 22:23
良いことだな。

我が国においてもスポーツと戦争の違いのわからぬ
うつけ者達を黙らせれば、両国の険悪な空気はぐっと改善される。

少数の根性曲がりが煽ることで全体の雰囲気を悪くする一方で、
日の丸ペインティングを施して会場に入ろうとした少数の中国人ファン
が居たことは殆ど報道されぬのは何故なのか。 


283 名前: USO 800 投稿日: 2004/09/13(月) 23:59
>>281

>これは笑える。

なんで? 
球迷とどっこいどっこいの民度しか持ってない
キミは笑える立場にないだろ。 


284 名前: アク 投稿日: 2004/09/14(火) 06:27
>276
「アクさんは後何人死ねばテロの
脅威をお認めになるんですが。アクさんを納得させるには後何人の先進国サイドの
国民が犠牲になる必要があるんでしょうか。目の前で人がテロで殺されるまで
「テロの脅威なんぞ存在しない」と言わんばかりですなあ。 」

今のやり方では、テロは増えるばかり。テロリストを利するだけの愚かなことをやっている。
オサマ・ビン・ラディンは、私の作戦通りことが運んでいる、ブッシュが大統領でいてくれて
よかったなあ、とほくそ笑んでいると思います。そのうちにオサマから感謝状をもらえるかも
しれません。 


285 名前: USO 800 投稿日: 2004/09/14(火) 08:29
そして、シャロンからはブッシュとオサマの双方に
功労者賞を出すべきだ。プーチンとチェチェン・ゲリラにもだ。

最近、誰が一番笑ってるのか見えて来ましたよ。 


286 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/10(日) 17:12
アクさんの書き込みを読んでいると、原水禁でしたっけ、原水協でしたっけ
要するに日本共産党指導下の反核団体の言い分そっくりですなあ。アメリカの
核は世界支配をもくろむ汚い核だが、社会主義国の核兵器は平和を守るための
核兵器だからクリーンだってヤツ。テロリストが理解できる唯一の言葉は軍事力
しかないというのが人類が経験から学んできたことです。テロリストはこれからも
何人にも殺すでしょう。しかしそれは流行り病みたいなもの。徹底的に取り締まり
追い詰めれば、やがていなくなります。日本からも連合赤軍は排除され無害化
されました。これを世界でやれば良いんです。 


287 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/10(日) 17:26
Juan Cole の10月8日のブログの書込が興味深いと思ったな。

The Bush administration announced a "war on terror" in fall of 2001, but it has never been clear what exactly a war on terror was. Terror is not itself a concrete enemy. It is a tactic. 

Informed Comment 
http://www.juancole.com/ 


288 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/11(月) 21:08
アクサンの正体見たりネットサヨ。 


289 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/10/11(月) 21:20
ネットサヨとは意味不明瞭な言葉ですが、
正しいことをいうのがネットサヨであれば、あたしもネットサヨです。 


290 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/11(月) 21:37
ウヨと言われれば自分が如何に左翼かを弁明し、
サヨと言われれば、自分が如何に右翼かを弁明し、
あとから自分が書いたものを読みながら、オレは一体何者
なんじゃと思った経験数度。

思想には中央分離帯が無くて、中央分離線しか無いんじゃないだろうか
と最近思い始めてます

線には幅が無いから誰しもきっちり真ん中に留まっていることはできず、
その時々で右に行ったり左に行ったりね。

自分の正しさに自信を持てる人って羨ましい。
私にはその自信が無い。 


291 名前: アク 投稿日: 2004/10/11(月) 22:40
>286
テロリストはこれからも何人にも殺すでしょう。しかしそれは流行り病みたいなもの。
徹底的に取り締まり追い詰めれば、やがていなくなります。

久しぶりに現れて相変わらずのご発言。この路線ではこの先いつまでもうまくいかないでしょう。
アメリカでも半分の人がそう思いはじめた。ヨーロッパはとうにそう見ている。
塩津計さんも、もう少し頭を柔らかくして世界を見ていないと、ブッシュとともに
取り残されてしまう。そろそろ宗旨替えの時期では? 


292 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/11(月) 23:18
ヨーロッパは無責任な他人事の振りをしているだけ。フランスは天下の警察国家。
知りマセーヌルパンか。なーに、数百人パリで殺されりゃア、あっという間に
強硬路線で一致団結します。頭柔らかくしなければならんのはアクサンのほう
でしょうね。

ネットサヨとはアメリカのブッシュ政権に不必要に厳しく、テロリストや北朝鮮
中国に不必要に甘い(昔ならソビエト)人々をサヨと呼びます。正しいことを
いうひとにウヨもサヨもありませんや。アクサンの言っていることが間違っている
からサヨと呼んだまで。以上。

>この路線ではこの先いつまでもうまくいかないでしょう

ではアクサンの対案は?

テロリストには、この方法以外ないのですな。残念ながら。それが人間の限界
ですわ。あらゆる西側消費文明を破壊し645年前後に世界の消費水準を下げよう
と主張している人たちと対話は不可能です。ここをきちんと理解したくないのなら
アクサンとも対話は不可能ですね。 


293 名前: アク 投稿日: 2004/10/12(火) 10:01
なにより、アメリカが国際協調路線に戻ることから始めなければならないでしょう。
はっきり間違っていた、と旗幟を鮮明にして出直すしかないでしょう。ブッシュが再選されない
ことが、そのきっかけになるでしょう。ハードパワーだけでは駄目。テロのもと(パレスチナ
問題がそのひとつ、イスラムの人々と西側がどのように向き合うかがもうひとつ)をソフトパワーで
ほぐしていくことに力を入れることが大事。カウボーイ風のアメリカ人とその追従者には、人類が
度重なる戦乱から学んできた大人の知恵が解らないのですね。ただ鉄砲を撃てば、物事が解決する。
と思いこんでいる。 


294 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/12(火) 21:05
ブッシュ政権の誰も「ハードパワーだけで物事が解決できる」なんて主張していないし
考えてもいないですね。「ブッシュ政権はハードパワーだけですべてを解決しよう
と考えている」という極端な単純化が反ブッシュ陣営がよくやる手ですね。あくまで
テロリストには断固たる対応が必要だと考えているだけで、それ以外の方法も当然
必要と皆さん考えていますって。

テロリストとお話し合いで解決を模索しようとしても、ただ「あいつはソフトだ」と
なめられ付け入る隙を与えるだけですぜ。鉄砲を撃ち要塞を固めつつ、要塞内で経済を
活性化し文化を育んで恭順者は城内に引き入れて同化する。こうしてアメリカは
強くなってきたし、西側も強くなってきた。共産主義陣営はこれに失敗して自滅した。
これが歴史の教訓です。あれかこれかの2者択一ではなく、あれもこれもなんですな
勝つ秘訣は。テロリストを叩き潰しつつ救いの手を恭順者には差し伸べる。 


295 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/13(水) 02:07
イラク人の hearts & minds を得ようと米兵が差し伸べた手の中の
キャンデーめがけて恭順志望の子供達が駆け寄った途端に自動車爆弾が
炸裂して、数10人の子供が飛ばされちまったですね。
つい2週間ばかり前の事件。
恭順したくても恐くてできないんだよ。コロされちゃうんだから。 


296 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/13(水) 21:08
あれはひどい事件でした。あれでイラク人のハーツアンドマインズはテロリスト
から完全に離れましたね。サドルの馬鹿が完全武装解除に同意したのも、あの事件
が影響しているのかもしれません。イラクにいるテロリストはただの馬鹿だ。
血に飢えた殺し屋だ。あれじゃあ、イラク人は味方に出来ない。 


297 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/13(水) 22:49
彼等の不信感の強さを物語るかのように、実際には武装解除応ずる
サドル派民兵の数はちらほらだとそうですけど。
ただね、大量武装解除に応じた地区もあったそうで、私にはむしろ
こっちの方が興味深いな。その連中は一体どういう夢を
見たのかだろうかと。彼等の見た夢が実現することを祈ってます。

現状では、いわゆる「テロリスト」と「普通の人々」との間が 
seamless になりつつあって、結局、米軍が訓練している警察や
国軍兵士だって、最終的には一体どちらの側につくのか分らんという話もあり。 


298 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/14(木) 00:20
この論文はとても分り易かった。
CIAの元分析官が、既にあちこちで論じられている内容を
改めて肯定したところが珍しくもあり。

The Elephant in the Room of Empire: 
http://207.44.245.159/article7059.htm

抜粋
>The bottom line here is that virtually no one -- no analyst, no moviemaker -- wants to touch the Israel issue. You can't sell a movie like Fahrenheit 9/11 if you talk about Israel,(中略)if you are seen to criticize Israel in any way, so better just to ignore it.

>One of the primary reasons we went to war in Iraq was to benefit Israel.

>What has been exaggerated the most, in part because it best suits the propaganda needs of Israel's Likud government, is the U.S. relationship to, and the role of, authoritarian Arab governments as a root cause of the September 11 terrorist acts.

>We ignore the direct danger Israel poses to us at our own peril. Our drive for empire already came back to bite us three years ago on September 11, and it will come back again as long as we fail to distinguish our own interests from Israel's. 


299 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/14(木) 17:02
>結局、米軍が訓練している警察や国軍兵士だって、最終的には一体どちらの側に
>つくのか分らんという話も

このあたりの選択で「民度」「民族の命運」が決まりますね。その点、日本は
偉かった。鈴木貫太郎海軍大将(首相)のように「負けっぷりが大事。コイは
まな板の上に載せられたら観念して包丁を当てられてもピクリとも動かないと
いう」と言った人や、吉田茂首相のように「戦争で負けて外交で勝った歴史は
ある」と歯を食いしばって日本のその後の繁栄の礎を作った指導者がいたん
だから。ベトナムなんて哀れだね。あの国は「戦争で勝って外交で負けた」
典型的な例です。 


300 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/15(金) 02:02
いやなに、我々だってマッカーサーから日本人の精神年齢は12歳
だとかいわれてしまったではないですか。

「民度」という文化・人種に優劣をつける考え方に、あえて今回のみ
組みするならば、それの低さではアメリカが一番ではないかと、
近頃のアメリカをみながら思います。

民度の高低はさておき、Iraq - Al Qaeda tieなどは嘘だったのであって、
現実に存在し、かつ機能しているのは、Likud-Neocon tieなのだと、
上に引用したCIA元分析官達による論文は述べているのですが、
どんなもんでしょう。
因みに、彼等は誰も今まで知らなかった新説を発表したのではなく、
軍人、学者を含む幾人もが同様の指摘をしてますけど、誰も耳を貸さないだけですね。

広瀬隆の「アメリカの保守本流」に書かれていることとも概ね合致します。 


301 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/15(金) 10:31
広瀬隆、浜田和幸、青山繁晴...このあたりのキワモノ書物は真に受けない選球眼
が欲しいところ。選球眼を持たない人に限って、こういう陰謀物にとびつき鵜呑み
にしがち。上記CIA元分析官も同類。同じ読むなら東大出版「アメリカニズム」
からでも始められたらいかが? 


302 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/16(土) 01:36
塩津計は客観性を何よりも重んじて思想的偏向を嫌う人ゆえ、
そう仰りたい気持ちは分るんだが。

古典的ユダヤ誹謗ネタとか、フリーメーソンによる世界支配、
ホワイトハウスを陰で支配するダークハウスなどといった
根拠不明の陰謀史観とひとまとめに扱われがちな上に、
anti-semitic というレッテルを即座に貼られて黙らされるので、
イスラエル批判はかなりやりにくいようですね。

でも、ネオコンを身近で見続けて、去年ペンタゴンを退役したばかりの
Kwiatkowski空軍中佐や、脅されながらしつこくリクード批判を展開し続けている
歴史学者ホアン・コールが書いていることとも符合するから、単なる陰謀史観と
決めつけるのは当たっていない。

暇な時に読んでみてちょ。
何となく見通しが良くなった気持ちがしますから。

陰謀ネタの極めつけは、何と言ってもジャボティンスキー絡みのさまざまな偶然ですよ。

ジャボティンスキーはリクードの前身となったファシスト政党の創設者で、
「iron wall doctrine」の提唱者ですが、その彼を師と仰ぐアリエル・シャロンが、
今、懸命に隔離壁をこさえているという偶然…

そしてパレスチナ・アラブを民族浄化せよと叫ぶファイス国防次官
(ウォルフォウィッツの部下)の両親が共にジャボティンスキーに心酔する
極右シオニストの活動家であったという偶然…

これらの偶然からすぐにLikud-Neocon tieを読み取って大喜びする私は
まだまだ修行が足りないでしょうか。

The Pentagon Insider Who Spread Rumors that Sounded Anti-Semitic
http://hnn.us/articles/7582.html

Jabotinsky
http://www.palestineremembered.com/Acre/Famous-Zionist-Quotes/Story640.html

シャロン将軍の亡国政策
http://www.diplo.jp/articles02/0201.html

Douglas Feith: Portrait of a Neoconservative
http://rightweb.irc-online.org/analysis/2004/0409feith.php 


303 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/16(土) 09:13
ユダヤ人にそんなに力があるんなら今頃イスラエルは牛乳と蜂蜜の流れる理想郷
として繁栄を謳歌していることでしょう。現実は?

ということは、ユダヤ人にはそんな力はなく、ロビーの力も実は大したことはない。
むしろアメリカの草の根を支える一人一人の目に、どっちがかわいそうかと映った
かどうかが重要。無差別殺人を繰り返しながら、圧倒的人口を背景に「ユダヤ人を
一人残らず海にたたき出すまで我々は戦う」とヒゲ面でわめいたアラファトの
やり方がまずかったですねえ。無差別テロ、ハイジャック。あれでPLOであり
パレスチナは支持を失いました。実際はこの程度のものだと思ってます。 


304 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/16(土) 12:05
まあ、多数のソースが根拠も挙げつつ申し立てている情報で、
それぞれの間の整合性もありますから、これはもう真実か嘘かではなく、
信じるか信じないかの個人的問題かも知れないが。

> むしろアメリカの草の根を支える一人一人の目に、どっちがかわいそうかと映った
> かどうかが重要。

そこなんだよ。どっちがかわいそうに見えるか…
つまり、イスラエル自身、そしてイスラエルの友達(イスラエル・ロビー、
プロ・イスラエルなジャーナリズム)のプロパガンダ力は、かくも強い。

既に、9/11の犠牲者の数よりもイラクの民間人死傷者の数の方が遙かに多いし、
それを遙かに上回るのがパレスチナ民間人の犠牲者数です。
それでもパレスチナ人のみがテロリストであるというイメージを仕立て上げた
のはプロパガンダ力の勝利ですね。
ムーアがイスラエルに触れることができなかったのは、その辺りの事情を慮ってだろうし、
ケリーがイスラエルをサポートし続けるというジェスチャーを示したのも
イスラエルロビーに妨害されないためかな。

アメリカの議員は、AIPACという強力なユダヤロビーに刃向かうと、当選できない
システムになってるようだから、これで共和・民主両党議員による批判を封じてある。
メディア界もずっと以前から押さえてある。

でも、イスラエルが、ジャボティンスキードクトリンを愚鈍なまでに踏襲し続け、
アメリカがそれをサポートし続ける間は、自分等がしていることが自分等に跳ね返り
続けるということでありましょうね。

ハードパワーを突出させてソフトパワーを失えば、ソフトターゲット(民間人)を
狙われるってことですわ。強力な甲冑で身を固めれば、弱い股間を狙われるという
ことでもあります。それがテロの戦術であり、本質だから。
なので、幾ら軍備増強して「国」の守りを固めてもテロを防げないし、先制攻撃でテロリストを
殲滅なんかできない。

…てことを我々は毎日のように目撃しつつあるはずなんですが。

ところで、CIAがとうとうブッシュ陣営を潰してケリーに勝たせるにまわったようですね。
この人等は、カール・ローブに雇われた傭兵(swiftboat veterans)と違って謀略の
プロだからこわいよ。

http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2004/10/10/wbush10.xml&sSheet=/news/2004/10/10/ixnewstop.html

そして、どうやらFBIもネオコンの首を狙っている。 


305 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/16(土) 16:28
プロパガンダで片付けられますかねえ。ニューヨークタイムズもワシントンポスト
もあるんですよ。これらが全部プロパガンダの片棒担いでいる?違うと思いますね。

私はパレスチナ問題を作ったのはフランスであり、イギリスだと思ってます。そして
パレスチナをユダヤ人のゴミ捨て場として、建国のために移民をこぞって送り出した
欧州諸国に責任があると思ってます。産業廃棄物も出した企業の責任が問われる
時代。水俣病の原因である有機水銀を垂れ流したチッソの責任が問われたように
パレスチナにユダヤ人を廃棄した欧州諸国の責任は大きい。アメリカはユダヤ人を
送り出したのではなく受け入れたのですからね。

ハードパワーを突出させたのはアラブ人でっせ。第一次、第三次、第四次中東戦争
はぜーんぶアラブ側がイスラエルを殲滅しようとして一方的に攻め込んで、逆に
返り討ちにあったという構図。イスラエル側から攻めたのは英仏両国とつるんで
スエズ運河の利権を奪取しようとした第二次中東戦争だけ。このとき、アラブ側に
たってイスラエル、フランス、イギリスを引かせたのはアメリカなんですな。
知ってました。知らんかったでしょう。

パレスチナ人の悲惨はある意味、自業自得的なところがある。戦略、戦術の稚拙さ
が招いた当然の結果という緬がある。少なくともパレスチナ、アラブが一方的に
正しくてイスラエルが完全にアクということはない。

ただ岩のドームの下にもぐってアラブ側を挑発してテロをわざと起こさせ、それを
利用して政権をとったシャロンのやり方は完全に間違っている。あれは禁じ手だ。 


306 名前: 名無しさん 投稿日: 2004/10/23(土) 03:14
塩津計 投稿日: 2003/05/24(土) 02:13

私は米国民のブッシュ支持は当分続くと見ています。ブッシュは米国民の心を
しっかりとつかんでいる。
そして彼はおそらくかなりの確率で中東和平を大きく前進させることになるでしょう。
もしかしたらブッシュ大統領がノーベル平和賞を獲得することになるかもしれません。だって中東和平実現こそがイラクの復興
をも前進させ、中東全体の緊張度を下げる最善にして唯一の方法なのですから。
あとイラクの復興は結構イージーなタスクだと私は考えています 


307 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/23(土) 14:18
カナダのさる識者はこう書く。

Bush's core Republican support lies in the suburbs and Bible-belt rural areas, where many people rely on TV sound bites for their world view, and have little understanding of history, geography or foreign affairs.

"Why so many Americans support Bush"
http://www.canoe.ca/NewsStand/Columnists/Toronto/Eric_Margolis/2004/10/17/pf-672730.html

こういうコア・サポータ達は別として、ちゃんと新聞読んでるアメリカの人々の間では、イラクは、もはやno-win warと化した、というのが定説みたいですよ。

さるアメリカの保守系論客もこう書く。

Finally it reveals the neo-cons as fools, lightweights who can dismiss history and culture because they know nothing of history or culture.

"Send the Neocon to Haiti"
http://www.lewrockwell.com/lind/lind13.html


「もし私がブッシュを再度選ぶとすれば、その唯一の理由は、自分がついた嘘の落とし前を彼自身につけさせてやりたいからだ…」

と書くのは、あのジョン・ル・カレ。
「寒い国から帰ってきたスパイ」の作者ですね。

ジョン・ル・カレは続けて語る。

Probably no American president in history has been so universally hated abroad as Bush…

さらに、こう問うのである。

Is your president a great war leader because he allowed himself to be manipulated by a handful of deluded ideologues?

そして、こう締め括る。

Give us back the America we loved, and your friends will be waiting for you.

(君等が11月にブッシュを落としてくれば、我々イギリス人は、来年、ブレアを落とす、という意味らしいです)

アメリカがんばれ 


308 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/24(日) 01:38
スパイで思い出した。

Ex-CIA officer blasts premise for Iraq war
http://www.columbiatribune.com/2004/Oct/20041016News001.asp

この人は、7人の大統領に仕えた老スパイだそうですが、
彼もまたこんなことを言う。

The Iraq occupation also was meant to make Israel safer, McGovern said, and some members of the Bush administration tend to confuse U.S. strategic interests with those of Israel. 


Mr.McGovern は、"typical socialist garbage"などアカ呼ばわりされつつ、
現在、一人で反ブッシュキャンペーンを展開中。


ついでに、

"Sharon has been nothing but trouble."
(Scowcroft 談)

http://news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=519&u=/ap/20041017/ap_on_re_us/scowcroft_bush_4&printer=1


そして、台北タイムズまでが、こう主張する:

Much of this situation stems from the influence of the so-called neo-conservatives who include Deputy Defense Secretary Paul Wolfowitz and former advisor Richard Perle, both of whom are Jewish. They have put their imprint on the "Bush doctrine" of preventive war and on the offensive drive against terrorists, extremists and enemies of the US.

There's no doubt about the power of the Israel lobby in Washington. The wealthy pro-Israeli umbrella group, AIPAC, is described as Washington's "700 pound gorilla." The organization documents every vote in Congress and makes sure legislators who don't support Israel face well-funded opponents in the next election.

http://www.taipeitimes.com/News/edit/archives/2004/10/19/2003207548/print 


309 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/24(日) 08:15
コキントウの中国はブッシュ熱烈支持なんだそうです、慶応大学の国分良成先生
曰く。せっかくここまで対米追随土下座外交して築いた中米関係を、またゼロから
やり直すのは面倒だと。そしてケリーが政権を取れば第一番目にターゲットに
されるのは中国に決まっていて、それで貴重な2年間を空費するのは真っ平だと
こういうことだそうです。中国はアフガン攻撃もイラク攻撃でも一切米国を非難せず
支持しているんですなあ。 


310 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/24(日) 15:45
イランもロシアに次いでブッシュ万歳を表明したそうですな。

http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-oe-chait22oct22,1,5890464.column?coll=la-news-comment-opinions 

余人の理解を越える子細があるんでしょうけど、可哀想にねえ。 

再選を果たしたブッシュが(イスラエルの要望に応じて)次ぎに攻めるのは、
イランかシリアだろうと取り沙汰されてるこの時期に。

ドイツはブッシュ万歳ではないが、ユニラテラルさで世界中が非難囂々の
ブッシュに対してなら、イラクにおける協力要請へのノーが言いやすい、
でも、国際協調路線のケリーが勝てば、そのノーが言いにくいという
ジレンマがあるらしい。

http://www.spiegel.de/international/0,1518,324165,00.html

どこも白か黒かであっさり決め切れない事情を抱えてるんで、
あの国がどうしたから、うちもマネようみたいな楽な外交は
多分、存在しないのでしょうね。 


311 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/24(日) 18:05
自分もjewであるフリードマンまでが、ブッシュ政権について、
こんなこと書いていらっしゃる。

...embracing Ariel Sharon so tightly that it's impossible to know
anymore where U.S. policy stops and Mr. Sharon's begins. 

Jews, Israel and America(New York Times 24日社説)

http://www.nytimes.com/2004/10/24/opinion/24friedman.html?th=&pagewanted=print&position= 


312 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/25(月) 21:48
外務省北米局曰く、米国ではドイツとのいさかいは過去の話。問題はフランスのみ
という整理らしいですよ。そしてフランスでも実はフランス軍部はイラク攻撃を
したくてしたくて仕方なく米国統合参謀本部と密かに作戦計画を打ち合わせたり
していた。フランスの米国非難はフランス全体の問題でなく要するにシラクの
問題なんだと。国連のオイルフォアフードスキームを悪用して莫大な金額を
ネコババし、イラクに武器購入資金をキックバックしていたシラクの問題なんだと
こういう整理なんだそうです。フランス主導で行なわれた国連史上最悪の汚職事件。
日本では産経の古森さんしか書かないですねえ。不思議だなあ。 


313 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/26(火) 08:09
北米局はあくまでもブッシュ政権は正しいという前提なのかな?
業界感覚ではなくて、一般人が抱く感覚に照らして納得できる
前提で物事を考えて貰わぬと困るね。

WMDが出てくれば、疑ったことは正しかったと後知恵で強弁できようけど、
アメリカは「WMDは無い」「アルカイダとサダムの提携の証拠も無い」と、
もう言ってしまったよ。
そうすると、日本は一体アメリカのどこを正しかったと言えるのかな。

ブッシュの宣言とは裏腹に、the world is no safer で America is no saferで
イラクは、ヘタすれば内乱かという状態になってしまってますね。

両国の内幕の曝露話は興味深いんだけどさ、で、結論として今
どういう状態なのよ?と問うてみると、表に出ている部分では、
フランスとドイツは現に対ブッシュ非協力の中心的存在であるわな。

国策が確定するまでの内部の賛否両論のうち、対米協力的な意見のみ
今更のように取り出してきて、だから本当はドイツは協力的なんだ
というのは無理。フランスを責めても無駄。

現在、何をやっていて、それは何故かを論じねばならないのであって、
何が行われなかったかをキミがドイツ人やフランス人に代って論じても
仕方がない。それから、ブッシュ政権の素行についてアメリカ国民全体
が責任を負わされかねぬし、小泉の問題も日本の問題にされかねないのと同じで、
シラクの問題はシラクだけの問題ではなくてフランスの問題でしょ。

ところで、


>国連のオイルフォアフードスキームを悪用して莫大な金額を
ネコババし、イラクに武器購入資金をキックバック

これも北米局の見解かな? 

oil for foodに関わる論議は幾度か見たんだけど、興味無くて読まなかった。
アメリカのやり口について論じてあったような気がしたが。

クルド虐殺に使った神経ガスの原料は、dual useの名目で
アメリカから渡ったものだってね。

それに類することは、どの国かを問わずやりかねないのかも知れないね。 


314 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/27(水) 07:12
どこのサヨクでしたっけ。ナショナリズムはもうふるいなんて妄言を吐いていたの。
私は言いましたよねえ。「日本のナショナリズムは健康で穏当なものだが、中国の
ナショナリズムは危険で攻撃的だ」と。東シナ海をみてごらん、アクサン。中国が
如何に攻撃的な資源ナショナリズムを展開していることかを。だからいわんこっちゃ
ない。警戒すべきは中国のナショナリズムです。 


315 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/27(水) 07:16
USO800さん、ひとつだけいっておこう。米軍の調査結果が事前に出ていたら
ブッシュさまはイラクを攻撃なさらなかった。こうした「国際査察」を10年以上に
渡り、妨害したから武力でフセインを排除し、イラク全土を調べて結論をアメリカさま
はおだしになった。悪いのはウソをつき、国連を愚弄し続けたフセインであって
それ以上でもそれ以下でもない。 


316 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/28(木) 14:27
>oil for foodに関わる論議は幾度か見たんだけど、興味無くて読まなかった。

人間は自分にとって都合の悪い情報は見ない、聞かないもの。興味なくて読まない
のは自然なことです。 


317 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/29(金) 19:21
針小棒大にフランスの非を言い立てるネタを血眼で探していたわけではないゆえ、情報の優先度を”Low“と見積もっただけですだ。都合の悪い情報は全て無かったことにするブッシュ顔負けのお方とは違いますだ。

理屈とハナクソはどこへでも引っつく。
私がブッシュなら、以下4つのケースのいずれにおいても自分を100%正当化できますだ。

サダムがWMDを:

1 有ると宣言し、実際に有った場合

私)サダムは脅威だから攻撃したのは正しかった。5分でWMDを使用可能状態に出来るとあらば、なおのこと preemptive strikeの正当性に揺らぎは無い。たとえ細菌or毒ガスor核弾頭を5分で使用可能状態に出来たとして、それを飛ばすICBMはどこにあるんだよ?とは誰も聞かないので答える必要は無かった。

2 無いと宣言したけど実は有った場合

私)サダムは実態として脅威である。しかも嘘つきである。故に攻撃したのは二重に正しかった。

3 有ると宣言したけど実は無かった場合

私)WMDを持っていても使わなければ実害が無いわけではなく、それを使うことをちらつかせて世界を脅せる。使わなくても実害があるものは、持っていなくても持っているのと同じくらい実害がある!
サダムは、持ってもいないものを使いそうなジェスチャーを示して世界を脅した大嘘つきなので、ヤツを取り除いたのは正しかった。

4 無いと宣言して本当に無かった場合(つまり今回の場合)

私)嘘つきは常時嘘ばかりこいているのでなく、本当のことを言う場合もある。
すなわち、本当のことをたまたま言ったとしても、それは彼が嘘つきでないことの証明にはならない。

この件について、サダムは本当のことを言いつつ、如何にも自分が嘘をついているように見せかけた知能犯的大嘘つきなので、疑ったのは間違いでなく、それ故、先制攻撃を加えたのも間違いではない。
ヤツのブラフに惑わされたアメリカはこんなにも苦労している。
でも、我々はサダムからイラクを救い、アメリカを救い、世界を救った。
折角救ってやったイラクの民主化を阻害する叛徒は怪しからんので殺す。サダムが殺した自国民の数は数100万であることを思い見よ。アメリカはまだ1万超しか殺していない。
(実際はその10倍という説もあるが、我々は自国の正規兵の body count しか行わないので分らんし、そんなことはどうでも良い。)

疑わしい人物を疑うことは正しいのであるから、サダムは、無いものを無いと口で言うばかりでなく、存在せぬWMDを取り出して見せ、それがいかに存在せぬかを世界に対して実証する義務があった。

無いものを見せしむる義務の履行を一方的かつ不当に怠ったサダムは、ダメぽな大嘘つきである。
そして私は神に選ばれし大統領である。 


318 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/29(金) 19:42
ま、他の外野が何をいおうと、何をやろうと予見しうる将来(30年くらい)は
世界は引き続きアメリカを中心に回る。これだけは確定している。それなら
無駄な抵抗はやめ、アメリカの支配、アメリカの世紀を所与のものとして受け
いれ、その中で如何に自己の利益を増進するかを考えたほうが私は健康的だと
思う。悪いけど317は長すぎて読むのやめました。 


319 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/30(土) 00:16
9/11レポートもDuelferレポートも出ていない当時の最新情報、
即ち1年以上も昔から全然アップデートされてない情報に基づいて、
これからも嗤われながら「今」を論じ続けて下さい。 


320 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/30(土) 13:27
応援ありがとうございます。倍旧の勢いで今後とも論じます。 


321 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/31(日) 01:15
うむ、ガンバレ。

ブッシュがあと30年やるわけであるまいし、反ブッシュ=反米だと
直ぐに思いこむキミの固定観念は実に不可解だ。

現在のアメリカの独立系サイトを色々見てて不思議な印象を受けるのは、
サヨクのサイトとneoがつかない保守(old-con)のサイトが緩やかに
連携してることね。

rockwell.comは(http://www.lewrockwell.com/)軍関係者を含む
保守系論客のサイトだけど、左翼の tom.dispatch
http://www.tomdispatch.com/
と連携しており、双方のサイトに寄せられた論説を互いに
紹介したり引用したりしている。

counterpunch は元CIA関係者のグループが根城にしているらしい。

いずれにも共通するのは強い反ネオコン感情。

それからfounding fathers(建国の父達)の精神に帰れという主張を
あちらこちらで、かなり頻繁に見かける。

共和党支持者だが、今回はケリーに投票するという人がちらほら出てますな。

A Vote for Senator Kerry 
http://www.lewrockwell.com/wanniski/wanniski30.html

何物か知らぬけど、この人もそう。

カール・W・シュワルツ
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/422 


322 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/31(日) 09:46
私は親ブッシュですが、反ネオコンです。念のため。 


323 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/31(日) 09:56
森本敏さんも明確に「ブッシュ政権の方がケリーよりも日本の国益に適っている」
と断言していましたね。やっぱり小泉首相と個人的にあそこまで気が合う大統領
というのは大事にしなければ!それに台湾政策でも微妙な舵取りが求められる
時期で素人のケリーにはまかせられない。なんといっても北朝鮮に二国間協議
をやります(六カ国協議体制を破棄?)なんていいだす外交素人のケリーには
日韓から大ブーイングが出ています。 


324 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/31(日) 12:54
> 北朝鮮に二国間協議をやります(六カ国協議体制を破棄?)なんていいだす外交素人のケリーには日韓から大ブーイングが出ています。

日韓から大ブーイングなんて話は聞いてませんが、論拠は?
ちなみに、彼は、二国間協議=六カ国協議体制破棄なんて単細胞なことは言ってないと思うよ。

キミは、時折、フランスがイラク復興支援に参加する決意を表明しただの、国連がいよいよアメリカ指揮下でイラクに乗り出すだの、ソース不明の空ネタをかますけど、いくら見ていても実現する気配が無い。

それどころか、

French and German leaders seem to be competing over who can say more categorically that they will never send troops to help out in Iraq
http://www.nytimes.com/2004/10/28/opinion/28friedman.html?th=&oref=login&pagewanted=print&position=

などとフリードマンが書く始末(10月28日 New York Times)

ブッシュかケリーかでは日本の財界ですら意見は一つではないようだが、ケリー人脈とまるで縁が無い小泉政権とそれに連なる人達がブッシュ支持なのはあたりまえ。

100年の計を持たぬどころか、30年先、いや10年先すら見据えていないということでもあるかな。

ケリーと知己の唯一の政治家は加藤紘一さんだそうですけど。 


325 名前: USO 800 投稿日: 2004/10/31(日) 12:58
>>322

> 私は親ブッシュですが、反ネオコンです。念のため。

ブッシュの対外政策を左右しているのは、国防部門に取りついた jewish neoconの
親リクード細胞である故、親ブッシュで反ネオコンなんか無理。

ネオコンの取り巻きが無ければ、ブッシュにはカール・ローブ率いる
テキサス同志会しか残らない。

親ブッシュということは自動的に親ネオコンになると思います。
しかも、自動的に親イスラエル。

今のアメリカはイスラエルのサロゲートとして使われてんのよ。
そしてキミも、自らがリクードのプチ・イデオローグとして機能してることを
自覚せねば。(もし、知らずにやってるなら)

ネットで山のように溢れている neocon = pro-likud cultみたいな記事・寄稿を
見ない振りをすることすら大変な作業ですよね。

ただ、ネオコンの大物の一人(であったは知らなかったが)フランシス・フクヤマは
反ブッシュの旗幟を鮮明にしたという記事を見つけた。

ネオコンに対しては、左右両派からの攻撃、特に保守側からの攻撃が熾烈なもの
であったそうだけれど、F・フクヤマの造反は、ブッシュの政権維持の強い阻害要因
として内側から働きかねないので、重いインパクトがあるのだそうですよ。

彼もまた、現政権によるイスラエルへの無条件の支持に疑問を抱いたようだね。

Fukuyama argues, Krauthammer and other neo-conservatives misconstrue the nature of the threat facing the US today, in part because they view American foreign policy through the prism of the Israeli-Palestinian conflict.

(http://www.opendemocracy.net/debates/article-3-117-2190.jsp


326 名前: 塩津計 投稿日: 2004/10/31(日) 15:22
いいえ、十分なりたちます。親ブッシュでもブッシュの政策のすべてを支持する
必要は無い。あくまで総合点でケリーよりブッシュがマシということ。
外交政策では共和党のスコウクロフト、キッシンジャーあたりが好みですね、
私の場合。

イスラエルのシャロンがやったモスクの地下見学は禁じてでしたね。あれは
いけません。もっともハマス、ヒズボラのテロはもっとやってはいけないこと。 


327 名前: USO 800 投稿日: 2004/11/07(日) 14:27
ははは負けた (涙

でも、私は勝った方へ要領良く寝返ったりせず、
アメリカの誇り高き負け犬達を支持する。

"There is another America, an alternative to the closed certainties
of the re-elected president. It has been defeated but it has reason to be proud."

http://www.opendemocracy.net/email/ed5300/article_barnett_2207.jsp 


328 名前: 塩津計 投稿日: 2004/11/11(木) 23:16
また勝っちゃった。読み通りだ。 


329 名前: USO 800 投稿日: 2004/11/20(土) 00:36
juan coleのオヤジが9月21日のブログにこんなことを書いておったけどね。

I have a sinking feeling that the American public may like Bush's cynical misuse of Wilsonian idealism precisely because it covers the embarrassment of their having gone to war.... And, maybe they have to vote for Bush to cover the embarrassment of having elected him in the first place.

How deep a hole are they going to dig themselves in order to get out of the bright sunlight of so much embarrassment?

http://www.juancole.com/

嫌なことを書きやがるオヤジだと思ったけど、当たったかも。
このオヤジの分析は概ね正鵠を得ているんだ。 


330 名前: 野良 投稿日: 2004/11/24(水) 22:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041124i112.htm
中国で対日調査「親近感なし」53・6%と大幅増(抜粋)
 
  前回調査(2002年)との比較では、親近感ありが0・4ポイントの微増にとどまったのに対し、親近感なしは一気に10・3ポイントも増加。日本嫌いの理 由として61・7%が「今も中国侵略の歴史を真剣に反省していない」を指摘、歴史問題が日中間の最大懸案との認識が国民の間に浸透していることをうかがわ せた。 

 小泉首相の靖国神社参拝問題では、「いかなる状況でも参拝すべきでない」が42%。「日本の内政であり、参拝してよい」はわずか5%だった。日本の国連安保理常任理事国入り問題でも「絶対反対」「反対」が56・7%に上り、「支持」は2・1%しかなかった。 
 
-----------

むう。 


331 名前: 塩津計 投稿日: 2004/11/25(木) 07:29
タイムの最新号も日中特集。意外?にも中国の極端な愛国主義特集と偏向した国営
のメディアが中国のとくに若者の偏狭で視野狭窄なナショナリズムを肥大化させて
いると中国の愛国主義教育政策を非難し、中国から敵視される日本に同情的な
論調。原子力潜水艦の領海侵犯を日本政府から正されても回答するすべを知らず
靖国神社問題を持ち出して話をそらそうとする王毅駐日中国大使をからかう内容。
やっぱりグローバルスタンダードに照らせば、危険なナショナリズムで暴走して
いるのは中国であって日本ではないということなのか?60年前のことを何時まで
ーだらこーだらいってんじゃねーよ、と誰もが思い始めているということなんで
しょう。少なくとも偏向していない人はそう思うな。 


332 名前: 野良 投稿日: 2004/11/26(金) 02:34
と、偏向してる人は思うでしょうね。 


333 名前: 笑平 投稿日: 2004/11/26(金) 10:30
大統領選挙の不正が噂されるが調査のないアメリカ。
革命臨時政府の出来たウクライナ。
アメリカより,ウクライナのほうが民主的かもね。 


334 名前: 塩津計 投稿日: 2004/11/26(金) 20:39
とアメリカできちんと言って下さい。こんな東洋の片隅で吠えてないで(笑 


335 名前: 塩津計 投稿日: 2004/11/26(金) 20:47
ブッシュさまは常に民主主義勢力のミカタ。西欧との足並みもきちんとソロった。
アメリカ主導の世界秩序はこうして永続するんですなあ。 


336 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/11/26(金) 21:40
アメリカは「アラビアのロレンス」にとってのトルコ。今日のワシントンポストを読んだ?

しょせんアメリカはトルコと同じだね。アラビアでは失敗する。 


337 名前: 塩津計 投稿日: 2004/11/27(土) 15:51
フランスではマイケル・ムーアの「華氏911」って全くの不評で、すぐ上映
打ち切りになったんですってね。記録映画としては作為が目立ちすぎ、あろうことか
あのフセインを善玉扱いしていると一般人も見放したピンボケぶり。中東とは歴史的
にも地理的にも近いフランス人にてゃ、こんなお粗末な中東感の監督の映画なんて
興味ないというわけ。カンヌ映画祭で最高賞をとったのも不思議がられたが、
やがて審査委員長があの左のタランティーノだとわけると「なんだアメリカ人同士の
政治的ゲームか」としらけムードいっぱい。ケチでビンボーなフランス人が何が
悲しくて他国の大統領批判のアジ映画なんかにお金を使わなくてはいけないのと
みんなそっぽみてしまったらしい。

それにしてもここのところフランス外交は連戦連敗でフランス外務省も沈滞ムード
で真っ暗らしい。イラク債務削減交渉でもアメリカに完全敗北。ドイツはもちろん
日本にも袖にされアメリカ主導で80%債務削減で合意。アフリカでもせっかく
シラクがリビアまで出向いてやったのに「コートジボアールでなにドジ踏んでんの」
と嫌味飛ばされる始末。ただでさえ旅客機爆破事件でパンナムと補償額で差つけられて
はらわた煮えくり返っているところに、これはないだろう。そのコートジボアール
では政府軍に完全になめられて空爆までされて9人も死者出して何も出来ない
情けなさ。ほうほうの体でフランス人は総員退去。「考えられない屈辱的事態」と
国防相がアタマを抱えるのもうなづける。アラファトの遺体をのせてフランスから
飛び去る飛行機はなにやら「フランス外交の栄光がフランスから飛び去っていく」
今の状況に二重写しになったんだとか。あーあ。やっぱブッシュさまに仕切って
もらうしかないわ。シラクじゃダメ。能力ないし。 


338 名前: 野良 投稿日: 2004/11/28(日) 06:59
フランスをけなして溜飲を下げてるあたり、ブッシュをけなして溜飲を下げる人たちと大して変わりませんね。ええと、これが本当の相互主義? 


339 名前: 塩津計 投稿日: 2004/11/28(日) 10:14
貶しているんで無くて、フランスを必要以上に過大評価している人たちが判断を
誤らないよう、日本ではあめりメディアにのらない事実をあえて教えてあげて
いる。平たく言うと啓蒙活動ですな。 


340 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/11/29(月) 17:49
自分に対する「啓蒙活動」じゃないの?

昔よほどフランスに憧れていたのだが、フランスに行って人に冷たくされたのがトラウマになっている、と見る。 


341 名前: 塩津計 投稿日: 2004/11/30(火) 21:59
大はずれ 


342 名前: 塩津計 投稿日: 2004/11/30(火) 22:03
フランスの主張は日本の国益に反している。中国に最新のハイテク兵器を売りたがり
あとは野となれ山となれ、どうせ殺しあうのはアジア人同士だという無責任ぶり。
許せない。

アメリカさまと共にフランスの中国への武器売却を断固阻止しよう! 


343 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/01(水) 18:03
野党が出したイラク復興支援特別措置法廃止法案の緊急動議は、
あっさり否決されたようです。
自民党の3K(古賀・亀井・加藤)さんたちも否決の方にいったので
しょうか。この法案の良し悪しは別にして小選挙区制での政党政治では
信念をつらぬいて離党して一匹狼で政治をするのは出来ないようになった
ようですね。とすると、みんなクーロンじゃないか三位一体で地方に権限が
委譲されれば、これだけの数の高給でコストのかかる代議士さんはいらない
のではないではないかと思います。

よくアメリカでは、ああだ、こうだって、いう評論家とか学者がいますが
人口3億近いアメリカで、上院100人、下院約440名ということですが
1億2千万人の日本では・・・ 


344 名前: 野良 投稿日: 2004/12/02(木) 08:21
政策産業の規模という点から考えると、
アメリカの場合、
議会スタッフ・シンクタンク研究員・大学教員の層の厚さが
日本とは比較になりませんから、
その点に留意する必要はあると思います。
それから、州にも上下両院あったりして…。

でもたしかに仕事量のわりに数多すぎですね…。 


345 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/02(木) 11:33
国務大臣も時折惨憺たる人が見受けられます。
適性より派閥の力学や論功行賞で大臣になる。

農水大臣時代、食料安保、自国農業保護のため関税強化を
訴え、次に通商大臣になったら貿易自由化FTAだという
立場に変わる。

どっちなの?

いやぁ、大臣の椅子なら、なんでもいいんです。

てなことって、ありそうです。 


346 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/02(木) 18:16
>>341
>大はずれ

でもそういう風にみられてしまうから、ひがみ丸出しみたいな悪口は言わない方が良い。

みっともないよ。 


347 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/02(木) 20:58
フランスの動向を塩津計くらい気にする輩って日本には珍しいんじゃないか?

気の毒なので、きみの理論武装にちっとは役立ちそうな記事を紹介してあげよう。

私は読んでないよ。つまらんから。

http://www.opendemocracy.net/articles/ViewPopUpArticle.jsp?id=3&articleId=2164 


348 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/03(金) 01:09
世の中、所詮、目明き千人、めくら千人ですがな。分かる人にはわかる。
それで良いんです。全員に分からせようなんて毛沢東やポルポト、スターリン
みたいに思い上がっていません、私は。分かる奴にだけ分かってもらえれば
それで満足。そして山本夏彦さんがいみじくもいっていたように「分からない
奴らは、分からないのではない。分かりたくないのだ」というケースが大半で
あることも私は知っています。

そういえば、イラク戦争を停止できずイラクの石油利権を全て失い、あれだけ
騒いでもジョージWブッシュさまの再選を阻止できなかったフランスでは鬱病が
蔓延し、睡眠薬と抗鬱剤の消費量が欧州一になっちゃったんですってね、フランス
って。南無阿弥陀仏。元気出せ!がんばれ!ヴィーヴラフランス! 


349 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/03(金) 06:56
> 分からない奴らは、分からないのではない。分かりたくないのだ。

それはあなたの批判する左翼だけでなく,ナショナリストたちも同じではないでしょうか. 


350 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/03(金) 17:58
>>347

すごい美人。彼女の言うことがぜったい正しい(読んでないけど)。 


351 名前: & (pk435qqI) 投稿日: 2004/12/03(金) 21:55
>>347
私も斜め読みしかしていませんが,

「あんなに仲の良かった私たちなのに,こんなになったのは・・・私が悪かったのだわ.お願い,許して.」
と言っているみたいですね.何と内容の無い文章であることでしょう. 


352 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/03(金) 23:42
改めて眺めると、ほんに美人
ないようはどうでもいいよう。 


353 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/04(土) 00:00
>>348

>がんばれ!ヴィーヴラフランス!

おう、その意気だ。

このアメリカ人とも気が合うだろうて。↓

In response to your courageous stand for peace on Iraq, please know that justice is on your side. I feel confident that most Americans will join with me in declaring: "Vive la France!" 

http://www.counterpunch.org/hughes01302003.html 


354 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/04(土) 07:05
昨日、劇団四季の「南十字星」を見てきた。なかなかよい出来だったので、今度
家族全員でもう一度見に行くことにしました。これで李香蘭、異国の丘、南十字星
と劇団四季の昭和3部作は全て見たことになる。 


355 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/04(土) 07:08
私はナショナリストでもないし視野狭窄なナショナリズムは嫌いだね。ペイトリオッツ
と読んでくれたまえ。

ところでUSO800君、銀狐君、アクさん、みなさん、光文社新書「北朝鮮報道」
を読みたまえ。きっと何か得るものがあると思うよ。 


356 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/04(土) 07:55
ちょっとためになる話を致しましょう.

日本人がかつて占領した東南アジアに行って現地の人から
「日本のおかげで独立ができました」
といわれて喜ぶ,そしてその晩ホテルの寝床の中でその言葉を反芻しながらいい気分になって
「それに比べて,わが国のお隣の連中は・・・」と呟きながら溜飲を下げる.

ところが,翌日になってその話題を発展させようと思うと,どうも向こうは乗ってこない.
たしかに,「日本のおかげで独立ができました」を繰り返すのだが,それ以上話が発展しない.
漸く,表情に「もうその話は止めにしましょう」というのを読み取った.

敢えてこれについての解説は致しませんが,認識のずれを示す良い例だと思います. 


357 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/04(土) 15:18
金の力は大きいですね。

期待したほど金は落ちないし、雇用促進にも繋がらねば、
わざと外して撃ってた迫撃砲弾にも、これからは信管を入れて
命中させちまえということになるかな。 


358 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/04(土) 15:26
南十字星をみてごらん、銀狐。その程度のことは、浅利慶太さんは銀狐の
ストーリーくらい百も承知。日本人による日本人のための軍事裁判をやろうとまで
パンフレットに書いているんだよ、私と同じようにね。

「認識がずれているん」のは、あんただけだよ、銀狐クン。 


359 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/04(土) 15:27
日本はそもそも南方の資源欲しさに南進したんであって、彼らの独立を助けるため
アジアの開放のために南進したんではない。これはきちんと「南十字星」には
描かれているんだなあ。 


360 名前: & (E0Wy7o9o) 投稿日: 2004/12/04(土) 22:51
深田祐介が「アジア解放の側面を描いた!よくやった!」と褒めたり,愛国者気取りの
若者たちが「感激した!」と感想を書き込んだりしているし,そもそも四季のホーム
ページ自体がインドネシア独立にいかに日本が貢献したかということを強調している
ので,何だかなあと思ってしまいますね.

しかし,塩さんの言われるとおり,それらは皮相な見方であり,浅利慶太は「アジアの
解放のために南進したのではない」と描いていて,それは見る人が見ればわかる,とい
うのだとしたら,それは大したことだと思います.

ただし,「日本人による日本人のための軍事裁判」はどうですかね.ちゃんと収拾がつき
ますか?多くの日本人がが被害者であると同時に加害者でもあったわけですから,どのよ
うに「ここまでは犯罪人」と線引きできるのででしょうか.
様々な非合理な点があっても,戦勝国である外国が裁くというのはそれで止むを得なかっ
たと思いますよ. 


361 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/04(土) 22:53
351 もそうですが,どうして名前がこうなるのでしょう.銀狐でした. 


362 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/05(日) 11:27
私も&さんの立場に近いんですね。私の立場は事後法による裁判は無効等と
たわごと言って極東軍事裁判そのものを完全否定するなら、日本人の日本人に
よるための極東軍事裁判を行なえというものです。戦争指導者と国民の関係は
経営者と従業員の関係に似ている。会社が倒産したら、裁かれるのは経営者。
これ、当たり前の話ね。

深田裕介は作家として独立してから「反白人」色が強くなりましたね。
でも、気持は分かる。フランス人が植民地搾取を「文明を広めるため」なんて
ほざいていること、オランダ人が強制栽培法でインドネシアを搾取した犯罪に
対し頑なに謝罪を拒否している事実はもっと「歴史教科書」に書いて日本国民
に広く知らしめていいことだと思いますね。インドネシアが解放される前、
オランダの国家歳入の30%〜50%をインドネシアから上がりがしめていた
そうです。凄いですなあ。凄まじいですなあ。 


363 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/05(日) 12:13
日本はインドネシアの独立後はインドネシアを一番支援している国ですね。岸信介
が道を開き、その後ずっと日本はインドネシアに巨額の援助を行なっている。
インドネシアのビジネスにおける日本企業のプレゼンスは非常に大きいです。 


364 名前: & (E0Wy7o9o) 投稿日: 2004/12/05(日) 12:30
>>362
&=銀狐です. 


365 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/06(月) 16:21
よくもわるくも、戦後東南アジアとの交流で深い付き合いが
ある国のひとつですね。ODA還流問題とかスカルノさんとか。
昔は「ネシア」でつうじたのですが。

ところで、中国ODAとか国連の分担金というのは
戦争に負けた罰金としか思えないようなありさまですが。

関係ないけど最近やたらNHKが地域営業スタッフを募集して
ますがこれは出来高払いの集金人なんでしょうね。
新聞の販売店の拡販員から出世して経営陣になったり社説を
書くようにならないかぎり、新聞社が民主的とはいえないな。
NHK幹部って会議やるより、自分で集金して回れば、お客様の
本当の声が聞けて、ためになると思いますが。
脱線スマソ 


366 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/06(月) 21:35
>日本人による日本人のための軍事裁判」

これについては、ちゃんとやるべきだったと思っています。
へんに「一億総懺悔」として総括したのが、後々まで禍根を残すことになった。
「悪い奴ら」を無理やりにでも作り上げ、全責任をそいつらに押しつけ、あとの日本人は潔白という形にしなければならなかった。

ドイツはそのへんうまくやった。さすがに「負け戦」慣れをしている>ドイツ人。

某商社も不祥事を起こしたけれど、ある特定人物にすべての責任を押しつけることで、みごとに立ち直った。

「ドイツ方式」を採用したおかげです。

その点戦後の日本は処理の仕方が未熟だった。 


367 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/06(月) 22:09
名前が化けてしまうので(狐だから仕方ないというツッコミはなし)IE で
やってみます.

>「悪い奴ら」を無理やりにでも作り上げ、全責任をそいつらに押しつけ、
あとの日本人は潔白という形にしなければならなかった。

周恩来が国内輿論を説得するのに「前の侵略戦争は日本の一部の軍国主義者
がしたもので,日本人民はむしろ被害者である.」と言ったのとちょうど符合
するし,政治的にはそれが最善であるはずです.

しかし,日本はそれができなかった.できなかったのが今日の問題に繋がって
いるわけですが,日本人の精神構造では所詮無理だったのではないかと思って
しまいます.

ところで,対中 ODA についての批判が高まっているということですが,総額
3 兆円の大部分が円借款,すなわち返済しなければならないものであること,
それと,日本が戦後アメリカから無償で 12 兆円の援助を受けたことを知った
上で批判しているのでしょうかね. 


368 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/06(月) 23:36
>周恩来が国内輿論を説得するのに「前の侵略戦争は日本の一部の軍国主義者
>がしたもので,日本人民はむしろ被害者である.」と言った

違うよ、銀狐さん。これを最初に言ったのは蒋介石だよ。以徳報怨。知らなかったら
勉強不足。勉強してね。そして周恩来は日本との国交正常化で対日賠償請求を
持ち出したんですよ。対日賠償請求の放棄なんて文化大革命で疲弊しきっていた
当時の中国にはありえない選択肢だった。ところが日本の外務省の高島益郎という
立派な条約局長がいて、当時の中国の正当な政府だった中華民国の総統だった
蒋介石が対日賠償の放棄をしているのだから、「ひとつの中国」の正当な後継者
である中華人民共和国も日本への賠償は放棄するという立場を継承しなかればならない
と頑張って、周恩来のクソじじいを激怒させたんですよ。その時周が放った負け惜しみ
が有名な「放屁」じゃなかった「法匪」という奴ね。これくらいは常識だと思うよ。
んで、中狂の連中は砂をかむような思いで、これまた蒋介石の理屈を使って
「日本人民は被害者。悪いのは一部の軍閥」と苦しい国内的言い訳を使ったのね。
でも中狂の連中はこの恨みを忘れることなく1980年代の第一次中国ブームで
大量の理不尽なクレームを日本企業に突きつけ、下がらぬ溜飲を下げようとした
わけ。これで犠牲になったのが日中友好を夢見て中国貿易に携わった中国語要員
の日本人サラリーマン達。中国人の理屈にもならないいちゃもんで日本企業が被った
損失の責任を彼らが取らされた。南無阿弥陀仏。あのころ中国担当で今も中国を
担当している人はほとんどいない。みんな飛ばされた。 


369 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/07(火) 00:05
当時は「日本の中国援助は実質的な戦争賠償」なんて誰も言わなかった。いまでも
公式には誰も言っていない。蒋介石は日本への賠償請求を自主的に放棄した。
それで大人(たいじんって読むんだよ)だなあと日本人は感服した。周のオヤジも
これにならった。それで日本人は感激した。おまけにパンダまでただでくれた。
これに日本人は感謝した。あんなきたねー熊の出来損ないのどこがいいなだって
私は今まで一度も見に行ってませんけどね。散人さんは見に行ったのかな?見てない
と見たが。それで後から日本の援助は形を変えた賠償なんだという話が日本の
外務省あたりから漏れてきた。これに多くの日本人が怒った。「話が違うじゃないか。
そんなのあと出しじゃんけんじゃないか。中国人は大人だなんて感激して損した」
となっているわけ。そこにドジな中国がまるで日本人の嫌中感情に火をつけるかの
ように「アジア杯サッカーでのブーイング」「潜水艦領海侵犯」と外交的エラー
を繰り返している。中国の外務省はそうとう弱って、なんとか日中関係を修復しよう
としているようだが、身から出たさびとはこのことだろう。アジア全体の緊張を
高める領土拡張志向、異常なスピードで進む21世紀最大の軍拡、低開発国の
分際での宇宙開発。被援助国でありながら自分は自分で援助しちゃう本末転倒。

そりゃ誰でも対中ODAは卒業の時期だと思うわね。もっともキタネーガスを
散らして地球の砂漠化、温暖化、亜硫酸ガス垂れ流しの環境破壊大国中国のこれ以上の
地球破壊を少しでも和らげるため、環境対策に絞った援助は必要だとは思うけどね。
あー、くせえ、くせえ。 


370 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/07(火) 10:53
ドイツは「本当にうまくやった」んでしょうか。私はドイツ人を疑ってます。
2回の世界大戦を引き起こし世界中に災難をもたらしたドイツ人。戦争犯罪とは
呼べない純粋な「犯罪」でしかないユダヤ人大量虐殺。これはなかなかそそげない
罪でしょう。そして奪われた膨大な領土。とりわけポーランド、チェコとの間に
横たわる深い深い怨みつらみ。ベルリン在住の女性10万人がベルリン陥落後の
数ヶ月間でソ連兵にレイプされたという重い事実。あの暗黒大陸ヨーロッパの
深い深い歴史の傷は、そんじょそこらのものとはわけが違う。アジアなんか
及びもつかんですよ。 


371 名前: 野良 投稿日: 2004/12/07(火) 12:51
>おまけにパンダ
>あんなきたねー熊の出来損ないのどこがいい

ゲラゲラ。 


372 名前: 野良 投稿日: 2004/12/07(火) 12:51
その点につきましては深く賛同します。 


373 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/07(火) 22:32
>>368-370
大体,右派の人の言うことは金太郎飴のように一緒なんで,反論もしやすい
のですが,塩さんの場合はちょっと普通のウヨじゃないからやりにくくって
仕方ないです.

それはさておき,あまり長々と書くと焦点がぼけるから少しずつ.

> 違うよ、銀狐さん。これを最初に言ったのは蒋介石だよ。以徳報怨。
> 知らなかったら勉強不足。勉強してね。
はい,「以徳報怨」は存じておりますが,その意味は「一部の軍国主義者と
一般国民を区別する」というのとは違うでしょう.
それと,蒋介石が先に言っていたとしても,別に周恩来の言ったことを相手
にしても構わないはずです.

>「法匪」
私はまさに「法匪」だと思いますよ.右派連中は台湾独立派に異様に肩入れ
し,国民党のことを「共産党に負けて迷惑にも台湾に逃げ込んだ敗残兵」と
こきおろしていながら,その尾羽打ち枯らした状態の国民党政府,すなわち
中国を代表するにはふさわしくない政府と結んだ条約を楯に賠償放棄を引き
出したことを評価するのですから,二重基準もいいところです.
まあ,「法匪」のエピソードも田中首相の近辺から意図的に流されたものだっ
たようですから,あの当時,いつ田中首相が右翼のテロに斃れるかもしれな
い状況では,「中国相手にタフな交渉をした」というアピールが日本国内向
けに必要だったというのは理解できますがね. 


374 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/07(火) 23:50
>二重基準もいいところ

世の中の基本は2重基準だよ。その場その場の都合によって「通らばリーチ」で
イイトコドリをするものさ。ま、共産主義全盛だった当時、共産党の支配する
中狂を正当なる中国の支配者なんて認める発想は日本にもアメリカにもなかった。
植民地を取り戻しにアジアに出戻って、こてんぱんにやられてほうほうの体で
本国に逃げ帰った馬鹿な欧州諸国がアジアの支配権を奪われた悔しさと米国への
あてつけで勇み足で中狂を承認してしまった。これが実態でしょうね。ちょうど
フランスがまたぞろ中国に武器売却を申し込んでいる今の状況ににている。基本
的にアジアの安全保障環境構築に興味も関心もない欧州人の短いソロバン勘定
のなせるわざですな。 


375 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/08(水) 00:12
> 世の中の基本は2重基準だよ。

そこまではっきり言われると清清しさを感じますね.
なるほどねえ.それで,中国の二重基準は悪いけれど日本の二重基準は良い,
というわけですね.愛国者ならそう思わないといけない,ということですか.

まあ,そう思うのも結構ですが,そう思うことについて少しぐらい忸怩たる
思いを感じられた方がよろしいかと思います. 


376 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/08(水) 07:24
だってさあ、中国なんか凄まじい自己中心大国じゃん。チベットは虐殺しても
知らん顔。スプラットレー諸島はベトナム領なのに侵略してベトナムの軍艦を
撃沈。大躍進、文化大革命では2千万〜3千5百万人を殺しているのに知らん顔。
まったくこれらは中国の教科書に出てこない。そしてやたらと60年前の戦争
被害で日本を目の敵にした反日教育。こういう体制の国とは仲良く出来ませんよ。

国際関係の基本は力関係であり強いものが弱いものに自分の価値を押し付ける。
それが嫌な国は強い味方の傘下に入って一緒になって対抗する。こうして同盟
関係が出来上がる。歴史は勝ったものだけが書くことが出来る。死者に口なし。 


377 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/08(水) 09:17
政治や官僚の腐敗、増えつづける財政赤字と不良債権。
地方の疲労と猛スピードですすむ少子高齢化・・・
って日本でなくて、中国のこと。上海や北京のにぎやかな
目抜き通りだけみて、中国全土がそうだと思うのは、
日本に来て東京の新宿・原宿だけみて、田舎の閉鎖した
グリーピンアとか、地方の駅前銀店街のシャッター街を
見ないのと同じ。

経済は共産主義だけど株式市場はある。労働者の政党が
支配する国だけど、貧富の差は日本より激しい。矛盾。
でも中国四千年の伝統ではないですか。といっても、
自分は特別に中国が嫌いというわけではない、親しみは
感じますよ。人間ってみんなダブル・スタンダードの面を
持っているのではないでしょうか。 


378 名前: 野良 投稿日: 2004/12/08(水) 09:54
>>376
いさぎよい世界観っていうよりはクロマニヨン人並みの世界観ですね。 


379 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/08(水) 10:31
からみたくないけど、クロマニヨン人の世界観がどうだった
のか教えてください。根拠の学説・書籍やWEBサイトや
そういうことを研究している学者の名前など。 


380 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/08(水) 10:39
クロマニヨン人は知能は劣るけど平和な人々で、狡猾で攻撃的な
現世人類のホモサピエンスに滅ぼされた可能性を考えれば、
ちょっと恥ずかしい気持ちになります。これも根拠ありませんが、
ありそうな感じもします。 


381 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/08(水) 18:29
塩さん、出番です。

・ニューヨーク・タイムズ六日付は上海発で中国の教科書について「歴史を 
 ゆがめ、政治の必要に応じて、修正されている」とする報道を掲載した。 
 同報道は中国では歴史自体が政治の材料にされているとして、とくに日本に 
 関しては「日本をたたくことが(中国の)国民的娯楽」と伝えた。 

 同報道は「中国の教科書は歴史を曲げ、省く」という見出しの記事で、 
 ニューヨーク・タイムズ記者が上海で中国人の教育関係者多数から取材 
 した結果だとしている。 

 同報道は「中国では日本をたたくことが国民的な娯楽で、日本に対し正しい 
 歴史を教えないと叱(しか)るが、中国の歴史教科書こそ近年の歴史を 
 きわめて選別的に教え、ゆがんだ見解を提供している」と述べ、ゆがみの 
 実例として(1)中国軍はチベットやベトナムに侵攻したのに自衛以外の 
 戦争はしたことがない、と教えている(2)第二次大戦で日本は米国ではなく 
 中国共産党軍により敗北させられた、と教えている−ことなどをあげている。 

 同報道はまた上海の中国人教育関係者らの談話として「中国では歴史は 
 政治の道具として使われる」「天安門事件も騒乱分子が国家基盤を危うくした 
 犯罪行為だとされる」「近年の歴史になるほど、共産党への配慮からあいまいに 
 しか教えられなくなる」という言葉を紹介している。(一部略) 

 http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_52_1.htm 


382 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/08(水) 21:38
歴史はあまり教えない方が、みんな幸せなのかしら? 


383 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/08(水) 22:14
朝日新聞に間違った偏向史観を吹き込まれて道を誤ったニコラス・D・クリストフ
は、現在猛反省中。ここらへんアメリカ人は素直だよね。朝日新聞は上記の記事を
のせるのかなあ。筑紫哲也に送ってやりたいですね。

ま、常識は結局は勝つ。勝つまで諦めなければ必ず勝てる。軍事ならぬ言論の
世界は、ここがいいところ。なんつってえーーーー。 


384 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/08(水) 23:26
ネアンデルタール人はより前頭葉の発達したクロマニヨン人に滅ぼされた,
という話ですね.いずれもホモ・サピエンスです.
前頭葉が発達すると闘争心が増し,争いが生じる,ということが一般に言
われていて,昔は統合失調症に前頭葉切除術なんて野蛮なことをしたもの
です.
しかし,他者に対する理解,他者の立場に立って考えることのできる想像力
というのも前頭葉の働きであるわけです.
ですから,現代人は前頭葉をもっと鍛えるべきでしょうね.

あいつは嫌いだから付き合いたくないとか,悪口言われるから悪口を言うと
いうのは大脳辺縁系だけで物事を考える人のすることですね.

今,中国がどのように変化しているか,ということが見抜けないとだめだ
と思いますよ. 


385 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/09(木) 07:18
>中国がどのように変化しているか,ということが見抜けないとだめだ

その通り!だから今までのような「日中友好一本槍」「一衣帯水」てな甘っちょろい
スタンスで付き合ってはダメだと申し上げておる。相手は我々を親のカタキだと
憎んでいるんだから、それそうおうの警戒心をもって慎重に付き合えということ
ですわ。我々のロシアとの付き合い方が中国と付き合う上で大いに参考になるわな。
逆に、あまりに疎遠なロシア関係は、中国との付き合い方を参考にもっと友好的に
なるべきだと思いますね。

中国は内に強烈な拡大志向覇権志向を秘めた危険性をはらんでいる。気をつけよ。 


386 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/09(木) 11:29
北朝鮮に制裁といっても、経済制裁しても、どれくらい
効果があるのでしょうか。あそこの国の生命線をにぎ
っているのは、中国ですから。日本は中国へ経済援助
してます。お金に色はついてませんが、中国が北朝鮮を
援助してるのをするなら、間接援助となります。
これなら、ODAはやめよう、ということになるかもしれません。、

経済以外の制裁の最終段階は国交断絶で宣戦布告と似たような
もので武力で国際紛争を解決しないという憲法に反しています。
6ヶ国協議をつうじて解決するという小泉さんの方針は、他に
しかないでしょうね。 


387 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/09(木) 11:45
効果がないなら躊躇せずに経済制裁すべきでしょうね。きちんと意思表示する。
これが大事です。ここまで日本をなめた態度を続けている以上、もう他に
選択肢はないでしょうね。北朝鮮を火の海にする前に、まず経済制裁です。
これしか、ない。

むちゃくちゃ効果があって本当に北朝鮮が飢えるようなら話は別だがね。
効果ないんでしょ。んなら躊躇する必要もありませーぬ・ルパン。 


388 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/09(木) 17:44
ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、B組の日本は
来年2月9日の初戦を北朝鮮と対戦することになりましたが
さぞかし視聴率は期待できるでしょうね。

ワールドカップに出場できうえに、首領さまもむしろ栄養過多な国に
なんで飢餓なんてあるんでしょう。小泉首相なんて、最近やせてきた
ようで心配です。

日本・韓国のWカップの時前年アルゼンチンがデフォルトやって
日本の機関投資が購入したサムライ債が紙くずになったのに、
結構能天気に、応援していたんですね。

おっと、スポーツと政治は別としましょう。 


389 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/09(木) 21:44
アルゼンチンは地球の表面積を不当に選挙しています。あんな馬鹿な奴らに
住まわれている地球が可哀想。あそこを日本は攻撃し軍事的に占領し南日本
として開発すべきです。 


390 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/10(金) 22:22
大量に居る日系人に政権奪取させ、「日本」を宣言させれば良いのだよ。
その方がよほど手間も金も省ける。ボケね、キミは。

といっても頼みの日系人が出稼ぎ帰国してるようじゃしょうがないがな。 


391 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/10(金) 22:39
いいえ、けじめが必要です。債権国が馬鹿な国民に「借金の踏み倒しは許され
ないのだぞよ」ということを実物教育してやらねば。そこに意味があるのさ。
これやらんと永遠にアルゼンチンの馬鹿国民は目が覚めない。あの勘違い国民は
一度世間の冷たい水にさらしてやらねば。ココが分からんようじゃチミこそ
正真正銘のボケじゃ。 


392 名前: 野良 投稿日: 2004/12/11(土) 08:02
債務帳消しはよくありませんね。塩爺さんに全面的に賛同です。
イラクみたいに豊かな国の債務は帳消しにする必要なんかないんですよ。 


393 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/11(土) 08:36
ははは、勝負ありですな。

座布団十枚! 


394 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/11(土) 14:16
戦争しなきゃ、債務の帳消しはありえませんね(笑 


395 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/11(土) 15:06
アルゼンチンを南日本にすれば、そのボケ国民も背負い込むことになるだろ。
いらねーよ、そんなもん 


396 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/11(土) 23:37
個人的には、アルゼンチンと日本の合体は悪くない選択だとおもう。

昔メンドーサ大学でそれを提案して大受けした。 


397 名前: TONI 投稿日: 2004/12/12(日) 20:56
アメリカが自分たちが夜の間も地球の裏側のインドをアウトソーシングしたように日本と南米という経済的ペアも可能なのではないでしょうか。 


398 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/13(月) 21:21
大和精神注入棒で亜爾然丁(漢字でアルゼンチンってこう書くんですね)のアホ
でもをシバキ倒せば、彼らの生産性もきっとあがるでしょう。 


399 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/14(火) 08:24
ヤマト魂もいいけどさ、そんな男子は日本のどこにいるの。
それに、戦争には金がかかります。
イラクの「安全」なサマワに「人道支援」のために駐留している
のに、1日3万円が「危険手当」が自衛隊の隊員に支給されている
そうです。これの良し悪し、額の多寡は別として、これでそうなら
仮に、北朝鮮に制裁すれば、むこうは宣戦布告とみなすというわけ
だから、そういう緊張状態になれば、何十万人の隊員が戦闘準備して
待機、警戒出動するわけで第一線の兵卒から広報の将官までみな、
何らかの手当が必要でしょう。国家公務員や地方公務員もそろって
本給でない、地方議員に文句を言われない、危険手当とかをこぞって
導入するでしょう。
もし殉職したら、むかしの帝国軍隊とはちがって格段の手当てや
遺族への保障が必要となります。
北の方の兵卒とは人件費が格段にちがうので、いったん非常事態に
なったら先に財政がパンクするかもしれませんが、わざとインフレ
おこして国の借金をチャラにする役目を金将軍になすりつけると
いう手を官僚が考えているのかと疑っています。
これを「やまとダマシ」というなんちゃって。 


400 名前: 夢沢那智 投稿日: 2004/12/14(火) 15:23
>それに、戦争には金がかかります。
この掲示板に集う皆さんはアニメなんか観ないと思いますが、
「機動警察パトレイバー」というアニメの劇場版第2作は、
国連軍として海外派兵された自衛隊の一部隊が襲撃されて
全滅し、生き残った部隊長が“日本がすでに戦争中であること”
を国民に分からせるために(あくまでも私の解釈ですが)、
東京を部隊に“幻のクーデター”を仕掛けるという話です。

で、この映画の小説版で、治安維持のために出動した自衛隊員
たちの手当や食費などで、1日にどれだけの金が吹っ飛ぶかと
いう話が出てきて、色々と考えさせられました。

>これを「やまとダマシ」というなんちゃって。
いいなあ、こういうの。(^^;) 


401 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/14(火) 21:07
押井守は「遅れてきた全共闘」と呼ばれるわりには、
雰囲気が何か右くさいんだよね。

ほぼ同じ世代の かわぐち かいじ はもろにそう。 


402 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/15(水) 23:41
北朝鮮専門家の重村さんが自信たっぷりにいってました。「宣戦布告とみなす
といっただけで宣戦布告だとはいってないでしょう。だから経済制裁しても
なんら問題はありません」 


403 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/16(木) 09:10
塩さんは小泉応援団メンバーでしょ。
当の首相は経済制裁慎重です。このオッサンと違って
国民の生命財産に責任あるからね。
問題あったらこの方は何か責任取るのかね。
無責任発言だね。 


404 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/18(土) 17:43
慎重になるでしょ、そりゃ。そしてひとつひとつ北朝鮮というお笑い国家の
息の根をとめるべく外堀を埋めている。ノムヒョンぬらりひょんにも経済制裁
に踏み切る可能性を説明した。

そういえばサヨクの馬鹿ドモが白旗赤旗論ってのをいってましたな。北朝鮮が
攻めてきたらまず白旗を掲げ命を助けてもらい、次に赤旗を掲げて侵略軍に迎合
するという戦略。つくづく日本社会党支持者の連中って馬鹿が揃ってたんだなあ
と思わせるお話ですね。 


405 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/19(日) 10:34
内容・主張に賛同は別として、塩津計さんの文章。
筆のすべり、というか文章のおもしろさ、というのは独特ですね。
本を出せば、シンパやアンチもふくめて、ベストセラーになると
思います。

中国に親しみを感じるかというアンケート結果についですが
嫌いじゃないけど、別段興味もないし親しみをいだかない、
という人も、嫌いという風に分類されちゃう可能性があります。

こんなしょうもないアンケートを、税金でやるのはやめてほしい。

日本も中国の独立した別々の国なんだから、興味も親しみはないけど、
おたがい主権を尊重しあい、平和に暮らしていこうっていうのは
いけないんでしょうか。

マンションで隣の人の家族構成や子供の学校の成績とかまで知
り尽くしてDEEPな関係を築かれるとウザイっていうのは
あると思うが。 


406 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/19(日) 13:56
アメリカに親しみを感じるか、という世論調査もやってましたなあ、確か。
毎月近くやっている小泉内閣支持率調査もやめて欲しい。小泉様はあと2年は
日本全国を統治なさる。それで良いではないか。余は満足じゃ。

世論調査なんてどれも同じ。設問の仕方でいかようにでも結果を誘導できる。

中国とは、ようやく「普通の隣国」になりつつあるんではないか。今まで
「中国のことを少しでも悪く言う奴は、このワシが許さん!中国を非難して
どうする?もっとアメリカを憎め。アメリカに騙されるな。アジア人は
アジア人同士で連帯して悪辣な白人支配者ドモをアジアからたたき出せ!」
てな雰囲気でしたからね。くせーチャンコロを臭いとはっきりいうこと自体が
保守反動だという社会的雰囲気が確かにあった。この異論を封殺する日中友好
絶対主義者がクチをつぐむようになっただけでも大いなる進歩だと思う。 


407 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/22(水) 16:41
>神戸市西区の神戸商船大(現・神戸大)大学院生、浦中邦彰さん
>(当時27歳)が2002年3月、暴力団組長らに拉致され、
>殺害された事件で、母まさ子さん(64)が「適切な捜査をすれば
>死亡しなかった」として、兵庫県(県警)と組長らに
>計約1億3700万円の国家賠償を求めた訴訟の判決が
>22日、神戸地裁であった。

いつも思うんだけど、国家賠償ってさあ、
国や県が被害者に払う=元は税金=我々納税者の負担ですね。

当事者は懲戒されているでしょうけど、国は損害賠償の訴訟を
当人にしないでしょ。なんで公務員の不祥事による金銭的な
責任と負担は国民がとるの? 


408 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/22(水) 18:01
いやいや。そもそも殺したのは暴力団なんだから暴力団から賠償金とればいい。
なんでもかんでも「国家というお父さん」にすがろう、国におねだりすれば
何でも買ってもらえると勘違いしたさもしい田舎者のおもらい根性がこうした
変な判決をもたらしているのである。組長に全額払ってもらいなさいや。
学校でのいじめもそう。なんでもかんでも学校側の管理責任なんていって
学校と市を訴えてきたから教育はこんなに歪んでしまって、しかもイジメ殺し
をした犯人は、結構無罪を勝ち取ってのうのうとしている。これを多くの人が
おかしいと感じている。おかしいと感じないのは国家転覆の為には手段を
選ばない左翼の人権屋と左翼の弁護士だけだ。 


409 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/22(水) 20:26
要は「とりやすい所から取れるだけ取るのが合理的」といい「合理的」な判断でしょうな。

塩さんも、威勢のいいことを言っているが、結局は「安全パイ」で勝負している。どうして一番手強い相手をやっつけないのか。

サヨクの先生方を攻撃するより、農村の馬鹿ウヨをやっつける方がよほどお国のためになる。でも怖いんで出来ないんでしょう。

大企業サラリーマンの限界だな。 


410 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/22(水) 21:02
>国家賠償

なんかもっともらしい法律があるらしい。公務員のチョンボは国家が責任を持つんだって。

チョンボばかりやる公務員。ブッシュ君は好きじゃないけれど、公務員が頼りない以上、日本でも銃器による自衛は合法化されるべきだと思う。 


411 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/22(水) 21:45
ちょっと、ちょっと待って下さいよ。今や天下に鳴り響きつつある名セリフ、

「田舎者のおねだりは、もう沢山。東京のカネは東京で使う。悔しかったら東京へ来い!」
をネット上で広めつつあるのは私でござんすよ。国の補助金を貪り食い、高くい
「園芸農業商品」を都会人に押し売りする田舎のドン百姓は亡国の非国民です。
とりあえず首都圏の住民としては「市街化調整地域」の全廃を提案したいですな。
そして「農地に」に指定された農地は、永遠に農地として使用することを義務付け
宅地その他への転用を禁止することも提案したい。東京近郊で大胆なゾーニングを
実施し、脱税目的の偽装農民を重税で締め上げましょう。百姓の横暴はもう許しません! 


412 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/23(木) 12:15
>「田舎もののおねだり……」

苦労は認めるけれど、いまいちインパクトに欠けるよ。「おねだり」だったら拒絶できるけれど、現実にはそうなっていない。まさに強制的な「搾取」となっている。

「お前らのゆすりにはこりごりだ、食い物は正直な中国の農民にお願いする。お前ら勝手に地消自産しておけ」というのはどうだ。

日中友好にもつながるね。中国がいやなら豪州でもいいよ。 


413 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/23(木) 15:37
代議士は投票してくれる人(国民)の利益を代弁する。
でないと、次回は選挙に落ちてただの人になる。
道徳も倫理もない。自分らの利益代用を国政の場に出す。
シンプルな古典的名民主主義ですね。

この前の参院選挙でもそうでしたけど、70万票の辻元
50万票のムネオが落選かと思えば、地方で15万票で
当選した人もいる。憲法にいう法の下の平等は、どうして
くれるんだよという気になる。
票の重みを解消してくれないなら税金を地方より安く
してくれるなら、都会のサラリーマンは、なっとくするかな?

話はかわるけど、年金未納で有名な中川経済産業省長官って
支持母体は農業関連なのでしょうか。商工業担当だから、
なんでも関税を撤廃して、国内農水業保護とは反対の仕事を
しないといけない大臣。この人をこのポジションに選んだのは
他に人がいなかったのか、それとも小泉首相の読みがあったの
でしょうか、皮肉とは思いませんが。 


414 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/23(木) 15:39
>食い物は正直な中国の農民

どうして、そこで中国が出てくるのかなあ。あんな国の作ったものなんて恐くて
食えませんよ。だいたい中国は農地不足で食糧の自給が出来ない食糧輸入国です
から。あそこは輸出なんか出来ません。輸入するならアメリカさま、オーストラリアさま、
あとブラちゃんジルちゃん、それにノー無しのアルゼンチンあたりですかね。 


415 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/23(木) 15:43
辻元はアホサヨクの巣窟「関西」だから70万票も集まったが、島根なら50票も
あつまらなかっただろうね。そもそも山本譲司さんが収監されてどうしてあの
馬鹿オンナの辻元清美が収監されなかったのか、私は今でもはらわたが煮えクリ
かえってます。あの馬鹿オンナを坊主頭にして雑居房に放り込みたかったなあ。

宗男を笑うものは宗男に笑われる(つかこうへい)

早く一票の格差をなくしたいですね。島根と広島、鳥取と岡山を合併させたい
なあ。 


416 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/23(木) 17:24
アメリカ様でも南米でも構わない。ロシアも地球温暖化で一大穀倉化するかも知れないから大いに結構。
とにかく日本のオンブに抱っこの甘ったれ傲慢農民の作ったものを高い金だして買うのは気色が悪いな。
あいつらの書く散人の悪口を読む限り論理的思考の最低限の教育すら受けていない様子。日本のガンだな。

ところであいつらは軒並み反中国のナショナリストを気取っている。塩さんも彼らと同類と間違われないように気をつけた方がいいよ。 


417 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/23(木) 18:02
付け加えると、彼ら百姓が「ナショナリズム」を喧伝するのは、国民の愛国心を鼓舞して手前達の市場を囲い込もうとする意図から。

無邪気なニッポンナショナリスト達は彼らに利用されていることに気が付いていない。かわいそう。 


418 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/23(木) 18:41
ノーミンはノーミン同士、仲良くすればいいのにな。つい最近まで蛇蝎のごとく
アメリカを憎んでいた日本の百姓ドモの新しい敵はチャイナですか。忙しい
ことだ。

あ、そうそう。最近冷凍食品のご飯モノが美味しくて充実している。これ全部
外国米で海外からの輸入品。「米をひとつぶたりとも入れない日本」なんですが
調理したお米は、輸入規制の対象外なんですね。ドライカレー、チャーハン、
焼きオニギリ、どれも結構美味しい。こうして日本の米ヒャクショウはどんどん
追い詰められていくんですね。ザマーミロってんだ。 


419 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/23(木) 18:48
>無邪気なニッポンナショナリスト達は彼らに利用されていることに気が付いていない。かわいそう。

ご心配なく。みなさんちゃんと区別しています。きちんと自分の頭で考えている。
中国が根っから嫌いなんでなくて、反日教育で自国民を「日本憎し」に洗脳しつつ
日本を恫喝しゆすりたかりを企む中国、極端な自己中心主義で周辺国を属国としか
看做さない領土拡張に走る中国、日本企業に理不尽なクレームをつけ賠償金を
政治的恫喝を用いながら巻き上げようとする中国などなどが嫌いなだけですよ。

ただそれだけな反中派が大半なのに、それを勘違いして我田引水のナショナリズム
にヒャクショウが利用しようとすればビシッと撥ね付けますから。このあたりは
私がきちんと指導します。 


420 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/23(木) 21:57
でもこういう図式には間違いがないな:

ニッポンナショナリスト=百姓=カッコワルイ 


421 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/23(木) 23:13
最近のナショナリストってロシアのことはあんまり悪く言わないですね.
中には親ロシア的な言動をする人もいたり. 


422 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/23(木) 23:16
ナショナリストとは何ぞや。どっちかというとペイトリオッツと呼んで欲しいね。
私なんか、日本人はもっとロシアと仲良くすべきだと思っている。それが
バランス感覚というものだよ、キツネ君。 


423 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/23(木) 23:18
>420

そうそう。だから都会に住んでいる百姓嫌いの人は、同時に「今の中国」が
嫌いであるという図式が成り立つんですなあ。 


424 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/23(木) 23:47
ペイトリアティズム自体は自然な感情ということになっていますが,それが
排外主義と結びつくとナショナリズムになります.
よって塩爺さんはナショナリスト. 


425 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/24(金) 08:12
わかってねえなー。やっぱアンタはしょせんキツネじゃ。私はインターナショナリスト
です。従ってアメリカさまが日本に駐留されることにも違和感なんか全く覚えない。
どうぞ日本の国土をご自由にお使い下さいという立場。中国も日本の国益に親和的
であるかぎり、じゃんじゃんうけいれまっせー。私が非難攻撃しているのは朝日新聞
に代表される「媚中派」ですな。アメリカ憎しの排外主義が嵩じて、中国の力を
利用して日米安保条約解消を画策する「アジア主義」と称するナショナリスト達
です。サヨクは反米ナショリズムをガソリンとして活動していると私は喝破して
います。キツネ、あんたもその口だろうが。図星だな。 


426 名前: 野良 投稿日: 2004/12/24(金) 20:55
塩津さん、楽しそうですねー(笑)

わかってねえなー。やっぱアンタはしょせん塩っちじゃ。私はインターナショナリスト
です。従って中国の観光客さまが日本に滞在されることにも違和感なんか全く覚えない。
どうぞ日本の国土をご自由にお使い下さいという立場。アメリカも日本の国益に親和的
であるかぎり、じゃんじゃんうけいれまっせー。私が非難攻撃しているのは読売新聞に
代表される「媚米派」ですな。中国憎しの排外主義が嵩じて、アメリカの力を利用して
アジア地域安全保障の不安定化を画策するナショナリスト達です。ウヨクは反中ナショ
リズムをガソリンとして活動していると私は喝破しています。塩っち、あんたもその口
だろうが。図星だな。 


427 名前: 野良 投稿日: 2004/12/24(金) 20:57
まあまじめな話をすると、
アメリカと中国の間でどうバランスをとるか難しいところですね。
19世紀後半の朝鮮みたいにならなければいいですが。 


428 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/24(金) 21:40
バランスとろうなんて身分不相応な野望は持たないこと。バランスをとろうとすると
朝鮮と同じ失敗をする。アメリカさまにしっかり食いついていく。これで日本の
立場は明解になり、日米協商による繁栄の百年は続くのである。諦めろ。日本は
アメリカさまの後ろをついていくのがお似合いなのだ。それでいいのだ。 


429 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/24(金) 21:42
いえいえ、私は中国なんか憎くないですよ。かわいい奴らだと思ってます。
ただ奴らが日本人を好んでいないこと、憎んでいることを知っているだけです。
だから中国人と接するときは、ソレ相応の警戒心をもってのぞめとチミたちを
ケイモウしているわけさ。ボランティアだよ、ボランティア。 


430 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/24(金) 22:28
> 朝鮮と同じ失敗をする。
じゃあ朝鮮は「失敗」したの?日本に併合されたのは成功だったとあなたがたは
考えてるのじゃなかった? 


431 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/24(金) 23:33
朝鮮人の目からみりゃ、失敗でしょう。これだけは明白だ。朝鮮人はマヌケ
だった。だから日本人が保護した。そうでないと朝鮮人のマヌケのお陰で
日本の安全保障が脅かされたから。陸奥宗光のケンケンロク読んだ?読んで
いないのなら、読みなさい。

ちなみに日本人が朝鮮を植民地にしたのが日本にとって正解だったかどうか
私の判断は未定です。石橋湛山の小日本主義に大分惹かれているものですから。

>日本に併合されたのは成功だったとあなたがたは
考えてるのじゃなかった?

あなた方って誰のこと?私、塩津計は常に一人だ。決して徒党を組んで群れる
ことはない。「鷹は群れない」ものなのだよ、あんた。少しは勉強になったか? 


432 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/24(金) 23:57
へえ.「朝鮮人の目からみりゃ、」って,塩漬けさん他人の立場に立って考えられるんだ. 


433 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/25(土) 00:13
塩さんの朝鮮評価についてはおおむね妥当だと思うけれど、「鷹は群れない」と気取ることはどうかな。

岡崎久彦の「鷹は群れない」スクール(このキャッチフレーズはご本人のものじゃなく取り巻きが作ったものだね)に群れているようだね。 


434 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/25(土) 08:21
銀キツネさんは、正義感があふる女性のような気がします。
まちがったらごめんなさい。
正義は正義でも、お茶の間の正義だけど。 


435 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/25(土) 08:36
>塩漬けさん他人の立場に立って考えられるんだ

今頃気がつかれてもなあ。あんた、鈍いよ。そして朝鮮人がマヌケだなと
思うのは、いまだに自分の犯した失敗から目をそむけ直視することから逃げて
いること。だから小国のままなんだろうけどね。

>岡崎久彦の「鷹は群れない」スクール

あそこは鷹が子育てをしている巣ですから...鷹だって後継者は育てます。 


436 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/25(土) 23:08
後継者になれるんだったら云うことないんだが「付和雷同」は困る。 


437 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/26(日) 13:40
誰も付和雷同なんてしてないって。あくまで彼の主張を材料にして自分の思考を
鍛えているだけです。

それにしても寺島実郎はひどいね。売文していくためのマーケッティングなんで
しょうが、日本人の歪んだナショナリズムを肥しにしてゼニモウケしている。
その根性があさましい。 


438 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/26(日) 17:43
>寺島実郎

ウヨよりよほどまともだと思うよ。悔しかったら彼よりたくさん本を書け!

日本人の「歪んだウヨ的ナショナリズム」を銭儲けにしている連中はとても多い。本屋に行けばそんなのばっか。

日本人とはよほど「自分がえらい」と言われたいのだな〜と思う。 


439 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/26(日) 23:11
原稿の締め切りが迫っているのに,パソコンに向かっているとついつい
ネットサーフィンしてしまいました.
ウヨ的ナショナリストのサイトってどうしてどれもこれも同じことばっかり
書いているのかしらと思ってしまいます.少しぐらい見方に幅があってもい
いのに.
前にも書きましたが,中国を敵視するばかりに,ロシアに対して随分と甘く
なっているのが笑えます.プーチンの強権政治や「祖国を愛することができる
ように歴史を教えなければならない」という発言にシンパシーを感じている
向きもありますね.彼ら本当に自由主義や民主主義というのわかってるのかな. 


440 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/27(月) 10:35
そのウヨ的ナショナリストのページというのを教えていただけませんか。
まったくきょうみないので見たこと無いのですが、後学のために一応知って
おきたく。ただイメージとしては右翼こそ反ロシアというのが通念なんですが。 


441 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/27(月) 16:51
>ウヨ的ナショナリストのページ

気持ち悪いのでURLをここには書かないでくださいね。
あんなのを読むと日本人であることがいやになりますから「パトリオット」としては読むのをやめといた方がいい。 


442 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/27(月) 20:52
パトリオット対ナショナリストの壮絶バトルというのも結構オツでトレンディかも
知れませんぜ。 


443 名前: 銀狐 投稿日: 2004/12/27(月) 21:21
そんなバトルをここで見せないで下さい.

私は内容に賛同できないサイトのURLは書きませんので.
まあそれほど苦労せずに見つかりますよ. 


444 名前: 雑談板のようなので 投稿日: 2004/12/27(月) 22:36
何時も楽しく読んで有難く思ってるんですが、今回のエントリに一言。
スマトラ島の沖地震で
  「幸いにして」多くの日本人観光客が犠牲になった。
の部分は皮肉にしても毒が過ぎますよ。
自身が阪神大震災を経験したというならば、地震の犠牲を出汁にした話の不快感は分かるはずでしょう? 


445 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/27(月) 23:07
刺激的すぎたようで、ごめんなさい。

趣旨は、本文を読んでいただければお分かりと思いますが、まったく別の所にあります。 


446 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/28(火) 13:32
ここでバトルする気はないよ。ただ好奇心旺盛なもので知らない世界をのぞいて
みたいと思っただけさ。ま、どうでも良いけどね。知的な連中とも思えんし。 


447 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/28(火) 17:32
あはは、「常勝将軍だ」息巻いていたくせに敵前逃亡か!

まあ、少しは考え直したみたいだから、言ってあげて良かった。 


448 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/28(火) 21:46
>敵前逃亡
負け惜しみが嵩じると、ここまで人間落ちるのか。単にあなたの掲示板を
荒らしたくないという思いやりですよ。それ以上でもそれ以下でもござんせん。 


449 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/29(水) 11:09
>思いやり

だったら言葉遣いに気をつけてくれないかな。
私のお願いすることはそれ以上でもそれ以下でもございません。 


450 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/30(木) 12:22
ネットウヨのホームページ知りたいなあ。 


451 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/30(木) 12:35

キミが作りな。荒しちゃるから 


452 名前: 塩津計 投稿日: 2004/12/30(木) 16:31
でも、ボクはウヨクとは関係ないからね。あと、ボクは掲示板もホームページ
もつくりません。 


453 名前: 余丁町散人 投稿日: 2004/12/30(木) 16:46
なんかホームレスに似ているね。 


454 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/31(金) 01:55
何かっていやサヨクがサヨクがと罵倒を繰り返すのは、
オレはウヨクだオレはウヨクだと宣言してるのと同じだがね。 


455 名前: USO 800 投稿日: 2004/12/31(金) 02:07
http://www.uyotama.jp/

このボケは個人的に知ってるボケで、
若いけど、それなりに口の減らないボケです。 


456 名前: 笑平 投稿日: 2004/12/31(金) 09:23
ウヨとかサヨで思い出したんだけど・・

アカのインテリが作ってウヨの○クザが売る朝○新聞とかいう
言葉が、昔はやったようですが、他の企業、たとえばトヨタ自動車
なら系列の販売店に、こんな2重構造みたいな物ってないでしょう。
1.なぜ新聞の値段とか休刊日はみな同じか、近いのか
2.なじ全国版の朝刊紙がないのか。夕刊って意味あるの
やはり、護送船団方式でまもられ、やばいものは下請けにやらせる
という仕組みでしょうか。詳しい人、おしえてタモリ。 


457 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/02(日) 23:38
いやいや。サヨクでも右翼でも無い立場でサヨクを罵倒することは可能だし
矛盾もないと思いますよ。 


458 名前: USO 800 投稿日: 2005/01/02(日) 23:55
社会主義一党独裁民主主義が形容矛盾であるように、
反共民主主義てものもないな。

頭にantiだのproだのを冠した瞬間に、その主義自体が
少なくとも、anti-democraticになるだろうと思うね。 


459 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/03(月) 10:03
USO800よ、その独りよがりの理屈では他人は説得できない。まず
外来語の使用を極力排せ。もっと日本語を大切にせよ。全共闘世代と
その落とし子の悪い癖だ。だから君たちは社会的影響力を急速に失った。
社民党のありようを他山の石とせよ。他山の石の意味は分かるよね。 


460 名前: USO 800 投稿日: 2005/01/03(月) 12:55
確かに、自分にとって都合悪い理屈には耳を閉ざす独りよがりの輩を説得する術は無いな。


横文字と無縁の日本語などあり得ず、他方、漢字の桎梏が中国の技術革新を妨げているのは定説だし、それはキミの方が良く知っていて、好い気味だと思ってるだろう。

古 代日本のスノッブ達が朝鮮語の単語を多用していたように、あるいは、それより後代からかなり最近に到るまでは、漢詩を引用できることが我が国のインテリの 証しであったように、外来語と無縁の「純粋」な大和言葉なんて昔から存在しなかった。「外来語」が東洋由来から西洋由来に切り替わっただけなんだよ。現実 を見つめなさい。

私はキミほど漢字とか中国文化の残滓に対する執着が無いもんでな、横文字はどんどん使わしてもらうから。

キミも嫌中・屈米人士らしく、漢字に執着せずにもっと片仮名言葉を積極的に用いてくれたまえ。


真の愛国者とバカの線引きが明快に出来ている指摘を見つけたので貼っておこう。

The dangerous patriot: "The one who drifts into chauvinism and exhibits blind enthusiasm for military actions. He is a defender of militarism and its ideals of war and glory. Chauvinism is a proud and bellicose form of patriotism . . . which identifies numerous enemies who can only be dealt with through military power and which equates the national honor with military victory."

Marine Corps, Colonel James A. Donovan

軍人らしいこと以外、この人が何者かは分らぬが。

でも、自分は命のやり取りすることなしに景気良く好戦論を吐くだけの civilian とは、やっぱり言うことがひと味もふた味も違うね。

ナショナリストなどという輩は、所詮、ペイトリオットではなくてショーヴィニストだということですな。 


461 名前: 笑平 投稿日: 2005/01/03(月) 18:39
散人様、常連様、あけましておめでとうございます。
のっけからなんですが、456なんてつまらぬ書き込みしてしまい
酒でもはいっていたのでしょう、正月はかっこわるかったのですが、
できれば削除ください。もっとおもしろい、建設的な、投稿を
してゆきたいと思います。 


462 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/03(月) 19:41
USO800書き込みご苦労さん。よっぽど私の書込みがこたえたのかい。
気持は分かるが、だらだら長い文章書くな。読むきがしないから。んだから
あんたの書き込みは、読まない。 


463 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/03(月) 21:23
>>461

いやいや、466は結構面白かったと思いますよ。○○ヒ新聞とかの体制化を指摘したりして……。

経済的弱者(あかんたれ)が団結することによって政治的強者となり結局経済的にも強者となる、まさにそれですな。 


464 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/03(月) 21:30
>466

456の間違い。 


465 名前: USO 800 投稿日: 2005/01/03(月) 22:14
>>あんたの書き込みは、読まない。 

でも読んだんだろ。
反論できないと読まなかったことにするのはキミの必勝法だ。 


466 名前: 笑平 投稿日: 2005/01/04(火) 14:09
いやあ、お粗末な文章でした。別に○日新聞に恨みがあるという
より、もっとテンポのある文章がかけたのではと思ってます。

あーサヨじゃないね。商業左翼。読者に媚びるために、かつての社会党
みたいに、なにかといえば国や地方自治体を悪代官にして大向こうの
ウケをとる。法律上は許されても道義上は許されないんだとバッシング
するかと思えば向かいは全面広告で、タイツ姿の武富士ダンサーズ。

消費者金融だろうが先物業者だろうがFX業者、危ない内職紹介業者だって
何でも広告を出すじゃん。自殺したり一家離散しても、あれは広告を出した
だけで内容の責任はないということでしょう。戦争中は国民学校の
先生より勇ましくて教え子が南の島々で玉砕してたら彼らの親に向かって
マンセーといったんでしょうし、英米討つべしと国民や政治家をあおった
のでは? 


467 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/04(火) 14:12
読んでないよ。いわゆる猫またぎってやつだな。世の中にはお生憎様というのが
あって、今回はまさにその「おあいにく」という奴だ。覚えておきたまえ、USO800クン。 


468 名前: US0 800 投稿日: 2005/01/07(金) 21:14
塩津計、君はほんに礼儀を知らぬやつだ。

キミが好きな、めくら千人、目明き千人(だったかな?)とか、
キミが崇拝するうよくの先生方の愚論のコピペを、
こいつ、また同じこと書いてるぜ、と笑殺&黙殺したこと数十回。
でも、そのたんびに、オレは読まなかったと宣言してないでしょうが。

be polite, man. 


469 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/08(土) 07:15
礼儀云々と形式を言う前に、こちらが読みたくなるような、思わず引き込まれて
しまうような文章を書いて下さい。中身で勝負だ!あと、文章は簡潔に。 


470 名前: USO 800 投稿日: 2005/01/11(火) 23:41
初めから読みたくないヤツをも読む気にさせてしまう文章は書けぬし、
その気もありませーぬ・ルパン

長短を問わず、私の文章は常に簡潔だ。

長文読解の苦手なヤツは速やかに
シャーロック・ゴーホームズ 


471 名前: USO 800 投稿日: 2005/01/11(火) 23:54
>>467

>いわゆる猫またぎってやつだな。世の中にはお生憎様というのが
あって、今回はまさにその「おあいにく」という奴だ。

実をいうと、私は何度読んでも塩津計の、この文章の意味が分らなんだのだよ。
他の人は分ったのだろうか。 


472 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/12(水) 00:29
氏の敬愛する山本夏彦のレトリックをまねただけ。
夏彦・七平の「意地悪は死なず」(講談社1984年)に
「お生憎さまということがある」
という項があるので、それを使ってみたんでしょう。 


473 名前: USO 800 投稿日: 2005/01/12(水) 01:20
おーっ

と、無意味な嘆声。

蟻が糖 


474 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/12(水) 15:52
ご名答。その調子で山本夏彦氏の著作をどんどん読み進みなさい。少しはマシな
人間に成長できるであろう。 


475 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/12(水) 21:36
あはは。若い頃ははまったことがありますがね。
週刊新潮の「夏彦の写真コラム」は毎週欠かさず読んだし、本もずいぶん買って
読みましたよ。まあ右傾思想にかぶれていたということですかね。はしかみたいな
ものです。
何時までも山本夏彦から卒業できないようでは進歩がありませんよ。塩津計坊や。 


476 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/12(水) 22:58
あれれれ。山本夏彦が右翼ですか。やっぱ左端にいると自分以外みんな「ミギ」
に見えちゃうのね。はやくもっと真ん中によってきなさいよ。社民党もそろそろ
崩壊するようだし。良いチャンスだよ。 


477 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/12(水) 23:16
右翼とは言ってませんよ。
自説になじまない人間はみな社民党と言ったり、もはや世の中にほとんど
存在しないような「サヨク」を攻撃したり、人の居ないところに向かって
吠えている御自分の姿が滑稽と思いませんか。 


478 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/13(木) 07:21
いえ、思いません。ただ私の決めつけを受けて、少なからぬ人たちが、

「図星だ」
「痛いところをつかれた」

と心に深手を負うさまは見ていてやはり楽しい。馬鹿は死ななきゃ治らないという
説もありますが、やはり私に図星されて心に痛みを感じ、その痛みを糧として反省
する人が一人でも生まれれば私は満足しています。

人がいないところに向って吠えているのであれば、無害。しかし、やはりいるん
ですな。こっそり隠れているサヨクが。火のないところに煙はたちません。
それにしても社民党では国会議員より党の職員の方が身分が上なんですってね。
書記局を司令塔とし、国会議員は手足とするのが前衛党なんだそうです。これ
こそ「滑稽」のきわみです。笑いました。 


479 名前: 笑平 投稿日: 2005/01/13(木) 08:17
>社民党では国会議員より党の職員の方が身分が上なんですってね。
そんなことは、アリマーヌルパン>塩津計さん

社民党「労働者の党」で雇用内紛“勃発” 来週、党本部職員9人を解雇
http://www.sankei.co.jp/news/050112/morning/12pol002.htm 


480 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/13(木) 17:28
いやいや。解雇されようとしている党職員は「飼い犬に手を噛まれた」と
思っているようです。 


481 名前: 笑平 投稿日: 2005/01/13(木) 17:51
事業が不信におちいった民間の会社なら、トップが責任をとる
賞与返上は当然、もしくは無給でやって、公用車・クリーン車は
つかわず、それでみんなの給与を下げてたりワークシェアリング
して最大多数の雇用を守るとか、いろいろやるのが普通なんです
けどね。

不況は小泉首相のせい、不況どころではない恐慌だ。
小泉首相の恐慌だ、コイズミキョウコだ、っていっているんじゃない? 


482 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/13(木) 18:08
>コイズミキョウコ

ヒヒヒ、笑えた。 


483 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/13(木) 21:48
> 人がいないところに向って吠えているのであれば、無害。
ということは、
「こっそり隠れているサヨクに向って吠えている」と主張する塩さんは有害。
と御自分で認めているわけであります。 


484 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/13(木) 22:02
有害ですよ。水に落ちた犬は叩き殺さなきゃ。これが私の業であり、一生
背負って生きていきますがな、ヒヒヒ。 


485 名前: 笑平 投稿日: 2005/01/14(金) 08:32
みなさまのNHKって、不思議なところ。
番組を作った人間がおかしいと訴えるが、放送した当局は
おかしくない、といいはる。Aさんの意見では従軍慰安婦や
天皇の戦争責任とかの話は議論すべきことだというのだし、
Bさんからみると、そんなことは取り上げる必要はない。
Aってとんでもないサヨだ。
Aさんがそれに応酬して、そんなBこそ、ウヨで、放送や
言論の自由を自ら売り渡し政権にある人間に介入をゆるした
・・・べつに誰かさん同士の水掛け論とは申しませんが。

政治家の圧力があったのかどうかは本人達が否定してますし
事実はわかりません。また番組の内容に賛成するかどうかは
別はだけど、作った本人が自分の作品が、本人の意思とは
無関係に、変更やカットされたというならやっぱりですね。

共産党と社民党の方々が久しぶりに元気が出るような話題ですね。
朝日新聞も紙面が生き生きとしていいます。 


486 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/14(金) 10:14
これで一番得するのは安倍晋三で、彼の総理への道がこれで確定するように
思えますね。西田瑠美子、何とかならんかね。もっと温和な表情に自己改造しないと
敵を増やすだけ。主婦層の印象は概ねXでっせえ、特に勝ち組主婦層。

あと、あの担当プロデューサー。うさんくさいやっちゃなー。ウソいっている
ように思える。全部伝聞だしね。 


487 名前: 笑平 投稿日: 2005/01/14(金) 12:52
個人の好みで、河野太郎のほうがいいような気がするけど 


488 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/14(金) 14:53
ありゃ、だめよ。政治的蓄膿症。鼻がつまっているのは父親譲り。なにやっても
なにいってもポイントを外してばかりいる河野親子。 


489 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/14(金) 16:12
吉田茂曰く「犬でも政治家でも、鼻が利かないやつはダメだ」

鼻がつまっている加藤紘一とか河野太郎は致命的ですよ。亀井静香は冷静な
判断力を喪失して怨念の塊になっている。これもダメ。自民党は安倍晋三以外
全部ダメで、あとは民主党の天下でしょうね。前原誠司なんか華があっていいな。
長島昭久もすっきだなあ。 


490 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/14(金) 21:28
カッコウいいことを言ってても駄目。しょせん社会は損得勘定。自分の財布を忘れてカッコウいいことにかまけていると、どんどんボラれるだけ。 


491 名前: 左右利き 投稿日: 2005/01/15(土) 13:51
河野太郎と言えば親父の生体肝移植のドナーやってたけど、国会議員が国会決議もなしにいいのかねえ?その辺が彼の限界か。 


492 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/16(日) 08:34
やっぱり!という展開になりつつありますね。今回のNHK番組問題では
安倍晋三の圧勝、朝日新聞の完全敗北=記事の捏造という構図になりつつ
ありますね。「新聞は何を売ってもいいが正義だけは売ってはならない」
という警告を無視した朝日新聞にまたまた鉄槌が下されようとしています。
やっぱ、ウソは書いちゃいかんぜよ。長井もよくて依願退職、普通なら
懲戒解雇だね。それにしても朝日は本当に朝鮮総連とつるんでいたのかね。
あー、びっくり。 


493 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/16(日) 10:14
前原誠司って大丈夫ですかねえ。彼のウェブサイトにあった小泉靖国参拝に
ついての朝日新聞のインタビュー記事
「しかも首相は3つの手順を踏んだ。自民党総裁選、国会、参院選。これほ
ど明言した以上、参拝しなければ主権国家としての体裁を保てない。自らの
歴史観の浅薄さから参拝するわけで、ハレーションは首相自らが責任を負う
べきだ。」

論理が雑ですね。まず、靖国参拝が行政権の行使かどうか。「私人として」
の参拝だと言う以上は行政権の行使ではないと考えられます。それなら取り
やめても国家主権の侵害にはならない。
いや、いくら「私人として」を強調してもやはり「公人として」の意味合い
があるというのであればどうでしょうか。「行政権の行使について、国会に
対し連帯して責任を負ふ」(憲法第66条第3項)わけですから、国会承認が
必要になるでしょう。国会で明言しただけで承認になるなら立法府としての
国会の意味はなくなります。

要するに「靖国参拝反対」と言うと右翼・保守派から「媚中だ」と攻撃を受
けるものだから、「内政干渉に対して毅然と対処する」姿勢をアピールした
いがための付け焼刃的な発言でしかない。
こういうのには騙されないようにしたいものです。 


494 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/16(日) 12:33
私の知人が松井やよりをインドネシアに案内して、その実態を知りボロクソに
いっていたなあ。何でもインドネシアの貧民街を案内して欲しいということ
だったので、本当に車とガイドを用意して案内したら「こんな汚いところ、イヤ」
とわめきだして、引き返し、あとはずっとアメリカ系の高級ホテルに引きこもり。
しばらくすると「インドネシアの恵まれない民衆の実態を松井やよりが
突撃取材」というルポルタージュが朝日に連載。「全部オレがブリーフィング
してやった伝聞ばかりじゃない」とその記事を読んだ友人は怒り心頭。ずっと
ホテルのプールサイドでのんびりおくつろぎになって、さも自分の足で取材
したかのような捏造記事をでっちあげ、アジアの民衆の実態をみてきたかの
ような知ったかぶり。松井やよりの実態はこんなもものだそうですわ。 


495 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/16(日) 16:31
CBSにならい朝日新聞も事実の歪曲と捏造記事の作成にかかわった全記者を
即時懲戒解雇すべきでしょうね。そうならざるを得ません。それにしても
北朝鮮の工作員はそうとう朝日新聞の奥深くまで入り込み朝日を蝕んでいる
ようですなあ。シロアリ退治ヨロシク工作員退治しないと、朝日は。 


496 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/16(日) 18:06
あまり朝日が朝日がと騒ぐのは、そんな朝日に騙された自分自身の不明を
喧伝しているようなもの。
文革報道のことをあげつらうのなら、90年代から懲りもせずに続いている
反中を売りにした出版物のうちで、予想が的中したのがどれだけあるか。 


497 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/16(日) 18:42
犯罪はひとつひとつきちっと裁かないとね。朝日の記事は右翼団体は出てきても
左翼団体は出てこないと古森義久さんがまことにするどい指摘をしていましたね。

予想云々じゃないんですよ。うそを報道したことが問題なんですよ。分ってないねえ。
ま、分りたくないんだろうが。 


498 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/16(日) 19:28
国民をミスリードするという点では同じだが。

というか、あの時代の文革報道を信じたその神経が良く分からないのです
がねえ。自分も、同級生も(当時中学生)、「またこんなこと言ってら」
とか、「都合の良いことしか見せねえからなあ」とか言い合っていました。
たまに信じる教師が居て、皆でよくイジメたものです。
その教師はいまや急旋回して、新しい歴史教科書がすばらしいとか言っ
ているらしいとクラス会で酒の肴にされています。 


499 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/16(日) 19:36
私は「新しい歴史教科書」は素晴らしいとは思いませんね。どっちかというと
出来が悪い部類と思ってます。あって悪いものとは思いませんがね。

朝日の捏造は、何も文革にとどまりませんね。ポルポトは虐殺やっていない、
拉致はない=拉致があるというなら根拠を示せ=波風を立てるなと被害者家族を
右翼扱いしていたと仄聞します。私が読んだ社説は、拉致事件ナゾ根拠の薄い
いいがかりで北朝鮮との善隣関係をそんなことで傷つけていいのかといって
ましたなあ。詳しくは「北朝鮮報道」光文社新書を読みなさい。 


500 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/01/17(月) 12:10
「保守派」の私から見ると、この問題はリベラル派の「敵失」があまりにも大きいと感じます。
靖国神社のA級戦犯合祀後の政府高官参拝は、その良し悪しは別にしても明らかに講和体制に対する挑戦となります。サンフランシスコ講和条約第11条がある以上、再審または破棄しないかぎり。わたし自身、広田弘毅元首相の死刑判決は理解できかねないと感じています。

それでも靖国参拝を支持する世論が増えているのは、A級戦犯を擁護したいというよりも中国・韓国の抗議に対する反感であると思います。
ではさらになぜ中国・韓国への反感が広がるかというと、謝罪すればするほど謝罪要求が過酷になってきた(と感じた)という事情があります。
とりわけ韓国側は「韓国は古より東方儀礼の邦といわれてきた、謝れば水に流す」という宣伝をしてきて、そのとおりにしたらさらに謝罪要求が激してきた。

ま た彼らの主張には誇張や嘘が含まれていたことは否めない事実です。このさい、日本のリベラル派は彼らの主張を検証せずにそのまま日本に伝えてしまった。そ れがはっきりしてきても日本のリベラル派は彼らに問い質した形跡も見られませんし、ましてや訂正もしなかった。ちなみにドイツの左派は相手の言い分を検証 するようです。耳に痛いことだからこそ、相手の謝罪ビジネスを許さないのだそうです(そういう輩が出てくるのを計算の内に入れているのですね)。

ま た日本の国旗・国歌・ナショナリズムに自制を求めながら中国・韓国・北朝鮮のナショナリズムには自制を求めてこなかったのも大きかったと思います。「他人 に求める前にまず自らが」とこれに対して日本のリベラル派は応答してきたと記憶していますが、謝罪するほど謝罪要求が苛酷になってきたと国内世論が感じて きた時点で中国・韓国・北朝鮮のナショナリズムに注文をつけるべきだったと思います。とりわけ決定的だったのが日本の人権問題には敏感でも中国・韓国・北 朝鮮の人権問題には鈍感であった点です。これはいうまでもなく小泉訪朝で大きなツケとなってかえってきました。

多 少は自制を求める傾向もないとはいえないのですが、ただし相手の要求が実際に出てくると(保守派を利する不安から)断らないのも事実です。たとえば在日の 公務員採用をはじめた当初は「管理職への昇進は認めない」とリベラル派自身が宣伝して世論を納得させようとしていた。ところがこのあいだの東京都職員の管 理職採用を求める裁判では、管理職への昇進を認めない裁判所を悪玉にしていました。これでは、現在の外国人参政権問題でも「国政は影響がありすぎて認めな い」という主張が信用されなくなってあたりまえです。 


501 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/01/17(月) 12:12
こ れでは日本のリベラル派が信用を失うのは当然です。さらには不況下で中高年のリストラや若者の就職難が深刻化しているにもかかかわらず、左翼の本分たるべ き労働運動そっちのけで歴史問題や在日のことに首っ丈なのですから、一般人が疎外感を感じてリベラリズムに救いを求めてもしかたがないと感じるようになっ たのは必然です。

細川内閣が侵略戦争を認めたころは無党派都市住民はこれに喝采しました。首相の靖国公式参拝も反対多数でした。しかし同じ無党派都市住民が現在では日本の世論の最右翼、つまり自民党は嫌いであるが社共も嫌いだ。という考えの主力部分となっています。

な ぜかというと、国内の大部分は日本のリベラリズムは実は中国・韓国・北朝鮮の第五列にすぎないのではないか、という疑いを抱いてしまっているからです。だ からイラク戦争反対を叫んでも沖縄ヘリ墜落への怒りを叫んでも、多くは共鳴しない。どうせアイツラのやることだから、と。

日 本のリベラル勢力全体が自民党の術中にまんまとはまっているような気がします。アメリカのポチ云々を言っても説得力がない。なぜなら、保守派は日米同盟を 解消して日本単独で軍事政策をやるオプションを選択できますが、リベラル勢力は日本単独で軍事政策をやるくらいならいまの日米同盟のままのほうがマシと心 の底で感じてしまう傾向があるからです。

日本のリベラル勢力はある意味、皮肉にもアメリカに似ているような気がします。それは自分が嫌われていることに気付かず、なぜ嫌われているかを知ろうとしないことです。

日 本と中国・韓国・北朝鮮の関係を考える上で日本が踏み外してはいけない点があります。いくら日本が過去いろいろな点で問題のあった国であっても、そのこと は決して相手の現在の総会屋的行為を受け入れる免罪符にはならない、ということです。ヤクザ相手に事件を起こして、こちらが加害者だからといっても度を越 えた償いの要求は犯罪被害に転じます。

日本のリベラル派はそろそろ真剣に中国・韓国・北朝鮮への特別な対応を考え直す時期に入ったと思います。世論の信用を回復しなければ靖国問題にしろ日米関係にしろどんなに訴えても逆効果になって終わることでしょう。

「ネットウヨク」等の冷笑をしても一時しのぎにしかなりません。日本人としての誇り云々などというのは表象にすぎず、リベラル派が中国・韓国・北朝鮮を特別扱いして彼らの要求を清濁あわせて呑み込んできたことへの強力な反動が根本原因であると考えます。 


502 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 14:55
あれっ? ブログのコメント欄に同じのが書かれてますね。ブログの方にコメントしておきました。 


503 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/17(月) 16:16
名無しさん、堂々たる議論の展開ですね。まさにあなたの指摘されていることを
多くの日本の市民は感じています。ウヨクなんてレッテル貼っている限り、アメリカ
の反ブッシュ派同様、社会の共感は得られず、どんどん影響力を失い社会の隅に
おいやられていくことになるでしょう、自称リベラル達は。

ついでにいいますと日本の自称リベラルたちにはかなりの程度北朝鮮の工作員が
潜んでいるようですよ、安倍晋三さん曰く。気をつけないと。 


504 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/01/17(月) 16:29
>>502
レスありがとうございます。こちらのほうがよさそうでしょうね。
とりあえず先生のレスを転載させていただきます。

> 真の保守派は中国や北朝鮮を目の敵になぞしません。言に財界のスタンスを見ればわかる。言に日本企業の営業利益の4割は海外からの収益。

> 彼らを目の敵にしているのは、大衆の中にいる右派なの。戦前の地方出身者からなる革新官僚とか陸軍士官達みたいな。

> 基本的に彼らの利害は農村の利害と一致するから(農村は鎖国してでも自分の市場を守りたいから嫌中一筋だから)、自民党と一緒になっているように見えるけれど、自民党の中でも心ある保守派は眉をひそめている。

いま仕事中ですので(笑)、夜にゆっくりレスします。 


505 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 16:37
営業利益の3割だったね、訂正。 


506 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/17(月) 16:49
日本のおける勝ち組企業の代表、トヨタ自動車は全利益の8割が北米ビジネス
から出ています。ホンダ、日産は120%〜150%。つまりアメリカで儲けて
他では損しているわけ、基本的に。アジアビジネスなんてゴミもゴミ。自動車に
乗りたい貧乏人のために福祉サービスの一環としてやっているようなもの。本当の
儲けは全部アメリカ様から頂戴している。それが鉄鋼やタイヤ、プラスチック、
ガラスといった広大な裾野産業にも行き渡っている。このことからも日本にとって
最大にして最善のお得意様はアメリカ様であり、他は全部カスであるということが
わかる。この構図は基本的に変らないでしょうね、今後とも。 


507 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 17:01
今朝の日経新聞の一面記事を読むこと。営業利益の三割が海外から。
そのうち三分の一がアジア。
「中国などの高成長市場の需要を取り込み、電機や自動車、商社、建機などの業種が利益を伸ばした」とある。

北米が一番大きいことは事実でアメリカは一番大事にしなければならない国だけれど、
アメリカ人の半分近くが「リベラル」だと言うことも忘れてはいけないよ。 


508 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/17(月) 17:24
>アメリカ人の半分近くが「リベラル」だと言うことも忘れてはいけないよ。

それこそがアメリカの強さでしょうね。あとリベラルの中にマイケル・ムーアの
ようなサヨクは含まれないという主張も多いです、念のため。

>三分の一がアジア。
この中の相当数が、アジア経由アメリカ行きのいわゆる「三国間取引」となっており
アジアは単なるトンネルで最終消費地は「アメリカ様」ということも忘れては
いけません。アジアの国内市場は非常に小さいのです、思っている以上に。 


509 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 17:46
アメリカ向け迂回輸出にしたって、迂回しないと輸出できないわけだから、
中国様のおかげで儲けさせて貰っていることを忘れてはいけません。 


510 名前: 500 投稿日: 2005/01/17(月) 18:37
米国市場が日本にとり一番大きいことは事実であり、ゆえにアメリカは一番大事にしなければならない国だから
アメリカ人の半分近くが「リベラル」だと言うことも忘れてはいけないのなら

将来もし中国市場が日本にとり一番大きい存在となり、ゆえにアメリカは一番大事にしなければならない国となったら
中国が共産党の一党制による社会主義市場経済であることを念頭にそれとの摺り寄せをする必要が出るのでしょうか。

また対日貿易をする国が、いちいち日本の右傾化しつつある世論を考慮に入れるかといえばもちろん違います。

財界人はどこの国でもリアリストであり、ゆえに右派・左派とわず大衆の世論をかまびすしいと思う以上ではない。
せいぜいリスク要因の1つとして考える程度でしょう。
ですから政治リスクを避けるために、一方でイラク戦争に賛成また一方では靖国参拝に反対するのはリニアに直結するのです。
右派は前者に同意・後者に不同意し、逆に左派は前者に不同意・後者に同意している構図がはっきりしていますが
そんなの財界人は「ベクトルの向きが正反対なだけで、どっちも政治キチガイの戯言だ。うざったい」と感じているだけです。

ですからビジネスマンにとっては散人先生も塩津計も五月蝿いからさっさと死んでくれと感じていることでしょう。
経済的文脈で政治を語るのは大いに賛成ですが、政治的文脈で経済を語るのは左右をとわず正直、電磁波みたいです。

ついでに言いますと米国・西欧のどちらでも左派は日本のリベラルをリベラルと見なしていません。
かつて中国・ソ連の同調者であったのが、かなりソフトになっただけの人々。これくらいにしか扱いません。
現に知り合いのオランダ人が「なぜ北朝鮮の拉致被害者を右翼が支援しているのだ?」と聞いてきた折
>>500-501の内容を話したところ「まるで第三世界みたい」と随分ひどい感想をもらしてくれました。

ところでわが国の国別貿易額の円グラフ、教科書には必ずあるのにネット上ではなかなか見つかりません。
やっと見つけたのがこれです。
http://www.iti.or.jp/kikan52/52nagata.pdf 


511 名前: 訂正 投稿日: 2005/01/17(月) 18:38
将来もし中国市場が日本にとり一番大きい存在となり、ゆえに(×アメリカ)→中国は一番大事にしなければならない国となったら
中国が共産党の一党制による社会主義市場経済であることを念頭にそれとの摺り寄せをする必要が出るのでしょうか。 


512 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 20:20
なんか、よくわからないな、このひとの言いたいことが。

塩さんだったら(同じムジナかもしれないから)理解できるのかな。解説してちょっ。 


513 名前: 500 投稿日: 2005/01/17(月) 20:29
>>512
同じ穴のムジナは先生と塩津計さんでは?
逆方向で別々とはいえ、党派心の色メガネでものを見る悪いクセをお二方ともお持ちだと感じます。 


514 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 20:36
あっ、この人、塩さんとは同類とは認められたくないみたい!

多分塩さんも同じかも知れないね。

でも、何を言いたいんだろう? 正直わからない。 


515 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/17(月) 20:45
アタマの良い人のしゃべり方=論旨が明快であることだそうです(斉藤孝)。

サルでも分かる文章を書ける人があたまの良い人ということです。

分からない文章に出会ったら、それは書いている奴が悪いんで無理して読む必要
はありません。USO800の文章を私が読まないのも同じ理屈です。 


516 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 20:50
USO800さんのは、よくわかる感じだよ。(アンタ正直になれ!)

でも、500さんのはさっぱり意味不明。

国語力の問題なかな〜。 


517 名前: 500 投稿日: 2005/01/17(月) 20:55
財界人はイラク戦争に賛成した一方で、同時に靖国参拝に反対した。
右だ左だに囚われなければ自然とこうした結論になる。

これだけ書けばわかりやすいでしょうか。

塩津計さんとはまったく考えは違いますね。
アメリカ市場を優先するべきという部分は同じなのですが
「アジアビジネスなんてゴミもゴミ」という意見には正直目を疑いました。
中国嫌いは自由ですが、事実を誤認してはいけないでしょう。

でも先生も逆の傾向アリなんじゃないの? 言いたいのはこれです。 


518 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 21:01
現状認識が、まるでお粗末だね。

財界人はイラク戦争に反対した。

http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1570102516/E86808748/

もっと勉強してここに來てほしいな。 


519 名前: 500 投稿日: 2005/01/17(月) 21:08
>>518
賛成してますよ。感情論では嫌がる人が多かったのは確かで
「ブッシュ大統領がイラク攻撃を強行するのはやめてほしい、日本が付き合わされるハメになるから・・・」
いやいや賛成。これが正確なニュアンスでしょうか。

ところで財界でも米国市場にウェイトを置いた企業、中国市場にウェイトを置いた企業があります。
これらでも温度差はありますね。 


520 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 21:14
アンタの言っていることは、文章的に意味不明だよ。いくら行間を読んでもわからない。

塩さんの言うとおりかも知れないね。ご苦労様でした。 


521 名前: 500 投稿日: 2005/01/17(月) 21:59
保守/リベラルというのを抜きに、対アメリカまたは対アジアの思い入れを捨てて
どの相手が貿易でウェイトを置いているかを純粋に語ったほうがいいんじゃないの?
と提案したいんですよ。

先生は保守派・アメリカの悪いところばかりあげつらい、リベラルや中国等の批判はあまりしない。
塩津計さんはリベラル(サヨク)や中国等の悪いところばかりあげつらい、保守派・アメリカの批判はあまりしない。
こんなお互いにバイアスがかかったまま議論してもしょうがないんじゃないの?
どちらに付くほうが得かじゃなくて、どちらが好きか嫌いかで究極的には話してません? 


522 名前: 500 投稿日: 2005/01/17(月) 22:11
ちょっと語弊があるかな。

先生は経済を理由(営業利益の三割が海外から。そのうち三分の一がアジア)に
アジアのほうを向けとおっしゃるが、もし対アジア貿易のウェイトが仮に低いなら
ご自身はアジア重視の姿勢はとっていないだろう、とお考えでしょうか。

塩津計さんにもお聞きしたい。これもまた仮の話ですが
もし対中貿易が対米貿易を上回ったら、ご自身は理不尽な対日要求を呑むべきだと表明するだろう、とお考えでしょうか。

お二方も日本経済への利益を理由に対米・対中韓のどちらかにつくかを主張していますが
利益なぞは口実で、とにかく自分の(損得抜きの)贔屓の側に有利にしたいだけのように感じるんです。 


523 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/17(月) 22:54
「感じる」のは結構だけれど、あんまり思いこみで書いてほしくないな。

あいかわらず意味不明だし、もういいです。すみません。本当に。 


524 名前: 500 投稿日: 2005/01/17(月) 23:30
>>521-522も意味不明ですか。仕方ありませんね・・・わかりました。 


525 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/18(火) 07:19
>対中貿易が対米貿易を上回ったら

価値観の問題があります。日本の価値観と米国の価値観はかなり親和的ですが
今の中国の価値観と日本の価値観はそうとう異なります。500さんのいいたい
ことは「カネのため、貿易のためなら何でもありか?」ということを聞きたい
のだと思いますが、そうはならないでしょうというのが私の答えです。

繰り返しますが、今の日本やアメリカは現状肯定的でステータスクオを望む
現状満足勢力ですが中国はそれとは異なり、傷ついた自身の過去の痛みを癒す
ためにも現状を変更したいと考えるナチスドイツや軍国日本のようなところが
あります。そこが私は嫌なんですね。台湾は我が領土であり、軍事力による
統一も辞さないなんてナチスのズデーテンラント併合を彷彿させます。

中国が経済成長と共に温和になり日米に親和的な国になることを祈るばかりです。 


526 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/18(火) 08:06
>500さんのいいたい
>ことは「カネのため、貿易のためなら何でもありか?」ということを聞きたい
>のだと思いますが

そうかな〜? むしろ「しょせん好き嫌いじゃないの」という論点では? だったら議論しても意味ないと思った。

中国が嫌いな人に共通する点を知ってますか? 中国の存在を「個人的に」脅威ととらえている点。
自分の仕事、自分の雇用に対する潜在的な脅威と感じている。昔の欧米労働組合の日本叩きと同じ。

だから嫌中を唱えることは自分の職種を告白するみたいなもので、本源的なところで「カッコワルイ」。 


527 名前: 500 投稿日: 2005/01/18(火) 11:31
>>525
あなた自身が1円にもならないことをなぜしつづけるのか、それを自らに問うたほうがいいですよ。
この掲示板見てて思うんですよ。
片や国からの年金でヌクヌクと守られてる人々が反権力を気取りながら荷風を気取ってニヒルな放言をし、
片や憂国の士を気取るあなたは権力には鼻から相手にもされていないのに愛国心を語る。
すごいジレンマだなーと思うわけです(笑)

政治思想に走る人のほとんどは、悪いけど現実逃避であることが多い。
ナショナリズムであれインターナショナリズムであれアジア地域主義であれ、大きな話をすることで
自分が立派な考えの持ち主であるという自己満足感に浸ってることがほとんどです。
右は他国や他民族に責任を転嫁し、左は「搾取する者」に責任を転嫁してるだけ。
お互いに非難しあって自らの考えの正しさを証明しようと躍起になってますが。 同類ですよ。
片や愛国心という強迫観念に囚われ、片や平等・博愛・平和という強迫観念に囚われてるだけ。

塩津計さん、そんなに愛国心愛国心というなら、まずいくらか(数千万単位で)稼いでみてください。
1億円まではそれほど難しい金額ではないよ。 でも政治のことなんて考えてる暇なくなりますけどね。
べつに沢山納税して国家に貢献しろという意味ではなく、数千万単位というカネを手にして
かつそれを自力で稼ぐ力を手にして、なおかつそれでも今と同じく愛国心云々と言えるのかと
本気で思うんですよ。

国が滅びてもあなたの身が滅びるわけじゃないんだから、究極的には心配しなさんな。
まあ生活レベルが落ちるのはいやでしょうが。 


528 名前: 500 投稿日: 2005/01/18(火) 11:34
余丁町散人さんも。愛国心など古くて、国民が歴史に学ばず馬鹿だとまで絶望しているなら
なんでいちいち右傾化に警鐘鳴らすのか理解できない。 いったい何が困ることなのか?
保守・右翼は嫌いだけど保守・右翼を無視するのではなく保守・右翼にひたすら構って叩き続けるのが
暇つぶしの娯楽と化してるんじゃないですか。
日本に愛着がわかず嫌悪感さえ感じるなら、日本人やめちゃったほうが早いですよ。
あ、「日本が戦前回帰して、またアジアに」等の考えをもってしまう人は日本のかわりにアジア主義に染まってるだけで、
帰依の対象が違うだけで他者に同一化してるのはかわらない。
海外移住して、東アジアがお互いにナショナリズムの熱病にうなされて罵りあうのを
一観衆として傍観するなりエンジョイするほうがはるかにマトモのような気がしますが。

社会階層が低い人間を馬鹿にすること自体は良くなくても、
社会階層が低い人間がナショナリズムに逃避したら冷笑的にその社会階層の低さを馬鹿にしてもいいようですが
人間がおのれの利害に沿って意識を形成するのは既にマルクスが初期に指摘(『ド・イデ』)してること。

「蟷螂の斧」。(お互いに思うところの)「敵」に有効打を与えるなり、
「カッコワルイ」連中から逃避する方法はいくらでもあります。

正直空しくありませんか? 「カッコワルイ」人間のいないところに場所替えしようとせず嫌いな日本にいつづけるのは
結局お金が無いか、保守・右翼叩きが日々のゲームとなって結局それが楽しいだけだと思います。
正義を行っているのだと思っているなら 権力の検閲を避けるためにも
海外からネットで発信したほうが安全ですよ。
日本は危険で「カッコワルイ」連中ばかりといいながら日本にまだいるのは、結局まだ日本が居心地いいんでしょうね。 


529 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/18(火) 13:01
500さん、やっぱアンタ頭悪いは。自分で自分の言いたいこと整理できてない。
教養と能力がないのに背伸びして漢字を並べているだけじゃない。これじゃあ
会話は成り立たないよ。 


530 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/18(火) 13:33
まあ、相当こたえたみたいだから、意地悪爺さんのブログも効果はあったかな。

それと、ネットで有名なカリスマ投資家(塩津計)も馬鹿にされてるね。無知は恐ろしい。 


531 名前: 500 投稿日: 2005/01/18(火) 13:36
>>529
言いたいことはそれだけですか?
天下国家を語る前に自分の生活心配したほうがいいと言いたいの。
あなたは自分の生活ほっぽりだして高邁な理想語ってるんですね。
それってハタから見ていると、すごく軽くて説得力ゼロなんです。

あるていどの抽象的思考能力があれば理論を体系化できるし
レトリックを駆使して議論でも最低限負けないくらいのことはできるようになる。

あなたはあちこちの掲示板で論破したこともおありでしょう。
若い頃は暇も多いから本を読む時間もできるし、そこで仕入れた知識を
使ってみたいという誘惑にかられるものです。

でもね。相手を論破したところで相手の考えはそうそう変わらない。
論破して、相手は沈黙する。でも転向するかというとそうではなく
ホトボリ冷めたらまた以前と同じこと言い出すのが常です。

いざというときに反論する力を養うために論理的一貫性、現実的妥当性を持った
ロジックを構築し説得力のあるレトリックを磨く努力は必要です。
でも論破してどれだけ世の中変えられたと思いますか?
論理的一貫性、現実的妥当性だけでは論破できるだけで影響力はゼロに等しい。
発表された媒体や、発表者の社会的信頼または社会的地位、権力人脈金脈などがないと
だれも聞く耳を持たないんですよ。

いまのままでは他人にいいように利用されて終わりますよ。それでもいいのですか?
自己犠牲の精神なのだとおっしゃるかもしれない、でも誰からも感謝されません。
そうでなくするためには別の能力を磨く必要があります。もっとしたたかに生きなさい。 


532 名前: 500 投稿日: 2005/01/18(火) 13:57
>「しょせん好き嫌いじゃないの」という論点では? だったら議論しても意味ないと思った。

そういうことです。醤油ラーメンと味噌ラーメンの「どちらが正しいか」を「証明」しようとしたら
好き嫌いではなく理屈の体系もちだすことになるでしょ。
結局好き嫌いでしか話してませんよね。なら好き嫌いだけのほうがいい。後付けに理屈付けするから疲れる。

余丁町散人さんが「俺は死ぬまで斜めに構えてやる」と決めてるなら、私はその生き方は尊重しますよ。
広く一般に論を問うてるのではなくストレス発散と割り切ってるなら、どうにもなりません(私)
私は正直 余丁町散人さんの立場がうらやましい。イヤミではなく本当に。
だからその隠居後の暇の使い道がストレスを拡大再生産させる悪趣味なもんで勿体ないなーと思う。
それでも楽しいというのなら何も申し上げることはありません。 


533 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/18(火) 16:48
>何も申し上げることはありません

外れっぱなしだったけれど、言って気が済んだみたいですからよかったですね。

せっかく塩津計を追いつめていたのに、焦点がぼけてしまった。

塩津計よ、チャルマー・ジョンソンの「日本異質論」のかっこ悪さと「中国脅威論」のかっこ悪さの違いを述べよ。 


534 名前: 野良 投稿日: 2005/01/18(火) 17:52
>>529
塩津さんもたまにいいこと言うなあと思った。 


535 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/18(火) 20:56
>チャルマー・ジョンソンの「日本異質論」
興味ないので全く無視してます。彼は黄禍論者ですね。

>「中国脅威論」
これは何を意味するんでしょう。不必要に中国の「経済的」脅威を煽り立てる
人のことをさすのでしょうか。それなら興味ありません。これがもし中国の
傷ついたナショナリズムをばねとした排外主義の高まりを指摘していることを
さすのであれば、カッコ悪くもなんともありません。冷静なチャイナウォッチャー
だといえるでしょう。なお中国の国防次官がラムズフェルドに「日本の軍事的脅威
は米中双方にとて有害だ。日本は軍事的独立を目指し米中に挑戦しようとしている」
と浅薄な警告を発したところ、ラミーに「日本は米国の同盟国。脅威でもなんでも
ない。それより何で勝手に潜水艦を日本の領海に侵入させたんだ。説明しろ」と
やられ、「あ、あれは、じ、事故です」と顔面蒼白になって退散したとか。
笑いました。 


536 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/18(火) 21:15
チャルマー・ジョンソンぐらい読んどいたほうがいいよ。

答えは、どっちも格好悪いのは変わらないってこと。中国は(日本が結局米国に利用されたように)利用する方がいい。 


537 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/18(火) 21:46
>カリスマ投資家

ただの一投資家です。私の毒気を理解できない無教養な連中に分際を知らして
やったことはありますけどね。 


538 名前: 野良 投稿日: 2005/01/18(火) 22:42
Chalmers Johnsonなので、
「チャルマーズ・ジョンソン」または「チャーマーズ・ジョンソン」と表記されることが多いようです。

最近の彼はもっぱらアメリカ帝国主義批判ですね。 


539 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/19(水) 07:11
失礼、カタカナ表記は難しい。キシンジャーかキッシンガーか、ゲッパートかゲファートか、いまだによくわからない。

うちにはフランス語風に人の名前を話すやつがいるので尚更。 


540 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/19(水) 07:52
>ただの一投資家です

株式投資だけで一億円儲けることは、いくら玄人でもはっきり言って難しい。

ところが農村とか地方じゃ簡単にこれが出来る。

「千万二千万は金じゃない、億が金だ」……これ武田百合子『富士日記』での鳴沢村のオバハン連中の会話。
昭和41年の記述だから、いまの物価水準じゃ10倍だね。

あの辺りから日本のワークエシックスが劣化をはじめ、日本文化のヒャクショウ化が始まったと見ている。 


541 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/19(水) 13:52
え、そうなんですか。1億円もうけるのって珍しいんだ。
私はそうは思いませんが。「株の儲けは我慢料」ってね、キュウエイカンも
言ってます。こらえ性さえあれば、結構誰でも一億はいけるんじゃないですか。
五十歳五億が私の根拠レスのスローガンです。 


542 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/19(水) 14:11
まあ、儲けは元手次第だからね……。

その点農民は戦後の農地解放でただで貰った農地という元手があるからはるかに有利。

固定資産税をいくら引き上げても農地の端っこをちょっと使って駐車場にしたりパチンコ屋にすれば全然平気。

かくして日本の田舎はパチンコ屋とラブホだらけとなった。 


543 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/19(水) 15:08
その通りですね。日光に車で先日行ったのですが、沿道にこれでもかこれでもか
というくらい廃墟になった潰れたパチンコ屋が醜い姿を晒していました。
ツワモノどもが夢の後ってところですかね。 


544 名前: 笑平 投稿日: 2005/01/19(水) 16:01
パチンコ屋って北朝鮮系列、韓国系、民族系ってあったけど
土地成金系ってあったのですか? 


545 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/19(水) 17:27
ゲップハートってのもありました。最近ではウォルフォヴィッツがウルフォヴィッツ
になっていたりして。「ダンスウィズウォルフォヴィッツ」というNYTの
OP−EDがあったなあ、モーリーン・ダウドの。 


546 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/19(水) 17:59
>パチンコ屋

営業主体は北朝鮮系とかいろいろあるみたいですが、土地を貸して儲けている地主はみな同じ。ヒャクショウです。 


547 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/19(水) 22:41
やっぱり、日本は農村がガンだな。あいつらのおかげですべてが歪められている! 


548 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/20(木) 15:14
NO!損!なんちゃってえ。昭和35年には人口の70%をNO−民が占めていた
後進国が、一気に世界で最高クラスの科学技術工業立国にのし上がったことがもた
らしたインパクトは強烈。これを国家の分裂、社会の分裂もなしに成し遂げるため
のコストが、「田中角栄型土建屋政治」だったのでしょう。ポイントはこの型の
政治の役割が既に終了し、これからは今までのように百姓を甘やかすことはもはや
不可能だしその必要もなくなったという認識の変化をもつことです。いつまでも
田舎ナルシズム、田舎ユートピアニズム、田舎礼賛を叫び続ける、例えばアクさん
のような時代遅れというか認識のアジャストメントが出来ないおつむの硬い方々
を粘り強く説得しつつ最後は冷然と切り捨て押し切る事が、これからの日本の政治
に突きつけられた課題だと思っています。 


549 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/20(木) 16:50
>NO!損!

「ノーと言える都会人」ですか。でも簡単ではない。
敵は人口比でこそ3%と少ないが、なにせ日本国土の大半を保有している「支配階級」。
町人からは絞れるだけ絞るのが当たり前、これこそ政治だとの固い信念を持っている。
「ぞうきんとサラリーマンは絞れば絞るだけでる」だって。

それと、アクさんは、そんなことおっしゃってなかったように思う。 


550 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/20(木) 21:07
いいえ、田舎者にかなり同情的でした。少なくとも問題から意図的に目をそらし
引き続きコクドの均衡ある発展路線を維持すべしという論調でした。ああいう
ヒャクショウの第五列みたいなのが沢山都会に潜んでいることも、百姓の目に
あまる横暴を許しているんだと私は憎んでいます。 


551 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/20(木) 21:29
だんだん、わかってきたようじゃの〜。
敵は手強いぞよ! なにせ金を持っている。
オンラインで農協新聞ちゅうのがあるが、あれだけ金をかけたオンライン新聞は知らんぞ。
宣伝のためなら徹底的にお金を使う。ナチスみたいじゃな。
NHKもそうじゃ。朝から昼の間は、「明るい農村」みたいな番組のオンパレード。
旦那さんは見ていないかも知れないけれど、家庭の主婦は簡単に騙されてしまう。
奥さんが家庭で一番発言力があるので、その結果「一億総エコロ(実質プロ農協)」になる。 


552 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/21(金) 11:22
あの主婦連、環境保護主義者、立松和平(最近見ないなあ)はみーんなプロ農協。
稲穂が風にそよぐ風景は日本人の心の原点だとかという与太話を平然といって
のける。あれだけ物価値上げ反対、大企業の横暴は許さん!とおだを上げていた
主婦連、地婦連が、なぜか品質もよく値段も安い農産物の輸入の話になると
「アメリカの圧力に屈するな。日本の農村を守れ」という重商主義者、保護主義者に
早変わりしてしまう滑稽さ。高くて品質の悪い国産農産物を愛用せよという
国粋主義に「へーんしん」。なんじゃこりゃ?という感じ。一度ドタマをしゃもじ
でぶっ叩いてやろうかと思ってます。 


553 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/22(土) 07:57
> 後進国が、一気に世界で最高クラスの科学技術工業立国にのし上がった
> 高くて品質の悪い国産農産物を愛用せよという国粋主義に「へーんしん」

人間や国家というのはそんなに簡単に変化しないもの。
戦後の日本の発展は戦争で足踏みしていたのが到来したに過ぎないし、
主婦連の活動もイデオロギーに基づくものではないので、インフレ、デフレ
で言うことが変わってもおかしくはない。(賛同はしないけれど) 


554 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/22(土) 08:38
>主婦連の活動もイデオロギーに基づくものではないので

オオハズレ〜。世間知らずだねえ、アンタ、相変わらず。 


555 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/22(土) 10:13
主婦連=共産党のことが言いたいのでしょう。
高尚なイデオロギーというものではないということ。
まあ強いてイデオロギーと言うなら反米「イデオロギー」でしょう。
それより重要なことは「世の中ころころ変わる」と思うあなたは物事
の表層しか見ていないということ。 


556 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/22(土) 13:51
>主婦連=共産党のことが言いたいのでしょう。

へえー、やっぱり。

>強いてイデオロギーと言うなら反米「イデオロギー」

やっぱりねえ。

>高尚なイデオロギー

イデオロギーに高尚も低級もありませんよ。ドグマに凝り固まった人間は
すべからく「視野狭窄」になります。そう、キツネに取り付かれたあなたの
ように。 


557 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/22(土) 14:28
なるほど。塩さんのレベルで話をしてあげようと思ったのが余計なお世話だった
ようで。

相当参ったと見えて戦法を変えてきたね。 


558 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/22(土) 21:15
あなたは常に勝利者です。いやー参った参った。

ぐわーっはっはっはっはっはあのっはっはっは。 


559 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/22(土) 22:00
ふむふむ。

それはさておき。盆暮れのUターンラッシュを見ると、都会人の多くは田舎
と繋がっていることを痛感します。奥さんは大変だけれど、旦那や子供は爺
さん婆さんから大切にされるから、「田舎の優しさ、素朴さ」を感じてしまっ
て憧憬を抱くことになるのです。
時代が流れて、田舎との繋がりが薄れるようになると変わるかもしれませんが。 


560 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/22(土) 22:56
共産党の下部組織に堕落した地婦連、主婦連に替わる新たな主婦の代表組織を
日本も、持たねばならない時期に来ているということでしょう。安くて美味い
カリフォルニア米をもっと大規模に輸入しましょう。 


561 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/22(土) 23:47
中国が絡んで来ないと妙に冷静な塩さん。 


562 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/23(日) 16:05
中国が絡んでも同じだよ。わかっちょらんのう。 


563 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/01/27(木) 19:29:33
いや、そうではない。
その背景には、自分が中国にやられてしまうという不安感がある。
でも、強者はそんなこと心配することないのにね。 


564 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/30(日) 20:39:55
ちがうんだよ、そこがわかってないんだよ。
中国を過度に過大評価するのをやめさせたいだけなんだよ。
商売は常に互恵的なものであり、相互が平和的に取引する限り、そんな
やった、やられたの関係にはならない。
ペプシとコカコーラの関係には日中はならない。

それにねえ、あの国は、中国は満身創痍ですよ。

これからどういう道を歩むのか、楽しみですよ。私の予測があたるのか、
他の人の予測があたるのかも含め、非常に楽しみですよ、観察するのがね。 


565 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/30(日) 22:14:55
小平が死んだときに中嶋嶺雄が中国が崩壊する5通りほどのシナリオを
書いたけれど全部外れた。
塩さんはそんなドジはしないと期待するけれど、中国崩壊のシナリオをどう
予測するのですか。 


566 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/30(日) 22:26:39
貧富の差拡大と汚職の蔓延による共産党の正当性喪失。
環境汚染の深刻化、公害問題の発生による政府不信の高まり。
経済成長の鈍化に伴う社会不安の爆発。
水資源の枯渇と農業不振の深刻化。
新疆ウイグル、チベット、朝鮮族などの分離独立運動の高まり。 


567 名前: 銀狐 投稿日: 2005/01/30(日) 22:45:49
あのう、それはシナリオではないでしょう。
あなたが書き散らしたことなど、誰でも知っていること。
まさか、自分たちウヨクだけが知っているとでも思っているのじゃないと
思うけれど。
それを踏まえて、どういう筋書きで崩壊するか。 


568 名前: 塩津計 投稿日: 2005/01/31(月) 10:39:54
そんなこと、ノーワンノーズ。

危ない、危ない。 


569 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/02/01(火) 20:33:27
あまり知的な議論じゃないな。「希望的観測」は良くない。中嶋某と同じだよ。 


570 名前: 銀狐 投稿日: 2005/02/01(火) 23:17:51
塩さんの「希望的観測」に倣って私も希望的観測をしましょう。
中国は全然社会主義ではありません。激しい競争社会です。日本のほうが
社会主義的です。それと独裁と言えば独裁ですが、それが政策の方向転換
を迫られたときには速く切り替えが出来るという利点がある。日本が就業
人口のわずか 5% の農民に振り回されているのに対して、中国では就業人
口の 50% が農民であるにもかかわらず、すっぱりと FTA 政策を進めてい
る。この点が日本と大きく異なる、そういう意味で全く違う社会なのです。
日本の尺度で考えると誤った結論を出す。今の中国崩壊論は大体そうです。
おそらく、10-20 年ぐらいかかって人口の 30% ぐらいが中流になるでしょ
う。それらの人は意識も高く、ナショナリスト的感覚を排して国際感覚を
身に着けているでしょう。そうなれば政治も必然的に変わり、民主化も進み、
それが社会に良い影響を与えるでしょう。
そうなると周辺部の独立運動というものは形骸化します。今の状態でも朝鮮族
は勿論、チベット族でもダライ・ラマさえも中国のもとにあった方が発展す
ると言っているのですから。
ただ、不安材料はウイグルでしょう。これだけはイスラムが関わってくるから。 


571 名前: 塩津計 投稿日: 2005/02/01(火) 23:59:11
中国の農業は崩壊しています。そして水資源の乱用と森林破壊の結果、深刻な
水不足が発生している。これはカンタンには解決できない。

日本は資本主義国ですが中国は共産主義国です。このタテマエというのが
非常に重要で、これに中国にはそのDNAに深く深く刷り込まれた汚職構造が
ある。この汚職が深刻化すると中国では常に革命が起き、王朝が倒れ、もらえない
貧乏人は溜飲をさげますが、しばらくすると別の人がまた似たような汚職まみれ
となり、またまた王朝が倒れました。中国人はこれを四千年間飽きもせずに
繰り返してきました。これからも繰り返すでしょう。こうして中国は西欧に
追い越され、日本に追い越されたのです。汚職はある意味でサービスをカネで買う
合理的なシステムです。ただこれは閉鎖的なシステムで第三者を排除する閉鎖的な
社会だけで通用する合理的なシステムです。中国人はオープンな競争社会が嫌い
だし、そういう社会に暮らしたことがありません。今後とも暮らせないでしょう。
そうなるとインサイダーになれた人はOKですが、中に入れない大多数の負け組
には不満が鬱積します。これが頂点に達すると民衆は革命を起こします。革命は
今後とも起きるでしょう。こうして中国という壮大な三途の川は同じところを
ぐるぐるぐるぐると回り続けアジア的停頓を繰り返すのでしょう。 


572 名前: 銀狐 投稿日: 2005/02/02(水) 00:08:33
典型的な反中イデオローグの論法ですね。易姓革命が繰り返されるから
中国は崩壊するという、実に安易な話。 


573 名前: 野良 投稿日: 2005/02/02(水) 15:29:43
この論法も同じところをぐるぐるぐるぐると回り続けアジア的停頓を繰り返してますよね。 


574 名前: 塩津計 投稿日: 2005/02/02(水) 21:25:29
中国に深く深く組み込まれた「汚職構造・腐敗構造」こそが易姓革命の原動力
だというお話さ。何よりも「孝」を重視する中国人は汚職を克服することが
できない。それゆえオープンでガラス張りでフェアな社会を半永久的に築けない
でしょう。だから定期的に「革命」でガラガラポンして社会のガス抜きをするのが
中国社会の健康維持法。だめだ、こりゃ。 


575 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/02/02(水) 21:48:57
中国の王朝が「革命」で転覆するには、数百年かかるのが歴史的事実。

だからいまの共産党王朝も数百年は続くね。それを無視するのは「希望的観測」。 


576 名前: 銀狐 投稿日: 2005/02/02(水) 23:16:58
注意すべきことは、清の滅亡はそれまでの王朝の滅亡の原因である内部問題
というよりも世界的な変革の中で起こっていること。
この時から中国史は大きく変質している。明の滅亡までしか通用しない易姓
革命を敷衍すること自体が無理。 


577 名前: 銀狐 投稿日: 2005/02/02(水) 23:58:45
こんなこと書いても偏見に取りつかれた人には納得してもらえないから、
やはり散人さんの説明のほうが塩さんに対しては説得力があるかな。 


578 名前: 塩津計 投稿日: 2005/02/03(木) 00:03:36
中国が透明でフェアでまともな社会を生み出すことを祈るばかりです。
今の中国社会は過酷だわ、悲惨だわ。誰も信じられないしらけ社会だわ。
中国人が個人主義(自分勝手)になるのも分かる気がします。

フランシス・フクヤマのいうTRUSTの無い社会ですね。 


579 名前: US0 800 投稿日: 2005/02/04(金) 12:17:11
フランシス・フクヤマたら、ネオコンのビッグ・ネームの一人でありながら、
どたんばでケリー陣営に寝返り、コペルニクス的転換か?
と騒がれた人ね。

彼を好きかね。

なら彼にならって反ブッシュ路線へと衣替えしたまえ。 


580 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/02/04(金) 22:39:43
>今の中国社会は過酷だわ、悲惨だわ

えらく中国人に対して同情的じゃない?
ニッポンナショナリストとしては本来ならばうれしいことであり、同情的な発言は「非国民的」発言じゃないの? 


581 名前: 銀狐 投稿日: 2005/02/04(金) 23:46:11
山本夏彦にかぶれて世の中に正義は無いと散々言っておきながら、ヘーゲル
に毒されたフクヤマが好きとはね。本当に都合のいいところだけつまみ食い
する人だ。 


582 名前: 塩津計 投稿日: 2005/02/05(土) 08:18:08
>本当に都合のいいところだけつまみ食いする人だ。

それが基本です。私は誰にも絶対的な帰依などしない。いいところはいい、
悪いところは悪い。是々非々でお付き合いする。それだけよ。 


583 名前: 銀狐 投稿日: 2005/02/05(土) 13:33:59
> いいところはいい、悪いところは悪い。是々非々

フクヤマの trust の背景にはヘーゲル的な「正義」の概念があるでしょう。
それと正義など無いという主張とは論理的に矛盾している。
概念のつまみ食い以前に、あなたのは言葉のつまみ食いに過ぎない。 


584 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/17(木) 14:26:52
銀狐さんの「ナショナリズムは相手が強いことを認めていることと同じで、カッコワルイ」とするご意見(このスレッドじゃなかったかも知れないけれど)に賛同します。

今ブログの方に、変なニッポンナショナリストがたくさん来るのですが「顔中ナットウだらけにして歯をむき出しにしている」みたいでクサイ。 


585 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/17(木) 22:31:21
汚い例えだなー。 


586 名前: 半兵衛 投稿日: 2005/03/18(金) 16:25:35
今どの国だってナショナリズムが盛んでない国なんてない(中国もね)
EUだって小国じゃ無理なんで寄席集まったいいけど
国の格差が流入を防げなくてウヨクが台頭し始めてる
管理人は全世界が納豆クサイというのかな
上の方で少数派が暮せないウンヌンの話があるけど
理屈はいいよ現実はどうなのさ
差別のない国なんてないだろうが
結局冷戦が終わったら次は民族紛争がやまないじゃないか
それより大嫌いなブッシュがパレスチナで歴史的な和解をやろうとしてるよ
武力が話し合いを超えたのかな
さてだいぶ納豆臭くなったみたいだ 


587 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/18(金) 17:09:31
そうですね。世界中ナットウの臭いであふれている。

地球紛争化防止のためには、ナットウ臭排出規制を定めて各国ともに努力しないとあかんですね。 


588 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/03/18(金) 18:40:32
どうして日本の周りにはナショナリズムキチガイなお国ばかりなのでしょうか?やはり偉大な日本への嫉妬? 


589 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/18(金) 22:26:40
嫉妬でしょうね。韓国って何時も背伸びしすぎて自滅しているミジメな歴史の国
ですが、今回も自滅の道をまっしぐらに走り始めましたね。 


590 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/18(金) 22:29:09
韓国人の場合、納豆にニンニクまぶしているからもっとクサイかも。 


591 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/18(金) 23:48:51
ところが、ニンニク臭も、ナットウ臭も、まき散らしている当の本人には気がつかないのです。

最近の日本は、臭いな〜。 


592 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/03/19(土) 00:09:04
日本のナットウ臭は周辺諸国の悪臭戦略に対抗するため、また、国内を他国臭に染めたい勢力やファブリーズ勢力への耐性を付けるため少しずつ分泌され蓄積したもの。おおもとから絶たねばナットウ臭は消えまい。 


593 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/19(土) 00:14:15
一番臭いのは中国で、これに負けない臭さを放っているのが韓国。
これに気が付かない人は自分が臭すぎるから、カモ。用心、用心。 


594 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/19(土) 00:17:39
歴史的、客観的に見て、どっちが大元か……。考えてみましょう。 


596 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/03/19(土) 13:58:46
臭いの大本は一緒だったりして。 


597 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/19(土) 20:40:21
客観、客観という人に限って主観が入りすぎというケース多し。用心、用心。 


598 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/03/19(土) 22:36:10
愛国心を否定する姜尚中自身が熱狂的な愛国者であったりするようにね。 


599 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/19(土) 22:37:48
あれ、マジにカッコワルイ。ニッポンナショナリストも同じようにカッコワルイ。 


600 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/19(土) 23:53:11
>>584
「どうして農村住民はウヨクなのだろう?」での書込みですね。御賛同ありがとうございます。
ナショナリストの使う常套手段の中に中国と韓国を一緒にして、両国に対する敵愾心を煽る方法
があります。ところが、例の内閣府の各国への親近感調査で中国と韓国へのイメージの乖離が起
こったので、ナショナリストたちは内心あわてているようです。対中感情が悪化して「それみた
ことか」と喜びたいところが、同じサンプル回答者が対韓感情を好転させているのですから。
ということで、現在の彼らの主目標は一般人の対韓感情を悪化させることにあると考えられます。 


601 名前: かなごころ 投稿日: 2005/03/20(日) 07:17:30
塩津計さんの書きこみに大いに膝を打ちましたので、
敬意を払って、始めて書きこみさせて頂きます。

>>一番臭いのは中国

おおいに同感です。これに気がつかない人はどうしようもないかと。
残念ながら日本にそれはもう沢山いる訳ですが。
しかもそれを普遍的と勘違いしているのが何とも…。
日本における漢語文化は明治で終焉です。
それ以降の日本人の漢語ナショナリスト(中華主義者)は
ただ想像の共同体を中国に転移しているだけですよ。
中国だけでなく米国やヨーロッパに移転する人も沢山います。
これらアメリカ流のグローバル・スタンダートの信仰や
ヨーロッパ・リベラルに対する信仰において転移が発生しており、
これらの転移症状は現状況に対する
日本人としての冷静な判断を奪ってしまっています。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487188516X/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163584307/

余丁町散人さんは想像の共同体をお読みになっていると
思ったのですが、もしかしたら未読でいらっしゃるのでしょうか…。
日本のナショナリズムが、不自然な転移の反転としてのナショナリズムではなく、
文化形成としての自然として存在するなら、そのナショナリズムは
国民の文化生活という側面において有意義なものになると思います。 


602 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/20(日) 09:54:56
臭いのは中国であり、韓国の一部ですね。韓国は馬山市が「対馬の日」を制定
しました。日本のどこかの地方自治体が対抗して「朝鮮の日」を制定して
笑いを誘って欲しいですね。これが笑いになるのが日本で、笑わないのが韓国の
一部。臭い、臭い。

カンサンジュンの欺瞞性が広く日本で認識されて始めていることは慶賀の至り。
あいつも似非ですからね。臭い、臭い。

これに気がつかない人=銀狐
臭い、臭い。 


603 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/20(日) 12:38:21
コンコン。塩さんだって独特の異臭を放っているくせに。
私は中国に対する無批判な憧れなど持ち合わせていない。それだからこそ、
口角泡を飛ばして中国を罵倒する人々に組したくないのです。
ことさら「反中」を叫ぶ連中からは中国コンプレックスの臭いしか感じられ
ない。実にカッコ悪い。 


604 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/03/20(日) 14:49:35
どれだけ色眼鏡をかければ現在の中国にコンプレックスを持てるんでしょうか。別にそこまでしてコンプレックスを持ちたいとも思いませんが。 


605 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/20(日) 15:47:34
核も持ってるし、安保理で拒否権も持ってるし……普通の眼鏡で見れば、向こうの方が強い。

それをコンプレックスに結びつけてしまうのは、修行が足らないんだけれどね。 


606 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/03/20(日) 15:52:46
何が強いんですかね?発言権?それとも戦争(笑)? 


607 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/20(日) 16:17:44
> 日本における漢語文化は明治で終焉です。
> それ以降の日本人の漢語ナショナリスト(中華主義者)

これは意味不明ですね。この部分が無ければ読める文章で、塩さんがいつも
言っていることを学問的に表現したものなんですが。 


608 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/20(日) 16:20:51
100年まえも世界中の人が清が強いと思ってきた。そしてみんなはずれた。
中国をフラットにみれば、あの国がそんなには強くなく、むしろ弱い国だという
姿も見えてくる。中国が強いと言いたがる人は中国を知らない人、行ったことの
無い人に多いように思える。

口角泡を飛ばしている人って、誰なんでしょうね。どうでもいけど。 


609 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/20(日) 16:33:43
コンプレックスを持っている人はそのことを認めたがらない。 


611 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/20(日) 19:05:56
>> 608
「強い」と「弱い」を交換しても、そのまま成立しますね。 


612 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/20(日) 20:37:58
銀狐が思うところは何でも成立します。お幸せに。 


613 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/03/20(日) 21:33:15
お幸せに。 


614 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/20(日) 21:41:18
基本的命題を再び。

ナショナリズムとは、何を言おうと結局「衆を頼む」ということなので、カッコワルイ。 


615 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/20(日) 23:02:58
> 「衆を頼む」

その通りですね。彼らにはそのほかは「日本人だから当然」という論法
しか現在のところ有していない。
長谷川三千子の「からごころ」は女性に多く見られる脇の甘さから、ナショ
ナリストの本音が垣間見られて、大変参考になる本です。外国の文化をひ
たすら取り入れて咀嚼した姿勢をそれなりに評価しつつも最終的には「から
ごころ」として批判し、「やまとごころ」の復権を唱えます。しかしその
「やまとごころ」の実体は納得の行く形では示されていない。一見勢力を
伸ばしているように見えるナショナリストたちも理論武装の点ではお粗末な
のです。 


616 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/21(月) 08:10:05
「衆を頼む」と「民意」を混同してはいけませんね。自分に都合がいいときは
多数決を支持し、自分が都合が悪くなると多数決を「ファシズム」「多数の
横暴」と呼ばわったどいた過去もとい土井たか子の世界に転落してはいけません。

そして基本的命題にからむと日本では排外主義的ナショナリズムはほとんど勢力
をもたず支持はないが(例外的に頑張っているのが反米ナショナリストで
イラク戦争をやっているのも反米ナショナリスト・プロ市民)、お隣の中国や
韓国では政府がバックアップしたかなり性質の悪いナショナリズムが沸き起こって
いる。従って日本のナショナリズムを懸念するより中国や韓国の性質の悪い
ナショナリズムを懸念すべきだ。

長谷川三千子なんて、あんな頭の悪い女の本、よく読むねえ。時間の無駄よ。
よほど暇人じゃなきゃ、あんなもの読むべきではない。もっと読むべき本は
いっぱいあるよ。 


617 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/21(月) 09:41:57
まだわからんようだな。

ナショナリズムはカッコワルイ。相手がカッコワルイのにそれに反発してナショナリスティックな行動をとるのは相手と同じレベルに自分を貶めることになる。 


619 名前: かなごころ 投稿日: 2005/03/21(月) 18:11:47
ナショナリズムの根幹は言語化できない根源的な基底を無理やり
言語化(観念化)しようとする試みですよ。
基底は無理やり言葉にすれば自然としかいいようがなく、コスモポリタニズム
もそこを通らなければ共同体回帰を語るロマン主義と同レベルでしかありません。
ロマン主義的なナショナリズム(保守イデオローグ言説)と、
自然としか呼べないナショナリズムはきちんと区別するべきかと思いますよ。
(みなさんごっちゃにされているようなのですが)
>「やまとごころ」の実体は納得の行く形では示されていない
表現できないということです。自然は概念化すると、変質して、
ナショナリズムになってしまいます。だから示せないのです。
ナショナリズムとして声を挙げるナショナリズムは幻想のロマン主義ですよ。
長谷川さんは「からごころ」の頃はナショナリズムと距離がとれて、その分、
自然に近いのですが、だんだんロマン主義化して離れてきているのは残念です。
この手のことについて語った本は吉本隆明の共同幻想論などがなかなか面白いと思います。 


620 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/21(月) 20:19:48
>相手がカッコワルイのにそれに反発してナショナリスティックな行動をとるの
>は相手と同じレベルに自分を貶めることになる。

そんな人、日本にいないじゃないですか。誰がシナ人やチョーセン人の真似して
国旗焼いてます?あちらさんはマナーもクソも無い、臭い臭い連中ですが、
日本人は紳士淑女ばかりでしょうが。ここをきちんと抑えないと、話がずれ
ちゃうの。まるであっちの人みたいですよ。旧日本社会党が事実上の北朝鮮の
スパイだったのを連想しちゃうんだな。 


621 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/21(月) 20:25:20
賛同するかどうかは別として、おっしゃることは分かる気がします。
自分の理解が正しいかどうかのための確認ですが、
> 自然としか呼べないナショナリズム
というのは、例えば小津安二郎の映画に出てくる、何も言わなくても分かり
合える夫婦や親子の情景などがそれに当てはまるのでしょうか。 


622 名前: かなごころ 投稿日: 2005/03/21(月) 20:37:57
>>銀狐さん

はい、そういった形で良いと思います。
吉本も親子と夫婦を対幻想として考えていますね。
これは、保守イデオローグが唱える人種優先性や他者への反感を
メインとした概念的ナショナリズム(もしくは概念的コスモポリタニズム)
とは全く違うものであり、彼らはそういったものを利用しているといえますね。
拙い言葉ですが語ってしまうと、政治的言説がどのように社会に
流れようとも決して変わらない人間の時間的営みということになると思います。
そういった根幹的な場を研究して思考を積み重ねてゆくことが、大切だと思います。

きちんとナショナリズムを研究すれば、ナショナリズムの立場から
ナショナリズムを批判して、ありうるべきナショナリズムを考えてゆく
ことが出来ると思います。A・ベネディクトなどは、こういった試みに
取り組んだ尊敬できる学者だと思います。日本では柳田先生の研究を
考えてゆく必要があると思います。 


623 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/21(月) 20:38:21
> 長谷川三千子なんて、あんな頭の悪い女

中央公論新社「憲法改正」では中西輝政や福田和也よりはましなことを書いて
いたと思いますが。

> ここをきちんと抑えないと、話がずれちゃうの。

目糞鼻糞を笑うの類ですね。 


624 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/21(月) 20:55:29
>> かなごころさん
ありがとうございます。
>彼らはそういったものを利用しているといえます
これも当たっているかどうか分からないので御批判願いたいのですが、
かつての文部省唱歌「われは海の子」は本来七番まで歌詞があり、漁村に
生まれ育った子が成長する様を歌い、ごく自然な流れとして最後の結びの
「いで軍艦に乗り組みてわれは護らん海の国」に続く構成を見て、実に巧
みに自然な生活や成長を軍国主義に結びつけるものだと感心したことが
あります。このようなものだという理解でよろしいでしょうか。 


625 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/21(月) 21:42:57
>中西輝政や福田和也よりはましなことを書いていたと思いますが。

比べる相手が悪すぎますがな。中西さんって、あーゆー人だったのかなあ〜。
福田のデブは論外の外。 


626 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/25(金) 21:20:27
>われは海の子

富士山についても同じような表現があったような……。

たしか「四方を見下ろす富士の峰」だったかしら。 


627 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/25(金) 21:32:48
もちろん、「四方」というのはよその国のこと。 


628 名前: ?銀狐 投稿日: 2005/03/26(土) 08:08:59
神戸のある高校の校歌の歌詞は「四海に輝く我が日の国を担わん前途の希望に燃えて」
で、随分国粋主義的(学校自体はそうではない)だなあと思ったのですが、創立が昭和
初期ですから仕方ないですね。
その近くにある高校の校歌の歌詞は「ほのぼの明くる朝ぼらけ」と六甲の自然を歌った
もので、全然違う。やはり大正デモクラシーのときの創立だからなのでしょう。 


629 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/28(月) 20:53:54
やっぱり、IQは重要だな。つくづくそう思った。

日本では、アホが我が物顔に横行しすぎている。 


630 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/28(月) 21:30:05
盛岡第一高校の校歌は「軍艦マーチ」のメロディをつかっているそうですよ。

四方の海、みなはらからと思う世になど波風のたちさわぐらむ 


631 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/28(月) 22:23:10
哀れ、塩津計。しょせん、インサイダーの話には付いていけないのだな。 


632 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/29(火) 06:08:29
在日関西人のディープなお話には、ついていきないくないもんで... 


633 名前: 笑平 投稿日: 2005/03/29(火) 08:14:39
まあ、関西は日本じゃないって、景気のいい頃、関西の方が
いっているだからね。

それはそうと、東京都がようやく、臨海副都心の第三セクターの
破綻処理、損切りするようですね。東京ファッションタウンと
タイム24。数千億がゼネコンと都職員の天下りに消えたとも
いえますが、全国の支店とかの人が人間が働いたり、物品やサー
ビス購入した結果、それらの会社の本社のある東京で納税した税金が
こうなったとなれば、地方の間接的に払った税金で、東京に余計なものを
つくるなっていえませんかね。

どーせ、また大名貸だから、債権放棄して、そのツケは低金利と
都銀の手数料アップとなるのでしょうか。 


634 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/29(火) 16:09:16
>在日関西人

塩さんにしてはなかなかの名文句。気に入った。今度使わせてもらおう。

関西人は「ニッポン」に対してどうもしっくり来ない違和感を持っている。
だから戦争の時は大阪師団が一番弱かった。コスモポリタンだね。 


635 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/30(水) 20:04:17
関西の人たちと話していると「あのね、日本ではね、そういうことはしない
んだよ」と、つい言ってしまうんですよね。それで誰ということも無く
「在日関西人」という言葉が生まれた。東京に溶け込もうとしない関西人に
多くの人が「違和感」を感じているんですね。 


636 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/30(水) 20:26:06
だから、東京は偉大な田舎なんですね。薩長土が東京を支配した明治時代以降だと思う。 


637 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/30(水) 22:17:56
先日、山崎正和さんのお話を聞く機会があttのですが、彼は関西出身(京都?)
ながら、日本で一番田舎者は関西人だと言っていました。世界中の近代国家は
言語を統一するところからスタートして日本の関西を除くすべての地域は「標準語」
を受け入れているのに、ただ関西人だけがいまだに威張って自分の方言を日本中で
話して顰蹙をかっていると。こういう自己中心性、視野狭窄の依怙地なところが
関西凋落の最大の原因で「東京何するものぞ」などと、あさってな妄言を吐いて
いるうちに眼中に無かった名古屋にすら大阪は抜かされてしまったと大阪を嘲って
いました。さすが教養人ですね、山崎正和さんは。 


638 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/31(木) 00:18:58
面白いことに中国が嫌いな人と関西が嫌いな人はかなりの確率でオーバー
ラップしていますね。

それはそうと、学問の世界では圧倒的に関西優位なのはどう説明しますか。 


639 名前: 銀狐 投稿日: 2005/03/31(木) 07:04:43
そもそも、「関西」という言葉自体が「関東」を意識して作られた言葉で、それまでは
「畿内」とその周辺をあわせた「近畿」だったのです。
「関西」を使い出してから関西の凋落が始まったと言っても良いです。ということで
> 「東京何するものぞ」などと、あさってな妄言
これは結構当たっていますね。つまり「関西ナショナリズム」とでも言いましょうか。
まあ特定の地域や国家を憎んで、それによって励まされるというのはあまり良い結果を
生まない、ということを示しているようなものです。 


642 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/31(木) 09:45:27
上海と北京はどっちが都会かと云うことを考えてみよう。

関西(畿内)は日本の上海なのよ。上海訛りは直らない。 


643 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/31(木) 14:53:58
郷にいれば郷に従え。この基準をクリアーできない人たちが「在日関西人」と
呼ばれ、顰蹙をかっている。それだけのこと。マナーさえ守ればいい。
東京に溶け込もうとしている関西人は嫌われない。それだけのこと。関西人も
意地張るのをやめて肩の力を抜けばいいのにね。そうすればきっと良いことあると
思うよ。これ老婆心ね。 


644 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/31(木) 21:29:50
塩さんが尊敬している北尾さんとやらは、テレビで見る限り、大阪弁をしゃべるね。 


645 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/31(木) 22:53:41
あの人は立派な関西人です。 


646 名前: 塩津計 投稿日: 2005/03/31(木) 22:54:57
お金のある人、力のアル人は何をやっても許されるのです。お金も力も無い
関西人は北尾さんの真似をしてはいけません。 


647 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/03/31(木) 23:09:26
お金も力もない関東人は、どうすればいいのだろう? 


648 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/04/01(金) 00:23:34
エープリルフール↓

http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C111252006/E318807557/index.html 


649 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/01(金) 05:47:43
地元にいる人は、強いのよ。そして関西に赴任している関東人はまじめだから
みんなそれぞれの赴任地に溶け込もうとしている。在日関西人と違って。 


650 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/04/01(金) 14:59:05
だったら、海外に住む日本人は、もっと努力して「日本なまり」を直さないと地元にとけ込めないと言うことになるね。 


651 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/03(日) 22:46:19
全く同感。
帰国子女でモデルあがり?の「はな」のクッサイ訛りは何とかして欲しいね。あれナニ?
両親はどこ出身?栃木?聞き苦しいというか、不愉快。 


652 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/04(月) 23:19:08
それにしても中国のナショナリズムは醜悪ですな。かっこ悪いねえ。どんどん
中国がミジメになっていく感じがする。 


653 名前: USO800 投稿日: 2005/04/05(火) 06:49:07
ナショナリズム=病んだ愛国心

健全な,美しいナショナリズムなんか無いんだよ。 


654 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/05(火) 07:03:34
あるんだな、それが。それをペイトリアティズムというんだよ。チミのような
サヨク無政府主義者(=ウヨク)にはわからんだろうけどな。 


655 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/04/05(火) 11:54:31
>帰国子女でモデルあがり?の「はな」

散人はファンである。あの子アタマ良い。 


656 名前: USO 800 投稿日: 2005/04/05(火) 12:21:31
アメリカのペイトリオット・アクトって、治安維持法もどきの悪法らしいね 


657 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/05(火) 22:13:18
アタマがいいのと、言葉が汚いのは別。あれはメディアには相応しくない。
モデルとして写真だけで勘弁して。あのほくろも整形して削除しろ。
それにしても、あの髪型。なんとかならんかねえ。 


658 名前: 余丁町散人 投稿日: 2005/04/05(火) 22:17:40
英語が苦手な塩津計のコンプレックス。 


659 名前: 銀狐 投稿日: 2005/04/05(火) 22:46:46
論文を書いているとつくづく思いますが、
「英語で表現できない論理は正しくない。」

「これはちょっと?」と思う文に出会ったら英語に訳してみるといいかも
しれません。 


660 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/06(水) 17:13:40
>「英語で表現できない論理は正しくない。」

かぶれんな、バカ。 


661 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/06(水) 17:15:04
>英語が苦手な塩津計のコンプレックス。

日本語が苦手な散人さんのコンプレックス。 


662 名前: 銀狐 投稿日: 2005/04/06(水) 23:16:53
>>660
論理的な文章を書けない人間の負け惜しみと言えよう。 


663 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/07(木) 23:47:10
キツネクン、君は常に勝利者だ。 


664 名前: USO 800 投稿日: 2005/04/08(金) 21:22:30
勝ち負けに固執する人は、強さの真の意味が分ってないから、
わんわん吠えながら心ではいつも負け犬なんだよ。 


665 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/09(土) 12:25:01
なんだ、わかっているんじゃないか。それで何時も泣いているんだね。 


666 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/09(土) 21:43:05
中国人のナショナリズムって、醜悪だね。こんな醜いナショナリズムが高揚して
いる国は、アジアには他にないね。ミジメ。 


667 名前: USO800 投稿日: 2005/04/09(土) 23:04:10
飽きたんだよ。おなじことばっかり。
キミ,爺ぃ? 


668 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/09(土) 23:05:53
古人曰く人生とは反復なり。この単調さに耐えられない人物は小人である。 


669 名前: USO800 投稿日: 2005/04/09(土) 23:16:51
それで何時も怒っているんだね。 


670 名前: 塩津計 投稿日: 2005/04/10(日) 00:45:22
これでまた、中国が嫌いになった人が増えたね。

Posted: Sun - April 10, 2005 at 05:36 PM   Letter from Yochomachi   農業問題   Previous   Next   Comments (5)  

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